次世代オーディオ

99.10.2

いろいろなメディアが出てきましたが、著作権保護機能の有無で大きくふたつに分けられます。

  1. MP3を使う製品は、わざわざコスト高になる保護機能付きを使うことはまずありません。ダイアモンドマルチメディアの「RIO」、IOデータ「HyperHyde」などが典型的な製品です。
  2. MP3以外の圧縮を使う製品はたいていの場合、著作権保護機能のついたメディアを採用しています。ソニーのメモリースティックウォークマンがその代表ですね。松下も独自の圧縮方法を採用する予定でなので、SDメモリーカードを採用しています。
例外:東芝はSDメモリーカード、スマートメディアの両方採用。これはMP3も著作権保護のあるLiquid Audioも採用する二股作戦。

著作権保護グループはさらにふたつに分けられ、米Sandisk開発のSDメモリーカードを採用するところと、ソニー開発のMagicGateメモリースティック採用のグループに分かれています。国内に限って言えば、ソニーが上手く各企業を取り込んでいるようです。逆にアメリカなどに目を向けると、メモリースティックの知名度はいまひとつで、SDメモリーカードのほうがわずかに優勢のようです。

著作権保護機能なし 著作権保護機能あり
メモリースティック MagicGateメモリースティック
ソニー、三洋、富士通、アイワ
ケンウッド、シャープ、パイオニア
MMC
IOデータ、DNA
SDメモリーカード
東芝、松下
スマートメディア
東芝、富士通、日立、サムソン
ダイアモンド、クリエイティブ
対応製品なし

MMCは「MultiMediaCard」、SDは「Secure Digital」の略 

 

メモリースティック関連

9/30 ソニーが9社にメモリースティックをライセンス
ソニーが三洋、富士通、アイワ、ケンウッド、シャープ、パイオニアの6社とメモリースティックのライセンス契約を結びました。どうも著作権保護機能のついたMagicGate版メモリースティックの発表を待っていたようですね。これでシャープケンウッドからはメモリースティックを使った携帯音楽プレイヤーが出てくることになります。→ 記事

9/24 ついに登場 メモリースティック ウォークマン
メモリースティック(MS)ウォークマンが10月を待たずに早くも登場。ただ、現在既に売られているMSは音楽用に使うことができず、著作権保護用の特別なMGメモリースティックが必要になります。

  今回、9/2に発表されているIOデータのMP3プレイヤー‘HyperHyde’と較べてみました。ATRAC3 と MP3を単純に録音時間だけで優劣を決められるとは思いませんが、参考に32MBへの録音時間を書いておきました。
  WALKMAN HyperHyde
圧縮 ATRAC3 MP3
高音質
標準
低音質
EXモード 約30分
SPモード 約40分
LPモード 約60分
128Kbps 約30分
  96Kbps 約44分
  64Kbps 約66分
電源 内蔵バッテリー 4時間 単4アルカリ 7時間
表示 液晶 LED
メディア MGメモリースティック
32MB \13,500
MMCカード
32MB \12,800
転送 USB パラレル
価格 \45,000
(64MBメディア付属)
\19,800
(32MBメディア付属)

WALKMANは価格の高さ再生時間の短さがネックに思えます。内蔵バッテリーは交換することができないため、単4電池が使えるHyperHydeとは実際にはもっと差が出てくると思います。メディアも色々なところで採用が決まり安くなっていくMMCカードに較べ、音楽専用のメモリースティックがどこまで安くなるか疑問です。PS2でも採用されませんでしたしね。

結論として、これがソニーマニアな人たちを越えて広く受けるとは思えませんね。もっと小さく、長時間使えるようにすることが必要だと思います。ヘッドホン一体型のような、MDには真似のできない形もインパクト大です。そしてなによりライセンス料の引き下げなど、メモリースティックのソニー以外への売り込みが必須だと思うのですが。

最新版:インターネット音楽配信用語集