ソニー VAIO VGN-BX90S

評価90 点
GPUMobilityRadeon X700
CPUPentium M
DRAM1 GB
OSXP
投稿者z_vex
2006-05-13 21:28:24
◆ 購入のきっかけと価格
メインで使っていたデスクトップが壊れたため必要に迫られて購入しました。
大学の寮に入ることになり、スペースの関係でノートパソコンが必要。
また、WinFX関係を触る際にマシンへの要求スペックの高さと手持ちのお金の兼ね合いで決まりました(笑)
使用用途は開発関係と、多少の娯楽でゲームはとくには扱ってません。
なので、抑えて構成し液晶もクリアブラックLEではないノーマル液晶を選択しました。
トータルのコストは147800円程度だったと思います。
約一月使用です。

◆ 実際の体感速度
普段はCPU速度を「省電力」にて使用していて、必要時にのみ「動作優先」または「自動設定」にして使用しています。
体感速度自体はHDDへのアクセス以外にはデスクトップよりいい感じで使用しています。
ただ、「省電力」設定時にはタブブラウザのタブが多くなった際にブラウザの起動、終了がもたつくことがあります。

◆ 液晶の質
購入したのはノーマル液晶でした。グラフィック関係を触る際に視野角が厳しいため結構不便しています。クリアブラック液晶がLEであったためにノーマルを選択したのですが、これならクリアブラックを購入したほうが良かったのかもしれない。。。と、思っていますが、クリアブラックでどれほど視野角が改善されるのか分からないので、あきらめています。
これまで使っていたデスクトップの液晶がNANAOだったのでそのギャップも大きく感じます。出来るならドッキングステーションを購入してDVI-Dで外部液晶を使用したいと思いますが、オプション品が高すぎです。
外部出力はアナログは発色が悪く、ただ出力するのみの使用しか出来そうにありませんでした。残念。
それでも、移りこみが無いのはプログラミングとかレポートする際には助かります。疲れないので。

◆ キーボード
押しやすく、そこそこだと思います。
ただ、デスクトップなどと比べると故障したときが怖いので、夏になるとパームレストに手を置くのも辛いと思うので外付けキーボードを買おうと考えています。
スティックポインタとタッチパッドが両方ついました。タッチパッドがキー入力時に邪魔になるので、スティックポインタは非常に重宝します。また、スティックポインタの交換用ポインタは二個付属していたので、とりあえずは安心できるかと。

◆ サウンド
内蔵のスピーカーはノートにしてはそこそこ言いかと思いますが、中身がそれほど良くないと思わせるサウンドでした。普段はヘッドフォンもしくは外部スピーカーを使用しています。

◆ 筐体:強度と質感
筐体の質感は飽きない質感に仕上がっていてかなりいい感じに仕上がっています。
強度に関しては、普段から持ち運んで使用することを考えたらがっしりしていて特に不満はありませんでした。
ただ、最近のLet's noteなどと比べると。。。不安かなぁ。。。

◆ 筐体:各種コネクタの位置
USBが右に全部ついているのが最初きついかなーと思いましたが、USBポートの間隔が綺麗にあいているので、全然気になりませんでした。むしろ、マウス、キーボード、USBメモリなど、いろいろな物を抜き差しするときに一箇所にあるのは便利でした。
外部出力コネクタが横についてるのも結構便利です。
ケーブルが発生しやすいものが奥のほうについていて、ドライブなどが手前にあり、ケーブルが手元に紛れ込まず好印象でした。

◆ 筐体:発熱と冷却ファン音
発熱は、HDDの入ってる部分が熱いといろいろコメントされていましたが、特に熱いとは感じていません。
MicrosoftのWindows UpdateもしくはMicrosoft Updateでカスタムインストールを選択するとSATAかHDDのドライバがあるのでそれを入れると熱は多少改善されるようです。
冷却ファンは「省電力」状態でも常時回り続けています。購入時はかなり気になりましたが、一月で慣れます。
こだわらずに買った学校のコンピュータのファン音よりは静かに感じています。
「動作優先」時はフル回転で周り、非常にうるさいと感じます。ゲームするならヘッドフォン必須かもしれません。

◆ ACアダプタ:大きさや発熱
ACアダプタはでかいです。何とかしてもらいたいぐらいでかいです。かばんに入れる際にも結構かさばるので要注意かもしれません。
発熱は問題ないレベルに抑えられています。

◆ モバイル性
これまではサブノートにDynabook SS 2000を使用していて、これが1.2kg程度だったので、約二倍の重量になりましたが、実質大して差は感じません。
室内で持ち運ぶ際には気になりますが、かばんに入れてしまえば差はないかと。
ただし、Let's noteのように教科書などと一緒にかばんに放り込む。。。というような用途には使えませんので、専用のかばんがあったほうがいいと思いますが。

◆ その他
今回はマシンが急に壊れたことで、選択する時間が無く、急遽購入するにいたりました。
その中で、条件がGPU搭載、PentiumM、バランス、価格を含めて考えたとき、VAIOのBXとSで悩みました。しかし、Sを購入しようとした際には手に入れるのに時間がかかるということで、BXを購入しました。
バッテリーのもちの悪さで少し躊躇していましたが、購入してみると、SXGA+の解像度は非常に作業がはかどり結果的にいい買い物をしたと思っています。
また、指紋認証が非常に便利で、今後の購入時には指紋認証も考慮に入れていこうと思います。これはうれしい誤算。あと、スティックポインタがついているのは何よりの特筆すべき点でしょう。
ワイヤレスLANのON,OFFスイッチはあってもあんまり意味がない。。。と感じるほどのもので、OFFにしてもワイヤレスLANモジュールは検出されるので、電波を探し続けます。ワイヤレスLANの無効化もいっぺんに行ってくれると良かったのですが。。。

内部のソフトウェアは不必要なものが無くて非常に良かったです。HDDのバックアップもプリインストールソフトウェアで可能でした。
ソフトウェアのバランスが優れているのはユーザーとしては非常にうれしいところです。

◆ 総評
ゲームユーザではないので、あまり参考にならなかったかもしれませんが、総評として、マシンパワー、ソフトウェア、周辺装置など非常にバランスのいいマシンです。
開発などを目的とする人でファンが余り気にならない人にはほんとにお勧め。
90点というのは、騒音問題で-2、バッテリーで-3、視野角で-5といったところでしょうか。ただ、液晶自体は綺麗ではあります。
レポート、開発などでディスプレイを長時間眺めるなどの用途がない場合にはクリアブラックLEを選択しといたほうがイイのかもしれません。ゲーム時に視野角が狭いと見えるものが見えなくなりますので。
プラットフォームがひとつ古くなりますが、価格的にも、スペック的にもバランスのいいマシンだといえるかと思います。

ながながとありがとうございます。