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J形ガスタービン 実証運転でタービン入口温度1,600℃を達成

最新型ガスタービン「M501J(J形)」の実証運転で入り口温度1600度の目標達成。
入口温度1700℃を目指す国家プロジェクトの成果を一部反映させての商用化。
 → 三菱重工|世界最高効率のJ形ガスタービン

 → 三菱重工|ガスタービン開発物語
 → 三菱重工|F形ガスタービンの開発
 → 三菱重工|G形ガスタービンの開発

M501J、M701Jが加わる
三菱重工ガスタービンラインナップ

※ 追記メモ

◆ G形
 1993年に開発着手、1997年初頭に完成
 F形をベースに入口温度を1500℃に向上した第4世代ガスタービン。
 初の回収形蒸気冷却方式が燃焼器に採用された。
 タービンには超耐熱合金が採用。
 全面フィルム冷却、遮熱コーティングなどで温度を維持している。


◆ H形
 1996年に開発着手、2001年に第2次試験。
 1,2段動静翼を蒸気冷却。3段は空気冷却式、4段は無冷却。


◆ M501J
 G形ガスタービンからさらに100℃入口温度を高め、1600℃を実現
 ガスタービン定格単機出力 約32万kW / GTCC発電出力 約46万kW / 熱効率 60%以上(60Hz機)
  → プレスリリース 2011年12月20日

◆ M701F5形ガスタービン
 J形の最新技術を実績あるF4形に応用し、GTCC熱効率 61%以上を達成
  → プレスリリース 2011年9月26日

参照
 → 産業用大型ガスタービンの技術系統化調査