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EliteBook 8570w

EliteBook 8570w

■ 評価点平均

4.5

ゴツいマグネシウム強化シャーシ「HP Dura Case」が特徴的なモバイルワークステーション。GPUの選択肢は
・FirePro M4000 (GDDR5 1GB)
・Quadro K2000M (DDR3 2GB)
・Quadro K1000M (DDR3 2GB)
の3種。タッチパッドの他、トラックポイントと同様、根強くHPが採用を続けているポイントスティックを搭載。

長所・短所

GOOD   BAD
液晶
キーボード 1
騒音・ノイズ
2 筐体の質感
発熱処理

型番

FirePro M4000 (GDDR5 1GB)
Quadro K2000M (DDR3 2GB)
Quadro K1000M (DDR3 2GB)

関連リンク

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HP EliteBook 8570w  abls さん

 No. 4104

  • Core i7 3630QM 2.4Ghz
  • 12 GB
  • Win7 x64
  • 長所: 筐体
  • 短所: キーボード
  CPU RAM Aero Game HDD Base
エクスペリエンス・インデックス 7.6 7.7 7.2 7.2 5.9 5.9
3DMark11 2731
3DMarkV 10025

◆ 購入のきっかけや価格
GatewayのMX8736jとP-7812jfxというPCを長い間使っていました。どちらもグラボはだんだんと調子が悪くなり、突然画面が真っ暗(バックライトも消える)になりフリーズすることが多くなってきました。

家族が使っている8736jはグラボがMXMスロットなので、ヤフオクでジャンクの中古を入手してMXMカードを抜いて交換、修理完了で完動品となったのですが、私が使っている見た目の派手なゲーミングモデル風の7812jfxは、半田付けしてある低コストの統合型なのでそうもいきません。

海外サイトなどをみてみると、原因はチップ下の半田割れらしいので、マザーボードをオーブンでリフロー(私は適当に250度で10分)することなどをやって一時的によくなったりはしたものの、一ヶ月ほどで再発するようになったため入れ替えることにしました。

グラフィックチップの半田割れ故障は非常に多いようなので、モデル選定に当たってはMXMスロットを採用していることを条件としました。

しかし新品のハイエンドノートPCを買う金はない。そこで中古ながら元ハイエンドの8540wを2万円強で購入。それなりに気に入って1週間ほど使用しましたが、youtubeの4Kの動画などはパワー不足でガクガクなので一気に愛想が尽きてしまい、さすがにもう少しいいものをと思いはじめ、8560wを落札し、8540wは売却することに。

ところがこの8560wは動作は速いものの、8540wでは3アンテナモジュールだった無線LANが廉価版の2アンテナモジュールとなっており、ルーターから最も遠い私の部屋ではブチブチ切れるようになってしまったのです。

これで8560wも一気にいやになってしまい代替を検討しているうちに、8570wはヤフオクでは業者が10万円ぐらいで出してる新品より高いようなものしか選択肢がないけれど、US仕様なら円安の現在とはいえ、6万円程度で入手できることがわかったのです。しかもWLANは3アンテナで、日本仕様にはない、webcam、モデム(いらないけど)も搭載しているとなって、2週間も使わないうち早速8560wも売却してこれに買い換えることにしました。

いろいろ考えて、ebayにて480ドル弱で落札。手元にやってきました。日本への送料は別途5000円ほどかかりました。C7A70UT#ABAというモデルです。

◆ 体感速度の変化
前の持ち主が4GB増やしてくれていてメモリが12GBもあるので、ブラウザでタブをたくさん開いたままゲームを実行したりする分にも何の問題もないです。最大で32GBまでふやせるそうですが使い切れません。

グラボのFirepro M4000はVRAM 1GBと一番少ないとはいえ、GDDR5メモリ搭載のためゲーム向きのようです(K1000M、K2000Mは2GBだがDDR3)。

昔やっていたArma 2をSteamでインストールしてみましたが、フルHDかつ最高設定ではかなり遅いものの、高価だった7812jfxに比べれば感動的に早いです。

8560wのときにグラボをebayで売られていたQuadro K2100Mに交換したらアナログRGBの出力は写ってベンチも走るもの、本体の液晶は真っ暗なだけという目?にあっておりますが、懲りずにそのうちまたグラボ交換をしてみようと思ってます・・・

ちなみに Sky Diver Performance 1.0 は6315です。


◆ 液晶:輝度、視野角、発色の印象など
昔から高解像度に慣れてるので、大して進歩を感じない点ですね。前の7812もWUXGAだったし。縦が120ドット分狭いのはウインドウを縦に並べたときに不便に感じます。

発色なども特にきれいだとは思いません。ただバックライトの明るさをかなり絞れるのは暗い部屋でいい感じです。


◆ キーボード:配列やキータッチ、タッチパッド
キーボードは早速バックライト付きのUS仕様に交換しました。もともとバックライトなしモデルでもバックライト用の追加コネクタがあるのはありがたいです。

それなりに剛性感があり、USキーボードなので見た目がかっこいい。バックライトは暗いところで普段使わないようなキーを押すのにいいです。

タッチパッドはでかいので誤操作しやすいですが、端をダブルタップすると無効にでき、無効にしている間はLEDが光ってそうしていることがわかるので便利。

カーソルキーが小さいのは最悪。

この機種に限らず、スマホになれた今となっては、ノートPCのキーボード+タッチパッド(orポイントスティック)という20年以上変わってないようなインターフェイスは時代遅れな感じがします。


◆ サウンド:音楽CDの印象や音割れの有無など
悪いと思います。元は高い機種なんだから、もう少しがんばってほしい。


◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
合金っぽくて高級感がありますが、わざとらしいがっちり感がありすぎると思います。もう少し線の細い感じがいいです。相対的に液晶が小さく見えます。

8540wに比べるとつなぎ目が少ないので汚れがたまりにくいのはいい。


◆ 排熱:筐体の温度
負荷をかけると金属ボディの端がやけどしそうなぐらい熱くなります。CPUは100度近くになりますので不安ですね。


◆ 静粛性:光学ドライブ、冷却ファンなどのノイズ
大して気になりませんが寝るときは電源を切りたいと感じるぐらいです。ある温度を超えると一気に回転数が上がる感じなので、もう少し細かく連続的に制御してほしい。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
バッテリは負荷をかけなければ3時間以上持つので、意外と持つかなあという感じです。いまどきはこんなもんでしょうか。

電源コードのコンセントはミッキーマウスみたいな三極?タイプなのがうざいです。アースが邪魔でほとんどのコンセントに入りません。アメリカでは普通なのでしょうか。理解しがたい仕様です。

いいと思ったのは、容量の少ないACをつなげると、それにあわせてクロックダウンしたりしてあわせてくれるので、電力不足にならないという点です。

◆ その他
キーボードをはずすのがとにかく硬いです。最終的にマイナスドライバを上からつっこんで何とかなりましたが、これには参りました。サービスマニュアルの外し方では力及ばずでした。


◆ 総評
最新でなくてもいいから最上位機種が安くほしいというのであればまあまあな選択だとおもいます。

いまどきアメリカで買ってもインテルの無線LANモジュールは日本の認証番号が付いてるっぽいし、電源コードはPSEマーク付きで、OSは後からでも言語を変えられるなど、特に困ることはなかったですね。

メモリ 12GB! メモリ代だけで480ドルの半分くらい元が取れてそうな気がしますが、eBayから個人輸入されたablsさんレポートです。

グラフィックスチップに限らずノートパソコンの大半はハンダが原因と、某レッツなんとかさんのエンジニアの方が語っていたことを思い出しました。熱を加えてハンダの再定着を狙い、1ヶ月ほど延命できたものの、結局元に戻ったそうです。ハンダが割れるのは何でしょうね。過熱・冷却を繰り返す熱膨張の類が原因なのでしょうか。 [2015-5-12]

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HP EliteBook 8570W  n2068dd さん

 No. 4135

  CPU RAM Aero Game HDD Base
エクスペリエンス・インデックス 7.7 7.7 7 7 7.9 7

■使用用途
天体静止画像・動画像の変換処理、デジタルカメラのrawデータの画像処理・編集、DAW、業務用三次元CGソフトの入力・簡易レンダリング

■背景
勤めている会社で、1995年あたりからCGワークステーションを導入したが、その際評価・検討したのが、Compaq、DEC、HP、DELLだった。当時世界初の24inchフルHDのソニーCRTを24ビット色彩深度でドライブできるOpen GLグラフッィクカードの動作認証確認済だったのは、この4社しかなかったためだ。ダイナミックピクチャー社のグラフィックボードだけで30万円もしたが、当時の社長に「必要だ」と言って決済をもらった。パソコン本体もデュアルCPU・デュアルバスラインで1台260万円だった。それでも、当時TVニュース用に作成した、3分間のCG動画のレンダリングに3週間の計算時間がかかった。その後、DECは64ビットCPUで高速だったが、Compaqに身売りし、そのCompaqはHPに身売りし、今はまともなワークステーションはDELLとHPの2社しかなくなってしまった(日本のメーカーのものは、大昔から自社開発ではなくインテルのOEMなのだが、ローカルルールのパッチを充てるので相性問題がついてまわり、私は使わないことにした)。そのHPもパソコン部門は資本を分離してしまったが、ワークステーションの何たるかを熟知しているHPにはこれからも途切れないように頑張ってもらいたいものだ。
 そのHPがしばらく前からモバイル・ワークステーションとして販売していたのが、EliteBook8570Wということになるらしい。「らしい」というのは、モバイルでCGというのは考えてもいなかったので、興味がなかったため気にも留めていなかったためだ。どうせ100万ポリゴン程度のデータでも、プレビューが気絶してしまい、使い物にならないだろうと。会社のワークステーションでも、当時はワッドコアのデュアルXEONでもぎりぎりだった。特にまじめにテクスチャマッピングをすると。
 何年か前、個人的にウィンドウズ7のOSライセンス取得のために中古のEliteBook8560Pを購入した。単品のOSより安いのだ。それをクワッドコアi7に換装し、SSDを入れたらけっこうサラサラ動くので、簡単な作業なら使えるかも?と分った。それなら、もう少しまともなGPU搭載のEliteBook8570WならCGにも使えるかもしれないと、やはり中古で追加購入することにした。m-SATAスロットが一つ、光ドライブもHDDドライブに変更できるのでRAID-1も組める。(ソフトがクラッシュすることが多いので使わないけど)
■演算速度
 デスクトップワークステーションの代わりにならないのは仕方ないとしても、案外使い物になる程度の速度ではないかと思う。入力モデル次第で計算時間は変わるが許容範囲だと思う。20年前のワークステーションより圧倒的に高速で、そこに感動するのは単に私が古い人間のせいか? 近年の天体画像処理ソフトには、マルチコア、32G以上のメモリー、ディスクリートGPU、SSDが推奨構成となっているものがあるが、実際使ってみると、なるほどこれくらいの構成でないと計算時間に1時間程度かかってしまい、実用にならない。ただ、一番スピードアップに有効なのは、SSDのアクセススピードだった。天体画像だと100ファイル程度のフルHDのRAWデータを合成したり加工したりするので計算の大半がデータの展開に使用される。もはやこれからはSSDの時代なのだろうと思う。会社や自宅のワークステーションはSCSIの15000回転HDDを4台使いLSI-logicのRAID-5としているが、それに匹敵するアクセススピードが簡単にノートパソコンで得られるには新鮮な驚きを感じた。

■表示装置
 時代は4Kになりつつあり、すでに手持ちのアンドロイドスマホでさえ普通にフルHDの時代なのだ。ノートパソコン用ディスプレイはなんでこんなに遅れているのだろう? といつも思う。色彩再現などもスマホの周回遅れという印象が強い。「シビアなキャリブレーションや高階調の印刷原稿でなければ、まあまあごまかしが効く」というレベルに留まっている。HPの海外で販売していたものは、カラーマネージメントに対応したドリームカラーと称するディスプレイが使えるそうだが、こちらにもそれが欲しかった。GPUのクワドロK2000Mは、安定しいてバグも少ない。

■静粛性・筐体
 ここは、デスクトップワークステーションに圧倒的に差をつけていると思う。ワークステーションのファンの音はオフィスであっても耳障りで、疲労感を増幅させる要素になっている。自宅でいじっているときなどは本当に「静かだなあ」と実感する。レンダリングが始まるとファンの音はうるさくなるが、それでも許容範囲だ。
 下位の機種と同じく、マザーボードを固定しているメインフレームは、プラスチックなので少しがっかりするが、剛性はなかなか高い。デザイン的に疑問なのが、ディスプレイパネル背面のロゴの表示だ。なんでここが光るのだろう? 意味が全く理解できない。キーボードの表面のテクスチャーが滑りやすく少しイライラするが、慣れたらこんなものだろうと思うようになった。Compaqも含めてHPのキーボードは伝統的に質感が悪い。東芝の初期のダイナブックのキーボードは素晴らしく良かったけど、パソコンの実性能は本当に低かったので上手くいかないものだ。

■メンテナンス・アフターサービス
 Compaqの時代からアフターサービスは非常に良い。今でもHPにそっくりそれが引き継がれている。20年前のマザーボードでも、今でもきちんと入手できてびっくりする。国産のマシンは、5年も過ぎてしまうと、全くパーツが入手できなくなってしまうのとは対照的だ。アメリカ本国の「パーツサーファー」サイトから世界中の在庫検索ができ、部品が管理されている。IBMもこれに近かったが最近は合理化してしまった。メーカーへの問い合わせに対しても親切に対応してくれ、「古い機種なのでもうメンテナンスは一切できません」と門前払いする国産のマシンは使う気がしなかったし、それが廃れた原因なのだろうと思う。

■動作認証

世界中のCGソフト、グラフィックソフトは、HPかDELLのマシーンで動くことを前提に製作されているので、安心して使うことができる。「ワークステーション」の名称はここに由来するが、ピークスピードが速いということではなく「安定して落ちない」・「バグにより表示できない」という部分か一番重視される。ピークスピードが10パーセント速くても、バグがあってはなんの意味もない。

■総評

こんな小さなマシンなのに、きちんとワークステーションとして成り立っているのは高く評価できる。デフォルトではRS-232C以外のレガシーインターフェースにも見捨てることなく対応しており、メモリーの容量・nSATAドライブの搭載、ディスクリートGPUなどの基本機能をきちんと押さえた素晴らしいマシーンだ。

 [2016-8-30]

その他のレビュー 2

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