鳴り物入りで登場してきたGeForce256。
だんだんと各メディアでも取り上げられるようになりましたが、その実態はまだまだ謎です。
他のレビュー同様、DirectX6.1上ではふるわない結果に終わり(体感では速い)、逆にOpenGLではダントツの結果が出ています。AKIBA PC Hotline! HotHot REVIEW
なんといっても4万円前後という値段が目に付くカノープス製GeForce。しかし本家ドライバーの出来が不完全、発熱が凄い、CPU並みの消費電力などネットでよく聞かれるGeForce特有の癖の強さは、逆にカノープスの腕の見せ所です。期待通りこれらの問題を見事クリアーし、安定して動くのなら、4万円という値段も妥当かもしれません。
はやくもネット上にGeForce256のレビュー記事が現れています。一時はTNT2とあまり変わらないのでは?との評価が多かったですが、PowerStripでVsyncが切れることが判明し評価が一変した感じです。画質に関しては賛否両論で、しっかりしていて綺麗という人もいれば、文字が滲むと意見もあり、好き嫌いの問題でしょうか。
1.きちさん
PowerStripを使いCreativeドライバーでは外せないVsyncを切った状態、さらにはクロックアップした状態でのベンチマークを取られています。Vsyncを切ったGeForce256は凄まじいのひとこと。ゲームを使ったベンチマークでは軒並みTNTの2〜3倍のスコアを叩き出しています。2.U-Techさん
GeForceのプロパティ画面、各種ベンチマーク画面のスクリーンショットを掲載しておられます。VsyncはONのままです。3.懲りない話+延長戦
最終話を迎えた「懲りない話」ですが、ふらっと癖で立ち寄ると延長線と題してGeForce256レビューが掲載されていました。さすが!(笑) はかせの総評は画質も含めてかなり厳しいものになっています。4.eclipse
ベンチの結果はFRだけですが、導入時のトラブル、画質、(タイトル上に)付属の冷却ファンの評価などが書かれています。
DDR(Double Data Rate) SDRAM を使ったGeForce256ボードの発表が相次いでいます。先に出回わっているノーマルSDRAM を搭載したものに較べデータ転送速度は2倍になります。 (発表記事:Creative / ELSA Japan) これで内部だけでなく外部バスも256ビット相当になるのかな。
話は変わりますが元々GeForce256はコアクロックが120MhzとSavage2000の150Mhzに較べ格段に低い。RivaTNT2 Ultraでも150Mhz、Savage2000+にいたっては200Mhzまでいく予定です。逆に言えば、製造工程の改良でコアクロックを上げていくことができれば敵なしの性能を持つはずです。
3dfxはNapalm遅れの責任を取ったのかCEOが辞めてしまいました。あとGeForceに対抗できるのはS3のSavage2000だけかと思いきや、ATIから思わぬ伏兵RAGE Fury MAXXが登場。ボード上にRAGE 128 Proチップを2枚搭載、画面上と下を2枚で分担処理するというSLIに似た方法で高速化を図っています。チップ開発で半歩遅れているATI、力技で復帰。
製品の登場は11月、価格は$250から$300程度。2枚載せると冷却ファンも2ついるわけでコスト上は絶対に不利ですが、ATIの存在が薄れてしまわないよう、なりふり構っている場合ではない模様。きびし〜
今週末から店頭に並んだクリエイティブ製のGeForceですが、Riva系のBBSでは画面にゴミが出る、固まってしまうなどトラブルが報告されています。WindowsNTでもD3Dが動かない、インストーラーが上手く働かないという状態です。PC雑誌にも書かれていましたが、まるで「ベータ版」のようなドライバの完成度の低さが原因のようです。
台湾地震の影響があるはずなのにこんなに早く出荷されていること自体、かなり不思議(^^; ドライバのバージョンアップならあとから対応できますが、チップのリビジョンアップだけはどうにもなりません。人柱を望まないのなら12月ぐらいまで待ったほうがいいかも。
あと誰もが口を揃えて速いと言っているのがOpenGLでの速さ。OpenGLを扱っているサイト3D GRAPHICS EDGEでは、SGIのOnyx IR2と比較されていますが、見劣りするどころか肩を並べる結果を出しています(笑)