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次期Android 「Ice Cream Sandwich」x86版はARM版と同時

Atomタブレットを売る上で最大の難点だったx86 Androidリリースのタイムラグ。
そのバージョンの遅れが無くなるとのこと。

Intel ビル・キルコス氏
『次期AndroidであるIce Cream Sandwich(開発コードネーム)世代では、IA版とARM版はほぼ同じタイミングでリリースする』
 → 笠原一輝: Intelのタブレット向けAtom戦略を聞く

ソフトウェア面でのリカバリーが進む一方で、ハード面でも2013年前半までに22nmプロセスのAtomを投入すると本腰宣言してます。台湾の半導体製造 TSMC社との戦いでもあります。

■ 45nm世代 現在出荷中
 Oak Trail Windows7タブレットとして製品化

■ 32nm世代 2012年前半投入
 Clover Trail ターゲットはWindows8タブレット

■ 22nm世代 2013年前半投入
 Silvermont (CPUコア)

■ 14nm世代 アリゾナにFab42建設中
 Airmont (CPUコア)

パソコン用としてはSandyBridgeが既に32nm。来年には22nmのIvyBridgeが来ます。
Atom系は1~2年遅れていますが、これは製造プロセスが異なることに起因しています(参考)。

Core iシリーズの製造プロセス
インテルの製造プロセス 非Atom向け

Atomの製造プロセスは低消費電力仕様の別プロセス P1266.8, P1269, P1271
インテルの製造プロセス SoC向け

参考記事
 → IntelがAtomのロードマップを修正、消費電力でARMに匹敵すると主張 - EE Times Japan
 → 笠原一輝: Intel、ノートPC向けの新熱設計枠と14nmプロセスのAtom