FPD International 2011、これは凄いをいくつか

個人的に楽しみにしている展示会「FPD International 2011」。
ちょっぴり未来を感じられるディスプレイの展示会です。
いくつか取材記事があがっていますが、中でも興味深い写真が多かったアスキー。
　→　ASCII.jp：FPD Internationalの会場で来年のスマホの姿を見た

１．
まず驚いたのはSamsungの超薄型＆狭額液晶。
　→　サムスン電子では55型の超薄型テレビ

店頭に並んでいる市販モデルも相当薄くなってますが、これは薄いというレベルではなく、狭ベゼルと相まってパッと見た感じ“映像が浮いている”ように見えます。これが2、3年後には買えるのか。

２．
次は“見えない”ガラス。
　→　日本電気硝子の「見えないガラス」

私たちにお馴染み、ノートPCのノングレアは表面で乱反射させることで映りこみを消してますが、これは乱反射させるのではなく99.5％透過させることで映らなくしています。

形成された反射防止膜は実に両面あわせて 30層。これノートパソコンにも使えるのでしょうか。出展企業である日本電気硝子は巻けるガラスも展示中です。
　→　FPD International 2011｜展示会情報｜会社情報｜日本電気硝子

３．
最後は手袋をはめたままでも使える車載仕様のタッチパネル。
　→　車載仕様という静電容量式タッチパネル

長い手袋で運転されている女性の方は多いですし需要はありそう。
またこれは10点同時のマルチタッチに対応。

これまでのカーナビは縮尺変更や地図移動がお世辞にも使いやすいとは言えず、スマホの操作にユーザーが慣れてくると、カーナビの作法もスマホ化するのは時間の問題と思われます。



TMDも車載向けのマルチタッチ対応パネルを出しています。
　→　インセル型タッチパネル機能付き７型低温ポリシリコン TFT液晶ディスプレイの開発
　→　静電容量型タッチ・パネル機能を内蔵した液晶、TMDが開発 - FPD - Tech-On！