MURAMASA MP

MURAMASA MP

 

Transmetaが富士通と提携した第一弾がこのMPシリーズに登載されたEfficeon 1.6Ghz。モッタリしていると言われ続けているEfficeonですが、1.6Ghzという十分なクロックを得て復活しています。Let's noteほどではないですが、光ドライブを搭載しつつの1.26kgは立派です。

 

Amazon *

楽天相場

PC-MP50G spec

17万9800円

17-20万円

PV-MP70G spec

20万9800円

21-23万円

 * Amazonはギフト券還元後

>>> シャープ

 Mobility RADEON 7500 (32MB)

Mebius PC-MP70G  Tsu さん

 

Efficeon 1.6Ghz / 512MB Windows XP

評価75

◆ 購入のきっかけと価格
ミドルタワーの自作マシンで夜中にGNO2+ネットをしていたら、ふすま一枚隔てた隣部屋で寝ている弟からクレームが付いたので(^^;)、GNO2とネットが出来るノートパソコンを買おうと物色しました。予算20万円でグラフィックチップと価格を見比べながらTOSHIBAのdynabook Qosmio E10とNECのLavie L LL850とPC-MP70Gで悩み、最終的に“こたつの上に置いて邪魔にならない大きさ”と、GNO2オフィシャルサイトの“Mobility RADEON 7500動作確認”で判断、PC-MP70Gにしました。

◆ 実際の体感速度
Crusoeのバイオを使っていたことがあったので期待はしてなかったのですが、想像していたよりは早く動く感じです。ただ、サッと操作に反応して「おっ!」と感心するときもあれば、ウィンドウ1枚出すのにもっさりしたり、なかなかつかみどころがありません。GNO2の方は、残念なことにフレームレートを落とさなければ快適に遊べませんでした(30→20)。

◆ 液晶の質
くっきりあざやかできれいです。さすがはシャープ。ただ目線と液晶の位置(傾き?)が合っていないと、テカテカ液晶のせいで写り込みが激しいです。

◆ キーボード
いまどき珍しく(?)キータッチが固めです。あとは特に打ちにくいということは感じませんでした。キー材質の白いプラスチックの質感がイマイチです。

◆ サウンド
特に気づいたことはないです。本体はモノラルスピーカですが、音が割れる、聞き取りにくいといったことも感じませんでした。

◆ 筐体:強度と質感
よくないです。液晶側は一見頑丈そうに見えますが、簡単に捻れます。本体側はパームレスト部が特に“プラスチックらしさ丸出し”で安っぽいです。このあたりが軽さの所以でしょうか。液晶ヒンジにちょっとクセがあり、閉じる寸前でバネの力が働いてパタンと閉まってしまいます。そのうち液晶が割れないか心配です。180度に開くときも同様です。

◆ 筐体:各種コネクタの位置
USBポートが2口右サイドにあって、無線マウスのレシーバを差すのに重宝しています。ただ、PCカードスロットがこれまた右側にあって、通信カードを使うときに邪魔になりそうです。

◆ 筐体:発熱と冷却ファン音
熱は本体下部の中心がほんのりと暖かくなる程度です。意外だったのがファンの騒音。これは「かなり」うるさいです。今のところ弟からはクレームはありませんが(苦笑)、想像を絶する騒音でした。GNO2中はファン回りっぱなしです。

◆ ACアダプタ:大きさや発熱
アダプタ自体の大きさはコンパクトな方だと思います。通電インジゲーターランプがあったのはよかったです。ACコードの方が太くて長めでちょっとかさばります。

◆ モバイル性
これは文句なしです。DVDマルチ+HDD60GB+10.4型液晶でこの大きさ・厚さ・軽さは素晴らしいです。持ち歩くつもりはなかったのですが、カバンに入れていろいろと使って行こうと思い直しました。

◆ その他
動作モードが切り替えられる「モバイルスイッチ」はなかなか便利です。一般的にタスクトレイに常駐する省電力切替ユーティリティより、ぼくはこっちの方が簡単で好きです。

◆ 総評
ゲームの方がフレームレートを落とす結果になってしまって残念ですが、この大きさのノートパソコンにして“動く”ことの方がすごいのかもしれません。いろいろ調整して様子を見ていきたいと思います。本体の質感はイマイチですが、逆に軽量化に徹してこの重量を実現しているのであれば、これはこれでアリなのかもしれません。夏モデルで新型が出ないことを望みます(^^;)

GNO2
GNO2 [バンダイ / サンライズ]

★★★

Efficeonと聞くと静かなイメージがありますが、さすがに1.6Ghzともなるとうるさいようですねぇ。ACコードも太いなど、あまり省電力していないのでしょうか。面白いのはモバイルスイッチ。普通は省電力ツールを常駐させて切り替えますが、メカニカルに切り替えることができるスイッチがついているそうです。音量調節もそうですが、なんだかんだやっても最終的には物理的な操作が直感的で簡単ですね。この後、弟さんからクレームが付かないことを祈っております(笑)

 

  Amazonで GNO2 をチェック GNO2 (C) 2004 バンダイ / サンライズ All Rights Reserved. http://www.gno2.ne.jp/

Mebius MURAMASA PC-MP50G

 

Honiさん Efficeon 1.6Ghz / 1024MB Windows XP

評価70

イース6
イース6
 ★★★

  • 購入のきっかけと価格
     前使っていたVAIO VXが遅いのと,持ち運ぶには重いと感じるようになってきたので(まだ20代前半ですが^^)買い換えることにしました.CPUはPentiumIII-Mの850MHzと遅くはなかったのですが,グラフィックにはIntel815EM内蔵の3Dは言わずもがな,2Dも明らかに遅くていらいらする代物でした.当時は,ほぼ唯一の大画面モバイルノートということで選びましたが,今となってはこのタイプには,Let's note Y2やVAIO typeSがあるので珍しくないですね.
     
     ひどかったIntelの内蔵グラフィックもIntel830M以降のIntel Extreme Graphics2コアからは大きく改善されたようなので,別にゲームをするわけではなくRadeonなどの単体GPUが載っていなくても良かったのですが,珍しいEfficeon,それもB5サイズモバイルノートではおそらく最も高性能な1.6GHzということで,PC-MP50Gを選んだらRadeon7500が付いていたという感じです.上位機種のMP70Gに載っているマルチドライブは,DVD-RAMでのデータのバックアップ目的で欲しかったのですが,デスクトップでやれば良いと考え,安いが性能の変わらないMP50Gを選択しました.
     
     以下,2ヶ月間ほど使っての感想です.非常に長いです(^^;
     
  • 実際の体感速度
     前と比べれば,CPU以外にもメモリ,グラフィックなど総合的に性能が上がっているので動作は快適に感じます.Efficeonは動作が遅いといわれることが良くあり,確かに時々動作がもたつくようなところはありますが,十分許容範囲です.むしろ,WindowsXPの動作自体が遅いと思います(特にSP2になって).
     
     一応FFXI認定モデルになっている本機種ですが,Radeon7500の性能はB5サイズノートでは高いほうだと思いますが,ベンチマークを動かしてその動作を見る限り,今となっては3Dゲームには明らかに力不足です.チップセット内蔵グラフィックよりはマシという程度だと思います.Efficeonがあまりマルチメディア関連の処理を得意としていないことも3D性能に影響しているでしょう.確かにこのサイズのノートPCでは3D性能は高いほうですが,3Dゲームを動かせることを謳うのなら,最低でもMobility Radeon9000やXGI Volari XP5(旧Trident XP4)を載せるべきであったと思います.
     
     ただ,性能の強化が買い替えの主な目的の一つだったのですが,確かにAC動作時には非常に快適に動くものの,バッテリー動作時にはクロックを最低の533MHzに落として動作するので前とあまり変わらず,ということに買ってから気づきました(^^; このあたりは,PentiumM機でもクロックを最低の600MHzに落とすので結局同じですね.
     
  • 液晶の質
     依然使っていたVAIOノート VXの液晶が白っぽくて発色も鮮やかではなかった(赤がピンクっぽく見えた)のに対し(評判の良くない低温ポリシリコン液晶?),発色という点ではデスクトップで使っているSamsungのSyncMaster 171Tと比べてもそう悪くはないです.ただし,特に上下方向の視野角が狭いので,視線との位置を合わせないと画面がきれいに明るく見えません.
     
     一番の問題はこの光沢液晶ですね.かなり写り込みしやすいので,光沢液晶を採用するのならもう少し写り込み防止の処理をして欲しかった物です.ACアダプタで使うときは消費電力など気にしないでバックライトの輝度を最大にすれば写りこみもあまり気になりませんが,バッテリー動作時にはデフォルト設定では輝度がかなり抑えられるので,照明が明るい部屋や屋外では,画面がもともと暗い上に写り込んで非常に見づらいです.輝度を上げればある程度解決しますが,バッテリー駆動時間が大きく低下するのが難点です.本当に屋外でのDVDを見る用途を想定していたのなら,液晶のバックライトの効率やバッテリーの効率を上げて,同じ消費電力でもバックライトを高輝度にするか,従来のアンチグレアの液晶を採用すべきであったと思います.
     
  • キーボード
     キーストロークは浅いですが,キータッチは固めとなっています.まあ,悪いというほどのものではないでしょう.キーボード自体が安っぽくてちゃちに見えるのが難点かと.
     
  • サウンド
     他のこのサイズのノートPCと同じく,内蔵のスピーカーはモノラルとなっているので「鳴るだけ」だと思ったほうが良いです.特に,内蔵のスピーカーでは,音量を最大に設定しても普通程度の音量で,音が小さいです.ヘッドホンをつなぐと,同じ音量でも結構大きな音が出るので,内蔵スピーカーで音を聞くということを想定していないのでしょう.専用のイヤホンも付属するくらいですし.でも,問題はスピーカーとイヤホン使用時で音量が大きく違うことですね.
     
     DVDを見たり,FFXI(こんなのでも一応認定済みPC)をやったりするのなら,ステレオでも良かったかもしれませんが,本当に外で使うのなら,音を鳴らしたいときは周りに迷惑になるので,イヤホンやヘッドホンを使いますよね。まあ,スペースや消費電力の限られる小型ノートPCではこういう選択もありかと.
     
     音源はサウスブリッジ内蔵でRealtek製のAC97コーデックで,ドライバのソフトウェアレベルでの対応のようですが,ゲームでの音のエフェクトにはEAX2.0が使えることを確認しています.
     
  • 筐体:強度と質感
     本体はマグネシウム合金のようで結構しっかりしていて強度は問題ありません.ただ,液晶側の厚みが5,6ミリしかなく非常に薄いので心理的にちょっと不安です.でも,厚ければ良いというものでもなく,キーボード側は光学ドライブを内蔵している関係上厚すぎです.あと数ミリ薄くならなかったものか.
     
     塗装は,キーボード側はマット塗装で汚れにくい塗装となっています.しかし,天板は光沢塗装なので,汚れや傷が付きやすいです.色が黒系ではなく白なので目立たないのが幸いでしょうか.
     
     他に気になる点として,光学ドライブの右側が0.4mmほど出っ張っています.これには個体差があるようで,1mmほど出っ張っている個体もあるようです.
     
  • 筐体:各種コネクタの位置
     私は右利きなので,マウスをつなぐために右側にUSBポートがあるのは良かったです.ちょっと気になるのは,外部ディスプレイ接続端子にネジ穴がなくてケーブルを固定できないことでしょうか.まあ使うのはプレゼンを行うときくらいですし,抜けないように注意すればよいので困りません.あと,強いて言うのなら,イヤホン端子は左側ではなく右側にあってくれれば良かったと.
     
     なお,マイク端子はないので,音を取り込みたい場合はUSB接続のサウンドプロセッサなどが必要です.
     
  • 筐体:発熱と冷却ファン音
     ファンが"うるさく"高速回転に回ってくれるおかげで筐体はあまり熱くなりません.やや暖かいくらいです.
     CPU温度が55度を超えると急にファンが高速に回りだし,50度未満に下がって止まるまでファンがうるさいので,もう少し低い温度でも静かに回せなかったものでしょうか.このサイズのPCとしては高速なCPUを積んだので仕方ないのかもしれませんがこの点も大きな課題ですね.なお,CPUファンとヒートシンクのみで放熱するよう設計されたためか,筐体を使うパッシブな放熱が良くないようで,533MHz動作のアイドル時でもCPU温度が上がっていくため,2分おきくらいに30秒間ほど定期的にファンが回る形となります.MOBILEモードに設定しても,バッテリー動作時もファンが回るのでうるさいです.せめて,バッテリー動作時のMOBILEモードくらいはファンの回転を抑えるような設定になっていればよかったのですが.
     ファンがうるさい割には,排気口から出てくる熱風が少ないようなので,冷却の効率はあまり良いとはいえなそうです.
     
  • ACアダプタ:大きさや発熱
     大きくもなく小さくもなくといったところです.触ってもやや暖かいくらいで発熱もあまりしません.
     
  • モバイル性
     重量は1.26kgと軽く小さいので持ち運びしやすいでしょう.でも,個人的には光学ドライブはソフトのインストール時以外はあまりいりませんね.前使っていたVAIO VXは光学ドライブは外付けでしたし.この性能で光学ドライブを省いたモデルがあればそれを選んだでしょうが,メーカーが意図したこのPCのターゲットが外でDVDを見る人ですからね.
     
     バッテリーですが,あまり持つほうとはいえません.Efficeonなどの個々のパーツは消費電力は低いと思いますが,MOBILEモードでは暗くて見にくい液晶のバックライトの効率や,バッテリーの効率が悪いのかあまり持ちません.バックライトの輝度のデフォルト設定では,MOBILEモードで4.5時間程度,NORMALモードで2.5時間程度でしょうか.VAIO typeTやLOOX T,Let's noteのようにデフォルトで大容量バッテリーならもっとがんばれそうですけど,この機種には今のところ大容量バッテリーがオプションにはないですし.と,バッテリーの持ちについて文句を言ってきましたが,私の用途ではまず問題なかったりします.持つに越したことはないですけどね.
     
  • その他
     気になったことをいくつか挙げます.
     
     Efficeonは3Dゲーム(特にFPS)には適しないと思います.その理由は,EfficeonはFPUやSSEの実行速度が遅いことと,EfficeonはCMSでx86コードをネイティブコードにリアルタイムに変換して最適化しつつ実行しているのですが,当然ながらネイティブコードへの最適化が十分でないときは実行速度が遅くなります.画面の切り替えや読み込みが起こると,また新たに最適化しなければならないので,十分に最適化して速度が落ち着くまで2,3秒の時間がかかります.Ys6では画面の切り替えごとにFPSが落ちました.
     
     Officeなどの使用時に気になった点として,文字入力時に手のひらでタッチパッドに触ってしまい,別の場所にカーソルが飛んでしまうことがあります.以前使っていたVAIOでは,文字入力中はタッチパッドを一時的に無効にする設定があったのですが,この機種のユーティリティにはそのような設定はないようです.ぜひ対応していただきたいのです.
     
     ユーティリティ関連で,この機種には省電力設定を行うユーティリティが付属していません.Windows標準の設定でもある程度は省電力設定を行うことができますが,きめ細かい設定を行うには不便です.この機種は色々なところで詰めが甘いですね.
     
     最後に,WindowsXP SP2で対応したデータ実行保護機能DEP(Data Execute Prevention)について.DEPの詳細については他を参照していただくとして,EfficeonはDEPに対応していますが,デフォルトではシステム部分のプログラムのみの適用にとどまっています.これを全てのプログラムに適用すれば,バッファーオーバーランでのウィルスの実行のほとんどを防ぐことができないかと考え,全てのプログラムに広げました.が,アプリのインストーラーで引っかかる物が多く(Adobe Readerでさえも引っかかりました),いちいち例外リストに入れないとならないため不便で元の設定に戻してしまいました.セキュリティと便利さは両立が難しいと実感.
     
  • 総評
     メーカー側は,屋外でDVDを見たり,FFXIができることを売りにしています.しかし,バッテリーの持ちが良いとはいえず,バッテリー駆動時の画面が暗くて映り込みが大きいのでDVDを屋外で見るには適しません.ファンの動作音もうるさいですし.また,FFXIもベンチマークを見る限り,とりあえず動きます程度でプレイするにも適さないと思います.どちらの方向性も中途半端です.
     
     ライバル機の超低電圧版PenM 1.1GHz程度と比較すると,Efficeon 1.6GHzというのは整数演算が速いようなので,皮肉ですがビジネス用途に有利ではないかと思います.現在シャープがIntel CPUを採用していないのはどういう方針かわかりませんが,MPシリーズの用途にはPentiumMを採用した方が良かったのではないでしょうか.
     
     まあ,Officeなどの通常の処理性能は十分だし,珍しいEfficeonが載っているので私は良しとします(^^; 評価は,様々なところで詰めの甘さが見られるので,厳しめにつけて70点です.MPは初めてのシリーズなので,この詰めの甘さが次回以降に改善されると良いですね.

的確かつ完成度の高いレポートを送ってくださったHoniさん。パーツに関しても博識でおられるため、MebiusMPの性質ほぼ全てがわかる内容になっています。蹴茶も今月初旬のフィンランド行きに持っていくモバイルPCとして、このMebiusMPは購入候補に挙げていた機種でした(結局バイオTを購入)。シャープと言えば‘液晶’に期待をかけるのですが、見た目の鮮やかな光沢液晶もモバイル時には液晶の輝度を下げねばならず、映り込みが目立ちマイナス要素となってしまうようです。これを解消しようと輝度を上げると、今度はバッテリーの持ちが悪くなると言うジレンマに陥ってしまいます。 [2004.12.24]

追加レポートをいただきました。 [2005.1.6]

  • イヤホン出力
     ヘッドホンをつなぐと,ノイズはひどいというほどでもないですが載っているのがわかります.内蔵のサウンドでは標準的な程度でしょう.なお,IEでスクロールをすると,そのノイズがサウンドに乗るというおまけつきです(^^; このPCはマイク入力をつなぐところがないので,それも合わせて,良い音が聞きたいという方はONKYOやCreativeの外付けのUSBサウンドプロセッサを購入することをお勧めします.
     
  • 光学ドライブ
     ファイル読み込み時や書き込み時にフル回転するときは,あのCPUファン並みにうるさいです.ドライブによる振動は多少あります.
     
  • 動作の再生について
     MPEG1やMPEG2(DVDも含む)の動画を快適に再生できるくらいは既に当たり前ですので,ここではMPEG4系の動画の再生についてのみ述べます.MPEG4系の動画は低ビットレートで高画質を実現するため,エンコード・デコード共にMPEG1/2よりもCPUパワーを必要とします.VGAサイズのMPEG4系の動画の再生にはGHzクラスのCPUでないと再生は厳しいとの認識を持っていますが,Efficeonで本当に事足りるのかということを実験してみました.対象は,利用が多いと思われるDivXとWindowsMediaVideo(以下WMV)で行いました.
     
     マルチメディア関連の処理が苦手といわれているEfficeonでも,さすがに1.6GHzもクロックはあれば,再生はできるだろうという結果はやる前から予想できました.でも,実際にどのくらい負荷がかかるのかということはやるまでわかりません.QVGAサイズの動画は昔のPCでも再生できていたので,DivXでエンコードしたVGAサイズの動画(適当なドラマを録画して使用)を再生してみました.最大クロックに固定した時の負荷は50〜70%となりました.
     
     次に軽量コーデックの定番,ffdshowのSSE2命令使用版を使って同じ事を行いました.負荷は前回同様に最大クロックで30〜50%と大幅に下がりました.負荷が下がれば,クロックを下げての動作が可能となり,消費電力もそれに応じて下げるので良いこと尽くめのような気がしますが,ffdshowは一部処理を端折って負荷を下げているのか画質は良くありません.通常のDivXコーデックで再生が厳しいEfficeon 1.0GHzを搭載している他の機種ならともかく,この機種は通常のDivXコーデックで十分再生できるので,ffdshowを利用する価値は低いでしょう.
     
     なお,DivX付属のDivX PlayerではRadeon9500以降でその再生支援機能を利用できますが,この機種に搭載されているのはRadeon7500なので,残念ながらこの機能は使えません.
     
     次に,WMVの再生を行ってみました.今回はローカルに置いた動画の再生ではなく,ネットからのストリーミング動画の再生です.フレッツ・スクウェアのストリーミングでオーケストラを再生しました.まず,1280*720の3Mbpsの動画の再生は負荷が大きすぎて無理でした.これは,Pentium4 1.8AGHzですら最大負荷80%程度であったので,Efficeonの直接の競合の超低電圧版PentiumMでも今のクロック1.1GHzでは厳しいでしょう.なお,6Mbpsの動画もあり,こちらはPen4でも上記のクロックでは再生がギリギリでした.恐るべし,フレッツ・スクウェア!次に,640*360サイズの1Mbpsの動画を再生してみました.負荷は40〜70%と今度は再生ができました.このサイズとビットレートだとちょっと画像が荒いですが仕方ない.なお,通信に無線LAN(IEEE802.11g,暗号化WPA-PSK(AES))を用いましたので,負荷の中には通信にかかわるものも含まれています.回線はFTTHのBフレッツで数十Mbpsの速度が出ているので,こちらがストリーミング再生のボトルネックとなることはありません.
     
     これまで,VGAサイズのMPEG4系動画は再生できると述べましたが,やはりEfficeonの特性上,CMSで十分に最適化がかかるまでの数秒間はCPU負荷が高く,場合によっては一時的にコマ落ちする可能性もあります(特にコードの最適化が実行されてそのコードに切り替わるとき).でも,それを過ぎれば安定して余裕を持って再生できるので,実用上はあまり問題はありません.
     
  • DirectHDの利便性
     シャープのノートPC独自のDirectHD機能の利便性ついて.この機能はPCを外付けHDDとして他のPCに接続することができる機能です.USB2.0のマスストレージデバイスとして認識されるので,100Base-TXの有線LANで接続するよりも高速にファイルを転送できるでしょう(参考までに搭載HDDのRead/Writeは25MB/s程度).しかし,利用する上でここに重要な落とし穴があって,PCをシャットダウンしていないとDirectHDは使用できません.つまり,休止状態やスタンバイ状態では利用できないということです.ノートPCはすぐに使用できるようにこれらのどちらかのモードに入れておくのが普通だと思いますが,その状態のまま家に帰って母艦となるデスクトップ機に接続してデータを転送することができません.このときはDirectHDを利用するためには,いちいち起動して一度シャットダウンしなければなりません.起動するくらいなら,LAN経由でファイルを転送した方が手間が省けるのではないか思いますし,NTFSだと権限の問題で個人のファイルを他人のアカウントから見られないように設定している場合は,DirectHDで接続しても権限がなくてマイドキュメントが見られないですし.というわけで,私はDirectHD機能をほとんど使用していません.
     
     なお,Dドライブが初期状態ではFAT32でのフォーマットとなっていますが,これはOSがWin98/MeのPCと接続する可能性を考えての物だと思われます.WinNT系のOSのみで使用すると確定しているのなら,障害に強くセキュリティも考慮されているNTFSのフォーマットし直すのがよろしいと思います.また,DirectHD機能はBIOSで無効にすることができるので,セキュリティの問題で使用したくない場合は無効にすることができます.
     
     この機種のDirectHDのコネクタは汎用のUSB miniB端子となっていますので,なくしてしまった場合や家と仕事場に一本ずつ欲しい場合などは,各社から発売されている汎用のUSBケーブルを利用することができるようです.
     
  • CMS最適化の考察
     Borland C++ Compiler 5.5.1でデフォルト設定でコンパイルした自作の生物の進化を模したシミュレーションプログラム(遺伝的アルゴリズム使用)を,MP50GのEfficeonとデスクトップ機のPen4 1.8AGHzでやってみました.実行速度はEfficeonの方が20%ほど速く,Pen4 2.2GHz相当という結果に.ここで,Microsoft VisualC++ .NET 2003の方がコードの最適化が良いというのを見たことがあるので,VC++で使える限りの最適化オプションを指定してコンパイルして再実行しました.Efficeonでは20%実行速度が上がり,対するPen4では50%も(!)上がり,この状態で比較すると,EfficeonはPen4 1.8AGHzの95%ほどの性能(Pen4 1.7GHz相当)という結果に.
     
     ここでわかったことは,Efficeonの場合はCMSでx86命令を最適化しつつ内部命令に動的コンパイルしますが,元々のx86コードの最適化が弱いと,CMSの最適化機能によるさらなる最適化の余地があるのではないかということです.Pen4やPenM,Athlonなどのハードウェアでスケジューリングを行う普通のCPUは,CMSのような凝った最適化は行えませんので,アルゴリズム・コンパイラレベルでの最適化が強く効いているのだと思います.
     
     来年度は大学で研究室に入って,計算機でのシミュレーションを利用した生物学をやる予定なので,このような科学系っぽいプログラムを使ったテストを行ってみました.

Mebius MURAMASA PC-MP50G

 

もちさん Efficeon 1.6Ghz / 512MB Windows XP

評価85

インボーシックス3
アテナソード
レインボーシックス3
 ★★★

購入理由は、4時間以上のバッテリー駆動時間とレインボーシックス 3 アテナソード 完全日本語版が動作しそうなスペックが欲しくて探していたらラオックスで156800円でしたので即買いでした。

体感速度は、FF11だと丁度らしいですが少しベンチマークでは、キャラが出るとカクカクでした。レインボー3は、条件を一番軽くしてやや乱戦になると辛いですが動きます。

液晶は、文句なしです。綺麗です。

キーボードは、少々詰まっており余り押した感触が良くありません。まー安かったしコンパクトノートなんで妥協点かな。

サウンドは、スピーカーがモノラルで付属のリモコンは、かなり安い作りでした。

騒音は、CPUを使うような動作をするとフォォォーーンと2秒ほど鳴りまた静かになります。鳴るとき多少気になりますがイヤホンよくしてるのでさして気にしていません。あと静かな部屋だとPC内部からチーチーチーと電子音が微かに鳴ります。これは、ほぼずっと鳴っています。

一番の疑問は、駆動時間!カタログだと5時間ですが(メモリー512にしたからかもしれないが)節電設定にしても4時間悪いときは、3時間ほどしか持ちません。エッジでネットやオフィスでエクセルしかやらないのにこの程度しかバッテリーが持ちませんでした。

総合的に駆動時間を気にする人は、余り期待をしないほうがよろしいかも、ただ価格と携帯性、グラフィック能力と内蔵ドライブがあるタイプでこのサイズが欲しい人には、お勧めかもしれません。(できればもっと3Dゲームが動くようにしてほしいかも)

的確かつ完成度の高いレポートを送ってくださったHoniさん。パーツに関しても博識でおられるため、MebiusMPの性質ほぼ全てがわかる内容になっています。蹴茶も今月初旬のフィンランド行きに持っていくモバイルPCとして、このMebiusMPは購入候補に挙げていた機種でした(結局バイオTを購入)。シャープと言えば‘液晶’に期待をかけるのですが、見た目の鮮やかな光沢液晶もモバイル時には液晶の輝度を下げねばならず、映り込みが目立ちマイナス要素となってしまうようです。これを解消しようと輝度を上げると、今度はバッテリーの持ちが悪くなると言うジレンマに陥ってしまいます。 [2004.12.24]

Mebius MURAMASA PC-MP60GS

 

YO$HIさん Efficeon 1.6Ghz / 512MB Windows XP

評価90

RagnarokOnline
RagnarokOnline
 ★★★★

  • 購入のきっかけと価格
    そこそこ高速なCPU+VGAを求めて探していました。VAIOのtype Sと悩んだ結果持ち運びを前提にMURAMASAにしました。XPのHomeはイヤだったので、SHARPのオンラインショップにて約25万で購入です。
     
  • 実際の体感速度
    Crusoeのアレっぷりから心配でしたが、意外に速いです。ただし複数のことを同時にバリバリやらせると、やや重さを感じます。(メイン機がDUAL CPUなんで当然なんですが)
     
  • 液晶の質
    とにかく綺麗。・・・が、テカテカなので自分が映ります。
    ちょっと目が疲れるので、明るさを落として使用しています。
     
  • キーボード
    キーピッチ17mmはハードタイピングには厳しいかもしれません。元々ThinkPad使いということもあり、Home、Endなどのキーがすぐ押せないのが辛いです。(Fn+←なので)慣れですが・・・。
     
  • サウンド
    ノートなので「それなり」です。付属のイヤホンは安っぽい音(シャカシャカ)でよくありません。
     
  • 筐体:強度と質感
    外側は結構良い感じですが、キーボードは安っぽいです。あと、光学ドライブのフタも安っぽくてすぐ壊れそうです。
     
  • 筐体:各種コネクタの位置
    PCカードが右手前なので、PHSカードを挿すとやや邪魔になります。電源とLANのコネクタが隣で、電源コネクタがL字型なので干渉します。(普通は手前に電源ケーブルを持ってこないと思うので問題ないですが)
     
  • 筐体:発熱と冷却ファン音
    発熱はあまり感じません。が、時々回り出すFANが結構五月蠅いです。(@静かなオフィス)
    (音は「フィィィィィィィィィィィィィィン」)
    マシンに囲まれた部屋(自宅)では何も感じなかったのですが・・・。
     
  • ACアダプタ:大きさや発熱
    110mm×50mm×30mmで意外に小さく、ほんのり暖かくなるぐらいです。
    ただ、アダプタとコンセントを繋ぐケーブルがやや太い・・・。
     
  • モバイル性
    光学ドライブを内蔵した分、厚みが増したので大きく感じます。前述の通りACアダプタが小さいこともあり、A4サイズがすっぽり入るカバンなら普通に持ち運べます。
     
  • その他
    光学ドライブのEjectボタンが押しづらいです。また、Logitechのマウスを愛用しているのですが、マウスドライバを入れても標準で入っているタッチパネルのユーティリティとぶつかって、ボタンの設定ができませんでした。(結局標準で入っているユーティリティを削除しました)
     
  • 総評
    気軽に持ち運ぶという意味では非常に良いノートです。光学ドライブが内蔵なのは意見の分かれるところでしょうが、個人的には無くても良かったです。その分薄くしてほしかった・・・。(元々ついていた為に、アプリケーションのインストールが楽でしたが) ベンチの結果ですが、なにも触っていない状態だったので、パフォーマンス設定にすればもう少し伸びるかもしれません。

発熱的に超低電圧のPen-mとどちらが有利なのかわかりませんが、とりあえずたまに回るファン音がうるさいというのは確定(^^; ただし性能的にはCrusoe時代に較べると、格段の進歩を遂げたようです。次はぜひM.Radeon9600あたりを載せて欲しいですね。 [2004.7.21]

Mebius MURAMASA PC-MP50G

 

むうねこさん Efficeon 1.6Ghz / 512MB Windows XP

評価-

低解像度デフォルトでクフィムでレベル上げPT可能です、と書けばわかりやすい?メイン機なら考えますが、モバイルでFF&できるだけ軽いものが欲しい人にはお勧めです。VAIO Sだと、2kg台とほとんど変わんないしね。

 [2004.11.14]

RagnarokOnline
(C) Gravity Corp. All Rights Reserved.

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