ソニー VAIO VGN-SZ93S

評価
GPUGeForce Go 7400
CPUCore Duo
DRAM1 GB
OSVista
投稿者らーめん
2007-03-04 00:58:48
◆ 購入のきっかけと価格
進学に際して、モバイルできる環境が必要になったため、前回の購入時にはBXだったのですが、重さと、性能がバランスよく取れたSZを購入。
OSはHomePremium、CPUはT7600、メモリは1G(必要なら後から)、HDDは160G(200Gだと回転数が変わるため)、プレミアムカーボン、指紋、モーションアイ、
Bluetoothレーザーマウス VGP-BMS33をつけて296,800円です。
スリムLED液晶のプレミアムモデルにしました。
バイトの貯金が一気に飛びました。

◆ 体感速度の変化
Pentium M 2G ⇒ Core2Duo 2.33G ですが大きな変化は感じられず、ソフトウェアをよほど多く使わない限り、PentiumMで十分すぎると思います。
ただ、確実にベンチマークの類は早くなっているので、性能はかなり違うんだと思います。でも体感する機会はほとんどないです。
Vistaが重いため、メモリを2Gにしたほうがスワップがへるので快適だと思います。(そのためにReadyBoostがあるのですが)
今のところは1Gで十分活用できそうです。

◆ 液晶の質
こいつにはマジでびっくりです。
色合いが若干青っぽいですが、鮮やかで、反射や写りこみも少なく、想像以上の明るさでした。クリアブラックLEと比べられない(笑)。視野も割と広いです
そして、一番のメリットですが、立ち上がりが圧倒的です。
蛍光管はどうしても暖まるまで、暗い感じですが、こいつは起動時からギンギンに光ります。解像度がワイドのため、若干使いにくいですが、それは慣れの問題でしょう。

◆ キーボード:配列やタッチ
なんていうかこれはこれで、すごくデザインはいいですが、打鍵の感触がペタペタとしていて、打ちづらいです。キー自体はしっかりとしています。打鍵音はわりと静かで、パチパチとかそういう感じではなく、ペタペタと鳴ります。
キーの大きさとストロークは十分だと思いますが、配置に若干の違和感があります。
アンダーバー(_)が小さかったり、Enterがでかい等

◆ サウンド
スピーカーの音質は、コスミオとは比べ物にならないですけども、割と音質はいいです。携帯電話のスピーカーで満足できる人は、これで十分です。小さいながらも、しっかりと鳴ってくれます。
ヘッドホン端子ですが、見た目は普通の黒イヤホン端子なんですけど、聞いてみると恐るべし!すごいぞSoundRealityです。まずノイズが皆無です。上から下までクリアに聞こえます。
解像度についても、PCのオンボードとは思えない音質です。
ASIOが使えるので、軽くDTMもできます。
イコライザ機能がSonicStageMasteringStudioのソフトを常駐させ、そこアプリケーションで設定する形式です。効果を適用するアプリケーションをあらかじめ登録し、常駐を通じて出力されるため、ゲーム、ムービーなどの同期が必要な物の場合は、音とびなどが生じることもあります。また、アプリが不安定でよく落ちます。MasteringStudio自体はそこいらのサークルのCDくらいなら十分マスタリングできるレベルのソフトで、5万くらいで売りに出してもいけそうです。
SoundRealityとマスタリングスタジオだけで数万の価値はあると思います。

◆ 筐体:質感や強度
液晶が薄くて折れてしまいそうです(そんなことはないと思いますが)。
ラッチレスなので開閉が快適です。
パームレストがアルミで冷たいです。起動中はあったかいです。

◆ 筐体:各種コネクタの位置
USBポートが右に2つで少ないため、Bluetoothマウスは必須でしょう。
LANポートは右についていて、使いづらいです。自分は背面がベストだと思うのですが。
PCカードスロット、ExpressCardも共にダミーカード。LANポートにカバーをつけるくらいなら、こちらもこだわってほしいところです。

◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン
HDDのついてですがSAMSUNG製で5400回転らしいです。速度はノート型としては並。
DVDドライブは松下製。軽量ドライブらしいです。速度や書き込み品質に問題はありません。動作音も並にうるさいです。
冷却ファンは通常のWebやOffice程度では、ほぼ回転しません。回転してもエアコンより静かです。
負担のかかる作業をするとある程度回りますが、BXに比べると体感3分の1くらいです。
放熱についても問題はなさそうです。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
軽いです。片手で持ち歩ける軽さです。店頭モデルより軽い。
薄さは手前が薄くなっていて、キーボードに適度な傾斜がついて使いやすいと思います。
ACアダプタはスティックタイプにしました。通常のアダプタと体積はあまり変わらないです。ACアダプタ本体からのコードが15cmと短いので、デスク周りがすっきりします。コードが本体に収納できるので、アダプタのケースはあまり使うことは無いと思います。熱も普通にあったかいレベルです。
バッテリの持ちは、スタミナモードで輝度を軽く落として3~4時間程度の持ちです。

◆ その他
フェリカポートはあればEdyギフトの受け取りに使うくらいで特に必要ないものですが、ソニスタで決済するときに使うと便利です。
BluetoothマウスVGP-BMS33が絶品です。
レーザーマウスなので安定して動作し、電池の持ちも改善されており大変お勧めできる一品です。

◆ 総評
持つことがうれしいデザインと質感。そして性能。
純正周辺機器も充実。
高い金を払う価値が十分にあるモデルだと思います。

キーボードは少し改善してほしいですね。

総合してみても98点はあげれるレベルのパソコンです

------------------------ 2007.3.16 追記 ------------------------

メモリを1GBで購入したと書きました。
が、しかし・・・HDDのスワップが多発し、WindowsVistaの起動に3分~5分。超遅い。そのあとこの状況でゲームなんか起動したら→メモリに空きが18Mしかない→キャッシュ500MくらいをHDDに移動→スペース開放→ReadyBoostのデバイスに移動→ゲームを終了する→メモリに書き戻す

それっぽい動きをしていまして、当然ですが、起動時、終了時はスワップが多発して、重い重い・・・

とりあえず、内蔵のMSDuoスロットでメモリースティックがReadyBoostにつかえるかどうかについて。カスタマーリンクに質問すると、USBフラッシュでは各社保証しているものは動作することを確認しているが、公式では内蔵スロットでReadyBoostの動作は保証いたしかねます。と言うことらしい。

A:私のテスト結果ですが、つかえます。カードの性能によります。

ただ、オークションでMSを買うのは辞めましょう。偽物が多いです。
kakaku.comで見る限り、SONY純正は高い+遅いので、Sundiskなどのサードパーティ製がおすすめです。

動作を確認したカードは→Sundisk Extreme ? MS Duo Pro 2GBです。8000円前後で買えますので、ショップできちんと買うのがベストです。

なお、ExpressCardスロットにアダプタをさしてメモリーカードを使用すると、使用できない場合が多いので、あまりお勧めできません。

ReadyBoostの効果は、前述のスワップが少し減る程度です。根本の解決にはなりませんが、快適さを求める方、ぜひお試しあれ。

次、メモリについて

Vistaでは素で1GBはきついです。快適に使おうものならやはり、2GBは必須条件です。
これはゲームとかを除いて、通常のアプリケーションの場合でも1GBでは快適に動作しないということです。特にXPから移行される方は体感速度で XP1G=Vista2G 位に考えるといいと思います。

そこで、インフィニオン社のメモリが刺さっていたのを、I・O DATAのバリューメモリに交換しました。もちろんDDR2-5300で買いましょう。手数料など考えても、それなりに安価で買えます。
梱包はピンク色のプチプチに包まれ、白い箱にラベルが張ってあるだけの簡易包装です。

標準のメモリですがCPU-Zで見る限り、当然標準ではDUAL動作です。
ただ、DDR2-4200での動作です。(BXのメモリも同じでした。
Vistaのスコアもメモリ4.5ですね。

交換するに当たり、標準のメモリを売ったりしないように!保証のために残しておくのがベストです。
交換後
CPU-ZではDUAL動作を確認。
メモリの製造はA-DATAとなっています。
DDR2-5300動作を確認。
Vistaのメモリチェックでエラーも無し。
これで交換は完了。

動作は明らかに快適になりました。
スコアも4.7に上昇。
スワップも減りました。
空きは1G程度ある様子です。

ゲームについてですが、ほとんどのゲームは動作しません。
ニードフォースピードカーボンも起動して普通に動くのかと思えば、エラーで落ちます。
あと、Vista非対応ソフトを無理に入れないように!
互換性の警告ウィンドウを動くだろうと思ってOKを押すと痛い目にあいます。
実際、動作しないアプリケーションは大半がインストール時に警告が出るので、無理に入れないほうが無難です。
無理に入れると私の場合ブルースクリーン→起動しなくなるという痛い目にあいました。
しかし、Vistaは流石です。起動失敗を繰り返すと、スタートアップの修復ウィンドウがクラシックで表示され、自動で修復されます。少しだけ感動しました。

USBポートについては、下部に付いているため、愛用のウォークマンEタイプが刺さらないという・・・なんとも残念です。

秋冬でフルモデルチェンジされそうな予感がします・・・