評価 | |
GPU | GeForce GT 650M |
CPU | Core i7 |
DRAM | 16 GB |
OS | Win7 x64 |
投稿者 | mkent05mg | 2012-05-31 23:11:41 |
Ivy Bridge+Kepler世代のミドルクラスGeforce搭載機種で、持ち運べそうな機種を探していたところ、ドストライクな機種が!!発表後にチェックを初め、販売開始早々にぽちっていました(汗
・・・衝動買いです。「同サイズのネットブックやウルトラブックと比較して、メモリやHDDの換装が容易であることは、この機種最大のアドバンテージであり購入の動機」という理由はぽちってしまった自分を納得させるための理由です。
構成は、HDDとメモリ換装前提で、i300SA1(Corei7 3612QM,MEM 4G,HDD 320G)に3年保証を付け、古いノートを下取りに出したので、差し引き\99,330。メモリはCORSAIRのVENGEANCE CMSX16GX3M2A1600C10 16G \11,781に換装したので、合計\111,111(!!)でした。HDDは以前から持っていたSSD(A-DATA S592 128GB)に換装済みです。
それから、細部は後で書きますが、初期不良によりベアボーン交換をしていますので、新旧の比較も一部交えております。
また、エクスペリエンスインデックス等では、NVIDIAコントロールパネル→グローバル設定→優先するプロセッサを「高パフォーマンスNVIDIAプロセッサ」にしないと正しく計測されないようでしたので、BBENCHを除くベンチ結果についてはGT650M側にして測定しています。なお、BIOSに固定機能はありませんでした。
◆ 体感速度の変化
過去に使用していた機種と比較し、起動、シャットダウン等はSSDによる影響が大きいのでほとんど変化なし。CPU負荷のかかる作業についてはさすがのCorei7です。メモリ16GBのうち、2GBをRAM DISK化して、キャッシュ、ブラウザ等をおいてますので、爆速です。
◆ 液晶:輝度、視野角、発色の印象など
視野角は、よく有るTNのノートパソコン、といった感じです。左右は比較的広いですが、上下、特に下側は狭いですね。正面から外れるとすぐに色が反転します。発色はやや青白く感じますが、特に問題がないと思います。最初に届いた機種は、液晶右上部に色ムラ?というか液晶を強く押さえた生じる滲みのようなものがありましたが、交換品はこれもなく良好です。個体差?
◆ キーボード:配列やキータッチ、タッチパッド
アイソレーションタイプで、キーピッチは実測で13mm四方と小さいです。また、ストロークは浅めですが打鍵感はしっかりとあります。キートップはややフワフワしていて、違和感があります。(特にカーソルキー等小さめのキー)ですが、慣れればブラインドタッチも問題なさそうです。
最初に届いた機種は、キーボードの左側(半角/全角キー付近)及び中央左側付近のたわみがひどく、取りこぼしが多発していたので非常に不満でしたが、交換品はRキー付近に若干のたわみがあるものの問題のないレベルです。これが一つ目の交換の要因となりました。
◆ サウンド:音楽CDの印象や音割れの有無など
THXをオンにするとサラウンド効果を如実に感じられ、この筐体の小さなスピーカーを考慮するとかなり良いと思います。ヘッドホン使用時には向いていませんが。ヘッドホン端子からのホワイトノイズ、雑音等も無く問題の無いレベルだと思います。
◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
見た目は、、やや大きなネットブック。
筐体はがっしりとしており、特に問題はなさそうです。ヒンジもゆるい感じはせず、勝手にしまってくるようなこともありません。
しかし、使用後しばらくして裏蓋のツメが折れていることに気づき、前述のキーボードの件とあわせて連絡したところ、ピックアップ修理となり、結局はベアボーンごと交換となりました。裏蓋は取り外しが簡単ですが、ツメは折れやすい様ですので、換装前提の方はご注意を。
必要なコネクタ類はそろっており、USBの配置は左手前に3.0が2、右奥に2.0が1です。筐体のサイズを考えると、十分といえると思います。
◆ 排熱:筐体の温度
ほぼ無負荷時でも、パームレスト及びタッチパッド付近、特にタッチパッドから左側はCPU、GPU及び排気口に近いため暖かくなります。室温25℃でもやや暖かく感じるため、夏場は不快に感じるかも知れません。キーボードも下側はやや暖かく感じます。ゲーム時はより暖かくなりますが、冷却効果は高いため、暑い!とまでは感じず、それなりの温度を保っているようです。
◆ 静粛性:光学ドライブ、冷却ファンなどのノイズ
アイドル時及び軽負荷時はファンが低速に回転しているためとても静かです。ただし無回転にはならないようです。ゲームやベンチ実行時は高回転で排気口から熱風が吹き出しますが、ファンの口径が大きいため、高音成分は少な目かと思います。さすがはCLEVO、といったところでしょうか。
◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
本体は約1.65kg(実測)と、この液晶サイズとしてはやや重めですが性能を考えるとすばらしい!と賞賛したくなります。ACアダプタは重く、でかいですが性能を考えれば致し方ないかと。バッテリーは、BBENCH(Web巡回間隔:60秒、キーストローク間隔10秒)輝度:1/3、電源プラン:バランスにて、3時間3分程度しか持ちませんでしたので、ACアダプタを必須と考えるとやや重いかな。でも、持ち歩いてますけど。
◆ その他
本体ではなく、マウスコンピューターに関することなのですが、この機種ではサプリメントディスク(ドライバーディスク)をデスクトップ上の「サプリメントディスクのバックアップ」より作成することが出来ます。と、ファーストステップガイドに記載があるにもかかわらず、そのようなアイコンは存在しませんでした。また、当然の如くCDも付属していなかったため、サポートに問い合わせたところ、1枚目は無料で送付できますとのこと。マニュアルに1枚目は無料で送付できます、と記載するか、最初から入れておけばいいのに、と思いました。マニュアルの記載不良なのか初期出荷時に入れ忘れたのかわかりませんが、入ってないよ!という方は、サポートに問い合わせれば送付してもらえます。
まぁ、この機種に手を出す方はOSのクリーンインストールは当たり前に出来、ドライバも探してインストールできるベテランの方が多いと思いますので、必要性は無いといえば無いのですけど。
後、マウスコンピューターのサポートページは便利ですね。製造番号を入れると必要なドライバ等がダウンロードできるので、一々機種や構成を調べる必要がありません。
◆ 総評
最初に届いた機種のキーボード及び液晶を見たとき、これがネックとなり総合評価は4点でしたが、交換品によりネックとなっていた部分が大幅に改善され、当然の如く総合評価は5となりました。個体差がややある機種に感じますが、マウスのサポートは神対応でした。ですので、少しでもおかしいな、と感じたらサポートに連絡すると良いと思います。
最後に、このサイズにこの性能を詰め込んで世に出したCLEVOと、日本で発売してくれたマウスに感謝!です。