蹴茶バックナンバー 2001年 8月

とにもかくにも NorthwoodのPentium4 8.30

凄いですねぇ...インテルは。昨日から行われているIDFというイベントで、Pentium4 2Ghzをオーバークロックして3.5Ghz動作のデモを行ったそうです。
 「こないだ出したPen4 2Ghzはギリギリ頑張った線ではなくて、まだまだ余裕なんだよ」
とでも言いたげです。

2Ghzになったことで、Athlonに後れを取っていた分野も肩を並べるようになりました。秋葉原ではPen4の2Ghzが7万円という久しぶりの高値を付け、インテルにとってみれば高くても売れるCPUを復活させこと成功したことになります。あとは昔のように一定のペースで周波数をあげていけば大きく稼げそうですねぇ。デスクトップ版Palominoもなかなか出せないAMDさん、頑張らなきゃ!

CPUを買う自作ユーザー、特に静音に気を遣う者からすると発熱の凄いPen4はまだまだ射程外。少しは発熱の収まるNorthwood版のPen4を待ちたいところです。加えてNorthwoodになれば、セカンドキャッシュが2倍の512KBになります。元来Pentium4は512KBを想定して作られたCPUとも言われ、コスト高になることを理由に仕方なく現在の256KBにしたという話があります。512KBになったPen4はユーザーからすれば楽しみであり、AMDにとっては手強すぎる強敵となりそう。

ほ〜ねっと 祝 50,000 ヒット! 8.28

 

昔は蹴茶にも記事を提供してくれていたGadiwさんのほ〜ねっとが50,000ヒット達成です。おめでとさんですぅ。ほ〜ねっとは蹴茶よりもずっとPS2やゲームキューブ、X-BOXといったコンシューマー系のネタに強いので、そこらへんが気になる人は要チェック。

Mobility RADEON 7500 発表! 8.28

やっとMobility Radeon-M と -D が出始めたばかりなのに、もう次の製品が発表されました。今度はRadeon2を元に作られたモバイル向けグラフィックチップです。現行のMobility Radeonとの違いはまず「POWERPLAY technology」と名付けられた省電力機構を備えている点、そして内蔵するメモリが最大32MBまで増えたという2点です。「POWERPLAY technology」は要するにインテルのスピードステップやAMDのPowerNowと同じもので、その時、その時に応じてクロック数と電圧を変化させるというもの。発表があってもすぐには出てこないので実際の製品は来年になるのかな。
 → http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/08/27/24.html
 → http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010828/ati.htm

最近はATIが元気‥‥ というよりも、NVIDIAがX-BOXでお疲れ気味といった方が適当なのかな。NVIDIAの構想通りなら、去年中にGeforce3を出し終えて今ごろはGeforce4の噂をしていてもいい頃合いですもんね。
 → DirectX 8.1でATIの技術を採用した理由

Pentium4 2.0Ghz 発売開始 8.28

新しいSocketになる478ピン用のPentium4 2Ghzが秋葉原にお目見えしました。2000年の3月6日にAthlon 1Ghzが発表されてからわずか1年半で倍になってしまいました。ここまで速いペースでクロックが上昇した理由をあげるなら、1つはAthlonの頑張り。そしてもう一つはPentium4の不人気ぶりがあげられると思います。
 → http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20010825/etc_p4bargain.html

インテルにしてみればAMDへの反撃の切り札となるPentium4のはずが、実際蓋を開けてみればAthlonどころか取って代わるはずのPentium3にも劣る人気の低さ。こうなっては悠長にクロックを上げていくわけにもいかず、Athlon、そしてPentium3を圧倒するだけのクロックまで急いで上げるしかなかったといえます。この急激なクロックアップによってインテルが当初目論んでいたの儲けは吹っ飛んでしまいましたが、ライバルのAMDにとってもインテルと同等かそれ以上のダメージを受ける結果となりそうです。

何ヶ月か前に、Pen4 買うなら来年新春あたりを目処にNorthwoodのPentium4 1.7Ghzがお薦めということを書きましたが、その1.7Ghzも2万円台に突入してしまいました。2002年春頃には確実に2万円を切っていそうです(^^; 10/28 近辺に再度Pen4の値下げがあるそうデス。

Windows XP対応ゲームリスト 8.22

Windows2000登場時にもやっていたPCゲームのWindows XPへの対応リスト。最新の月刊アスキーに載っていたものがWebにも掲載されてます。ええ世の中じゃのー(笑) WinXPβ2を使った1回目と併せて全部で71本のゲームをチェックしています。記事にはゲーム毎に詳細なトラブルレポートが書かれているので、XPに持ち越したいゲームがあれば一度目を通しておくといいですよん。
 → Windows XPゲーム互換性リスト 1st Edition
 → Windows XPゲーム互換性リスト 2nd Edition

ゲーム名

Win2000対応

WinMe対応

WinXP

アリス in ナイトメア

X

シリアスサム

TRIBES 2

Unreal Tournament

クリムゾンスカイ

コリンマクレーラリー2

×

ブラック&ホワイト

三國志VIII

信長の野望 嵐世記

Age of Empires 2

×

×

Diablo2

ウルティマオンライン

×

バルダーズ・ゲート2

×

見ての通り、EverQuestやAnarchyOnlineは載ってません。でもまぁ、WinXPは一般向けOSという位置づけなので、VerantやFuncomが「玄人向けのWindows2000には対応しないよ」というようなことはないと思うんですが。どうなるかな(^^;

3Dゲームができるノートパソコン ベスト3を選んでみる 8.22

いま現在メインに遊ばれているEQやDiablo2などはかろうじてRAGE Mobilityシリーズや、Savage IX/MXなどで遊べています。が、すでに発売済みのAOや、12月に発売されるEQの拡張パックShadows of Luclinなどは最低でもGeforce2 MX以上を要求してくるというハイスペックゲームです。そしてもう一つの注目株スターウォーズオンラインも、FAQを見ると最低スペックが「2002年下半期のローエンドマシン」とあります。たぶんデスクトップでのローエンドを指していると思うので、これもGeforce2 MX以上と見るべきでしょうねぇ。いよいよノートパソコン、ピンチです...

そこで今回、EverQuest SoLSTAR WARS GALAXIESの要求に耐えることのできるノートパソコンを選んでみたいと思います。あくまで蹴茶の独断による選定ですし、価格もとんでもなく高いものが混じっているので参考になるかどうかは微妙です(笑)

3Dサウンドの行方 8.21

サウンドブラスターで有名なクリエイティブメディアから、サウンドチップAudigyが発表されました。注目は3Dサウンド「EAX」の次世代バージョンEAX ADVANCED HDです。3Dサウンドを使うと、前からの音は前から、後ろからの音は後ろから聞こえるようになります。一応、前2個のスピーカーだけでも仮想的に後ろから聞こえるようにできますが、当然ながら後ろにもスピーカーを置いた方がよりはっきりと3D効果が発揮されます。

ADVANCED HDの特徴を見ると、今は無きライバルであり、後にクリエイティブ自身が買収したA3Dの長所をそっくりそのままEAXに付け足したような感じです。買収から1年かけてA3DとEAXを統合し終えたんでしょう。A3Dの良さが新EAXに受け継がれているといいのですが。
 → Creative、3Dオーディオ技術のAurealを買収

ここからは雑談。
クリエイティブはシンガポールの企業で、もともとはパソコンショップだったらしいです。最初は中国語が話せるパソコンなどを売りに出しますが失敗。その後オーディオシステムである程度の成功を収め、1988年にはアメリカに進出しGame Blasterという製品を発売します。が、当時はAdLibというFM音源内蔵のサウンドカードが人気で、Game Blasterは不発に終わります。

そこでクリエイティブが放った次の一手はAdLib互換のカード「Sound Blaster」でした。ちょっと前までSound Blaster互換というのがサウンドチップの常識でしたが、そんな真似されるクリエイティブも昔は真似する側だったというのは面白いですね(^^; この初代Sound BlasterにはAdLib互換に加えて、最近のケータイにも内蔵されだしたPCM音源を持っていました。リアルな音を作り出すPCM音源のおかげでSound BlasterはAdLibを一気に駆逐し、サウンドカード標準の座を射止めることに成功します。

1993年にはシンセサイザーの分野では定評のあったE-mu社を買収し、サウンドチップEMU8000を開発、そのEMU8000を搭載したSound Blaster AWE32を世に送り出します。その後、AWE32の改良型AWE64を出し、この頃にはほぼ敵なしのクリエイティブでした。話は少し逸れますが、1991年アメリカではゴア副大統領によって、のちに情報ハイウェイ構想の基礎となるHPCC計画が始動します。このHPCC計画の一環として国防省やNASAから民間への技術移転が進むのですが、この流れに乗ったのがAureal社でした。Aureal社は米軍やNASAでシミュレーション用に使用していた技術を元に、3Dサウンド技術「A3D」を1997年に発表します。

これにクリエイティブは慌てます。その慌てぶりを示すかのように1998年クリエイティブは3Dサウンド技術「EAX」を発表します。ところが初期のEAXはリアルタイムに音響効果を計算するA3Dに較べ、場面に応じてリバーブ効果を付け加えるだけのお粗末な代物でした。これは元はハリウッドの技術のようで、クリエイティブはハリウッドクオリティと謳っています。1998年にはA3Dの完成形ともいえるA3D 2.0が完成し、2.0対応のサウンドカードMX300がダイアモンドマルチメディアから発売され、その3Dサウンドは雑誌などで高い評価を受けます。

一方のクリエイティブは11月にEAX 2.0を発表し、A3Dを猛追しにかかります。ここでAurealが踏ん張れれば良かったのですが、組んだ相手がお世辞にもサポート力があるとは言えないダイアモンドだった上に、1999年にはダイアモンドがS3社に買収され音沙汰がなくなってしまうという緊急事態(Aureal談)に陥ります。おかげでその優れた性能にもかかわらず、A3Dの評判は低迷することになります。

Aurealがモタモタしている間にEAXの開発を急ピッチで進めたクリエイティブは1999年3月EAX 3.0を発表、総合力で負けるAurealは窮地に立たされることになります。その後Aurealは自社ブランドによる製品を発表したりしましたが、時すでに遅く2000年の4月に破産、9月にはクリエイティブによって買収されることになります。そして買収から約1年後、クリエイティブはA3D技術を吸収した新EAX、EAX ADVANCED HDを発表するに至ったわけです。

あと年表載っけておきます。
今回の記事、長すぎですね...(^^;

年代

出来事

1981年

シンガポールにCreativeTecnology社設立.

1984年

英語と中国語を話すコンピューターCUBIC 99を発表する.

1986年

多国語パソコン、CUBIC CTを売り出すが鳴かず飛ばずで終わる.

1988年

アメリカに進出.Game Blasterを売り出すが、AdLib Boardに敗北する.

1989年

ヤマハ製OPL2チップを採用したAdLib互換のSound Blasterを発売.

1990年

Sound Blasterがトップセールスを記録、業界標準に.

1991年

IDEインターフェイス搭載のSound Blaster Proが発売.

1992年

Sound Blaster16が発売される.名前の通りサンプリング周波数が16ビットに.

1993年

サンプリングシンセサイザーの分野では定評のあったE-mu社を買収.

1994年

E-mu社と共同開発のEMU8000を採用したSound Blaster AWE32を発売.

1996年

AWE32の改良型Sound Blaster AWE64 (Gold)を発表.

1998年

EMU8000の後継、EMU10K1(EMU10001?)を使ったSound Blaster Live!発売.

1999年

Sound Blaster Live! Pro、Entertainment、Game Editionの3バージョンに変更.

2000年

Guillemotとの競合のすえ、Aureal社を買収.

2001年

新EAXとその対応チップAudigyを発表.

EQコーナー、日記以外を修正 8.19

cover

Amazon.com

今日はバガボンド11巻の発売日。
未読の人は、ぜひ手にとってみてください。おもしろいですにょ〜ん。
バガボンドはむかし朝日新聞に連載された吉川英治の「宮本武蔵」を原作にしたマンガで、スラムダンクを描いた井上雄彦さんが描かれています。名前のバガボンドというのはよく「バカボン」だの「バカボンド」だのとおもしろ半分で言われてますが、正しくは英語の‘vagabond’放浪者、漂泊者の意だそーです(^^;

小説とは違う、スラムダンクの桜木花道に似た性格の武蔵には賛否両論。根っからの武蔵ファンには受け入れられないことが多いみたいです。でも特に宮本武蔵に思い入れのない人には一発で宮本武蔵を好きになってしまうだけの魅力を持っていると思います。国内では1000万部を突破し、海外でも韓国、香港、シンガポール、タイ、台湾、マレーシアといったアジア諸国に加え、イタリア、フランスなどヨーロッパでも読まれている超人気作品だす。
 → バガボンド一覧
 → 井上雄彦インタビュー 「バガボンド」の魅力を探る
 → Inoue Takehiko on the web(井上雄彦公式サイト)

Google 画像検索モード 8.19

というものを上のバーに追加してみました。画像だけを検索対象にするGoogle検索です。アダルト関係をフィルターで除去されてるらしい。

EQコーナー、日記以外を修正 8.19

土曜一日かけて、クラス講座をメインに修正作業完了 ヽ(^0^)ノ
クラス講座はどれも力作(SHA講座は除く^^;)でEQerに重宝されているようですが、なかでもウルティマオンライン時代からの友達じゅんこさんが書いたクレリック講座は単独のコーナーとしてはかなりのヒット数。いまでもたまにEQ掲示板などで、初心者向けの参考文献として名前が挙がっているのを見かけます。当時じゅんこさんはあれをEQをしつつ、仕事もしつつ、2週間かそこらで書いてしまったのだから凄い。

ぬぉ、これは凄い! 高校野球インターネット生中継&名場面検索 8.18

いまテレビ朝日のホームページでReal Player、もしくはWindows Media Playerを使った高校野球の生中継を行っています。実際見た感じではテレビよりも2、30秒時間差があるけれど、画質もそこそこでGoodです。これで海外赴任しても、全世界どこからでも母校の応援ができますね(^^;
 (どうもインターネット配信用に別に編集しているようで、テレビと違うアングルが放映されたりします。)

 「え〜 でも俺は日本にいるんだから別に関係ないなぁ...」
と思ったあなた。ふっふっふ、このテレビ朝日の甲子園ページにはもう一つ凄い機能があるんですよ。なんと、選手名や高校名からハイライトシーンを検索し、‘感動の名場面’をいつでも見ることができるんです (>_<)/sugoi noja !

他にも甲子園最速154kmが出た日南学園 vs 玉野光南の5回裏を見たいと思えば、試合の結果ページを開いて5回のところをクリックすれば映像配信してくれます。むむぅ、これはよく夢として語られるオンデマンドを実現しちゃってるじゃないですか。

今日は光星学院の逆転2ランを見たかったのですが、ばっちり見ることができ満足しまくりです。ISDNやアナログ回線でも見ることはできますが、ブロードバンド推奨です。インプレスTVに引き続き、ブロードバンドお薦めの一品ですねぇ。

恐るべきスペックを要求してくる「Shadows of Luclin」 8.18

 

12/8発売 12.99ドル
Amazon.comより

昨日、12月発売のEQ拡張パック「Shadows of Luclin」のホームページを見たんですが、パソコンの必要スペックのところにえらいこと書いてますねぇ。まず最低限のスペックとして

「CPUはPentium2 400Mhz、メモリは128MB、あとGeforce用意してね」

いきなり Geforceを要求するとは... これはたぶん初代Geforceを指していると思うんですが、とりあえずこの段階ですでに買い換えを迫ってます。さらに「あればいいよ」という推奨スペックには

「Pentium3か、Athlon。メモリは256MB積んでね。ビデオカードはGeforce2かそれ以上のものを用意してちょーだい。」

と、思わず本気ですか?と疑ってしまうようなマシンスペックを推奨してます(・_・;
発売が12月なので、下で紹介したRadeon 7500あたりを買うとちょうどいいかな。

ドコモのおにゅー 8.18

ソニーの最新ケータイ「SO210i」 → ZDNet Mobile レビュー
iモードはオッケーだけど、Javaアプリが使えない210シリーズで登場。SO503iが散々問題になったのでその教訓を生かしていればGoodチョイスかにゃ。ただ液晶はTFTを使ったSO503iほど綺麗ではないです。日本語入力のPOボックスは実際使ってみた印象は、ATOKのように元々パソコン用のものをケータイ向きに調整したという感じではなく、まさにケータイ向きの入力ソフトという感じで、POだけでも選ぶ価値はあると思います。いま流行の背面に液晶がないのはマイナス。

もう一個、富士通はじめての折り畳み機種「F503is」  → ZDNET Moblie レビュー
どのレビューでも液晶が綺麗というのを書いていますね。F503iの特徴を受け継ぎ、iアプリは最速。どちらかというとデザインは平凡、実用性重視なおじさん好みしそうな機種です。

ATIの逆襲 新ビデオカード Radeon 8500の発表 そしてRadeon 7500の衝撃 8.17

コードネームR200と呼ばれていたRadeon2が、「Radeon 8500」として発表されました。ところが発表会場でどよめきが起こったのは最上位のRadeon 8500ではなく、9月下旬に発売される普及モデルのRadeon7500の方でした。値段は199ドル(約2万円台前半)とそこそこお手頃価格。ところが性能の方はRadeon1の高速版であるA22と呼ばれるコアを採用、動作クロックは270Mhzと非常に高く、Geforce2 MXはおろかGF2 ULTRAをも上回る性能を叩き出すこともあるようです (・o・;おぉ!

製品名

トランジスタ数

コアクロック

メモリクロック

備考

Radeon 8500

6000万

250Mhz

275Mhz

Radeon2の最上位機種

Radeon 7500

3500万

270Mhz

230Mhz

Radeon1の高速版A22コア使用

Radeon256 DDR

3500万

166Mhz

333Mhz

Radeon1の最上位機種

Radeon LE

3500万

148Mhz

133Mhz

Radeon1の廉価版

Geforce3

5700万

200Mhz

460Mhz

NVIDIAの最新チップ Geforce3

Geforce2 ULTRA

2500万

250Mhz

460Mhz

遅れて出たGeforce2の高速版

Geforce2 GTS

2500万

200Mhz

333Mhz

Geforce2初期の最上位機種

Geforce2 MX

2500万

175Mhz

166Mhz

Geforce2の廉価版

上の表で、Radeon 8500よりRadeon 7500の方がクロック高くなっていますが、間違いでなくおそらくRadeon 8500の方がトランジスタ数の多い新コアを採用しているためだと思います。同じようにGeforce3もGeforce2 ULTRAよりクロックが低くなっています。いまGeforce2 MXが1万円以下と極端に値下がりしているので、まだRadeon 7500には割高感がありますが、値段がこなれてくればGeforce2 MXよりお薦めしたいです。
 → 新世代RADEON 8000シリーズ発表会レポート

怒濤の攻勢を開始したATIに較べ、NVIDIAは一時の勢いはどこへやら受け身にまわっています。昔、セガのドリームキャストに当初採用が決まっていた3dfxのVoodooチップが、土壇場になって日立のSH-4に変更されたという事がありました。しかし、かえってそのおかげでパソコン向けに注力できた結果、あの傑作Voodoo2ができあがったという逸話があります。それと似たような、しかし3dfxの時とは全く逆のことが、X-BOXに取り組むNVIDIAに起きているのかもしれませんね。
 → 3Dfx社のディレクタがDreamcastグラフィックスチップ事件の真相を語る

犬が日記を書く時代

「うが!なんじゃこれは」と衝撃を受けたのがこのバウリンガル。犬の鳴き声をひろい声紋分析を実施、犬がどういった感情を抱いているのかを知らせてくれる装置です。昔の「21世紀の予想」に出てきた‘動物と会話ができるようになる’を半ば実現してしまったような商品ですねぇ。
 → “犬”の意思がわかる ドリトルプロジェクト「バウリンガル」
 → 携帯型犬感情分析グッズ「バウリンガル」登場

感情は
 フラストレーション 威嚇 自己表現 楽しい 悲しい 要求
の6種類に分類。タイマー内蔵でその日の鳴いた経過から、「4時頃、知らない人が来た。恐かった」といった風に、日記を自動作成(約100種類)してくれる機能まであります。また飼い主とのやりとりから、「ごきげん度」「なかよし度」をはじき出してくれます。「感情がはっきりとわからないからいいんだよ」という意見もあるかもしれませんが、犬のココロを知る意味でも商品開発(研究)が進むことを期待してます。

声紋だけでどの程度正確な分析ができるのかわかりませんが、これ将来的に心拍数や体温を測れるようになると、もっと的確な分析が出来るような気がします。動物は体がだるくても「しんどいよ!」とアピールするわけでもなく飼い主が気づかないことが多いので、病気の早期発見という点からも興味津々(^^;

8/1はPLの花火大会

といっても、関西圏以外の人はほとんど知らないかもしれませんね。大阪で花火と言えばPL、PLと言えば花火です(?)。初代教祖の遺言によりはじまったこの花火大会、普通の花火大会で打ち上げられる花火はだいたい1万発、多くて2万発といったところですが、PLの花火は桁外れ。なんと12万発もの花火が打ち上げられます。おそらく世界一でしょう。この日になると周辺のあちこちで交通規制が行われ、スーパーの屋上に上れる整理券が配られたりと大賑わいを見せます。
 → 日本の花火 BEST10
 → 日本の花火

このPL花火大会の最後を飾るスターマインは8,000発! 小さな花火大会で打ち上げる花火に匹敵する数を一気に打ち上げるものですから、それは凄まじい!の一言です。本当にスゴイですよ、まるで近くに落雷したかと思うほどです(^^; 蹴茶が働いている動物病院も比較的近くにあるのですが、毎年この時期になると花火の音に怯えてしまった犬や、自宅だと花火の音が聞こえるからと入院してくる犬までいるほどです。

関西以外の人は一度は見に来る価値があると思います。が、祇園祭でさえかわいく見えてしまうほどの尋常ならぬ人手なので、事前の下調べは必須です。近辺の人は8/1は外に一歩も出歩かないそうです(笑)

このPL教団、関西以外の人は高校野球のPL高校の方がなじみ深いのかな? 少し調べてみると「PL」とはパーフェクトリバティ(完全な自由)の略だそうです。思わずソードワールドのファラリスを思い浮かべてしまってごめんなさい(w 「人生は芸術である」という真理からして他の教団とはひと味違います... また教団本部には巨大なPLタワーが建っていて、むかし関空行きの飛行機に乗った時、窓から景色を見ていて「あれは何だぁぁ!」と思った塔が実はこのPLタワーでした。なんか入会金が500円という手軽さだったり、調べれば調べるほど興味深い教団です(・_・;
 → PLタワー(大平和祈念塔)の写真
 → PL教団のサイト