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スマホの高解像度競争、2015年には400ppiに達する

スマートホン分野では、iPhoneに引きずられるように高解像度化が進行中。
SID 2011でも東芝やSamsungの子会社から高解像度パネルが出展されています。

 → 東芝、367ppiの高解像度モバイルディスプレイ披露 - ねとらぼ
 → サムスン子会社、タブレット向けの高解像度(300dpi)LCDを発表 - CNET Japan

そして最近iPad向けのサプライヤーに仲間入りしたらしい、台湾Chimei Innolux社の偉い人曰く、
「2015年には400ppiに達するだろう」
と、まだまだ高解像度化するとの見通しが。
 → 【SID】「スマートフォン用パネルの精細度は2015年に400ppiへ」、Chimei Innoluxが見解を示す - Tech-On!


ノートパソコンでは高解像度化が足踏みどころか逆行すらしているのと対照的です。

PCでの「高解像度」というと、

 =情報量の多さ

という認識になりますが、

 =文字も絵も小さくなる

というデメリットも付いて回るのが問題です。

もちろんOSのDPI設定で改善できますが、普通の人はいじらない設定ですし、変えるとデザインが崩れて使いにくくなることもしばしばです。

これがiPhoneのようなスマートホンだと「高解像度」=キメの細かさ(高画質)という認識に近くなります。タッチパネルで拡大縮小がしやすいおかげで「小さくて見えにくい」というデメリットが緩和されることも大きいのかもしれません。

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 → 蹴茶: タブレットPC液晶事情、CMIが新たなiPadパネル供給元に [5.7]
 → 蹴茶: 300dpi 高精細な電子ブック、E Inkとエプソン共同開発 [5.17]