夢物語だった音楽のオンライン配信が、いよいよ現実味を帯びてきたのですが・・・
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[Impress]SME、邦楽新譜の有料音楽配信を開始
[日経]SMEが有料の音楽配信を開始へ
いよいよソニーが今月20日からネットでの音楽配信の詳細を発表しました。驚いたことに1曲の値段がなんと350円。これはどう考えても高すぎです。しかも消費者を馬鹿にしているのか、シングルのカップリング曲、ジャケットの画像、歌詞などは一切配信されないとのこと。「いったい誰が買うんだ?」と思っていたら、そこはそこしっかり裏があるようです。
→ SMEがネット音楽配信を急ぐ理由(BizTech編集部)
つまり、レンタル店の出現で安い価格が普及してしまった二の舞を防ぐため、わざと高い価格で先手をうったという説。このBizTech編集部の推測を裏付けるようなZDネットのインタビューが
なんとも業界の顔色ばかりうかがっていますねぇ... 本気でネットに出回る違法MP3に立ち向かうなら、ソフトバンクが設立したイーズ・ミュージックのように最低でも一曲100円程度に抑える必要があると思うのですが。
このイーズ・ミュージック、SpeedNetなど次々に新しい構想を打ち出すソフトバンクが作った会社です。この設立記者会見に出席したJASRAC(社団法人日本音楽著作権協会)の評議員でもある向谷実氏は、このあとJASRACを辞任しています。100円という値段をめぐってJASRAC内でかなりもめたようで、自ら辞任したというより辞めさせられたのかもしれませんね。
たいていのところは否定的な意見です。
「シングルCDが2,3曲入って800円ちょっとだから、1曲400円程度でしょ?」
と言われて誰が納得するのでしょうか?(笑)[MYCOM]問題あるぞ音楽配信
[BizTech]音楽配信サービス開始するSMEの思惑
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