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Fukushima 50 (英雄フクシマ50)

先ほどのMonreal先生のスライドでも「50人の日本人作業員が最後の砦だ」という一節がありましたが、海外の報道では英Guardian誌米ABC News米FoxNewsなどが「Fukushima 50」として、その他の報道でも「50人」という人数を英雄扱いする報道がなされています。
 → Fukushima 50に世界中からエール : ギズモード

実際は50人“のみ”で作業しているわけではなく、被爆の機会を分散するため作業員は入れ替わり立ち替わり交代しています。

最前線で危険な作業を担うのは、東京電力のほか、東電工業、東電環境エンジニアリングといった子会社、原子炉を製造した東芝、日立製作所などメーカーの社員たちだ。(略)
 地震発生後には800人いたが、15日朝に4号機で火災があり、750人が退避。監視などのために残った50人が、フクシマ50になった。その後、新潟県の柏崎刈羽原発などからも応援が駆けつけ、交代しながら作業。送電線を引いて電源を確保する作業員も加わり、18日朝には総勢約580人になった。
 → asahi.com:「英雄フクシマ50」欧米メディア、原発の作業員ら称賛


「命知らずの50人」みたいな扱いになっていますが、実際は心の底から恐いと思います。トラブル時でも計器や炉周辺の目視を遠隔でできるよう、耐放射線仕様の汎用ロボットがあれば...