ソーテックの真意

99.9.24

つい2、3年前まではあまり知る人もいない中小ブランドだったソーテック。もともとはノートの設計をメインに行い、韓国のTrigemに製造を委託してほそぼそとやっていたのですが、去年あたりから低価格デスクトップPCを発表、低価格ブームの一翼を担ってきました。そして波にのるソーテックが送り出したのがあのe-oneでした。

トップブランドに 11/24

日経マーケット・アクセスが冬商戦前に行った調査によると、なんとソーテックが購入候補第一位になっています。アップルとの訴訟問題が新聞やテレビに取り上げられたのと、一回見たら忘れられないインパクトのあるCMをうてたのが功を奏したのでしょうか。日本のデルになれるか、ソーテック。

Biztech News CID_onair_biztech_pc_87372

ソーテックの真意 9/24

アップルからの訴えでついに販売停止になってしまったe-one。裁判所は消費者が混同する恐れがあるとしています。まぁ、普通のPCユーザーならマックとWindowsを間違えるようなことは決してないと思いますが(笑)、初めてパソコンを買うような人は間違えることがあるかもしれませんね。

勝手な想像ですが、ソーテックにすれば判決はどっちでも良かったような気がします。もともと去年の(社長の鶴の一声で)横浜優勝記念モデル発表のように、話題に乗って名前を売るのが得意な会社です。今回も本当の目的は売名のように思います。民放だけでなく、NHKのニュースにも取り上げられ、新聞の1面には写真付きでドーンと掲載。あっちにもこっちにも「ソーテック」の名前が。まともに宣伝しようものなら恐ろしい金額の企業広告をうてたことになります。

余談ですが、インテルのある幹部はソーテックを‘日本のデル’と言い、数年のうちにNECや富士通が伸び悩むのを後目に大きく成長するだろうと予想しています。

アップル vs ソーテック もう一組のライバル対決 9/10

iMac と e-one 騒動で一躍有名になったソーテック。この一体型PC以外に目を向けると、ノートPCでも妙に類似している点が多いことに気が付きます。ともに19.8万円の 同一価格の上に、名前までそっくり。今のアップルを象徴するようなデザイン命の iBook、かたやWindowsノートのトレンドを象徴する薄型WinBook。あなたはどちらがお好み?

パーツ iBook WinBook
CPU G3プロセッサ 300Mhz Celeron 400MHz
メモリー 32MB 64MB
HDD 3.2GB 6.4MB
グラフィック ATI RAGE Mobility Trident KB2.5DVD
CD-ROM 24倍速 -
液晶サイズ 12.1インチ 13.3インチ
解像度 800 x 600 1024 x 768
FDD 内蔵 外付け
モデム 56k 56k
接続ポート
スロット
USB 1
10/100Base-T 1
USB 1 / CRT 1
PCカードType2 2
重量 3.0kg 1.9kg
価格 198,000円 198,000円
デザイン

  コラムトップ