Lenovo ThinkPad X61t

GPU
Intel GM965
◆ 購入のきっかけと価格
 持ち歩いて使用するPCとしては、Thinkpad s30を使っていたのですが、メモリを256MB以上に増設できないこともあり、以前から処理速度には不満をもっていました。今回、Vista登場に伴い、物欲が刺激されたのが最大の購入の要因です。当初はHP tx1000を考えていたのですが、どうも、最大の特徴であるタッチパネルのできが今ひとつのようなので、逡巡していました。ただ、これによってタブレットPCに対する興味がわき、以前よりThinkpadが好きだったことも相まって、Santa Rosa搭載を機に購入に踏み切りました。ThinkVantage clubからの直販で購入しました。

◆ 体感速度の変化
 購入したての状態(メモリ1G)では、常駐ソフトが多いせいか、HDDのアクセスが多く、ちょっと使い物にならない印象でした。メモリを2Gに増設してからは、Thinkpad s30とは比べものにならないくらい快適になりました。起動には結構、時間がかかりますが、一度立ち上がってしまえば、もたつきは少ないです。CoreDuo 1.66G搭載でXPを動かしているHP nw9440と比べても、体感的には遜色無いです。

◆ 液晶の質
 Thinkpadの液晶にしては、十分に明るく、視野角も広いです。ドット欠けもありませんでした。タブレット化に伴って、視認性が損なわれているということもなく、非常に見易いです。XGAはVistaにはやや狭いとは思いますが、このサイズのPCとしては、まあ、仕方がないと考えています。
 タブレット機能:タッチパネル機能のできは今ひとつの感じです。特にデジタイザペンの快適さを味わってしまった後ではどうにも物足りないですね。非常用、といったところでしょうか。

◆ キーボード:配列やタッチ
 Thinkpadのキーボードには慣れていましたので、私には、違和感はありませんでした。クリック感のあるタイプですが、重くはありません。以前のthinkpadよりはすこし軽めになった気がします。トラックポイントは相変わらず非常に使いやすいです。他社の同タイプのポインティングデバイスと比べても、圧倒的にポイントしやすく感じます。デジタイザーペンは、タブレットモードでなくても、十分に使用可能です。

◆ サウンド
 スピーカーでも、思っていたよりはちゃんと鳴っている気がしますが、音楽観賞用には使えません。カタログにはステレオってありますけど、モノラルだと思います。ヘッドフォンの方は、ノイズも入らず、良い感じです。

◆ 筐体:質感や強度
 独特の質感のある、つや消しの黒い筐体。個人的には非常に好みです。まだ、IBMのロゴもついてます。強度は十分あると思いますが、タブレットでない、2点支持のX61等と比べると、視覚的に少々心許ない感じがします。ガタつきはありません。

◆ 筐体:各種コネクタの位置
 USBは右に2個、左に1個。右側はかなり手前よりです。できればもっと奥の方が良かったのですが、そこにはHDDが入っています。

◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン
 静粛性は高いと思います。それなりにファンは回っていますが、その回転音が気になることは殆どありません。HDDは7200rpmのものに換装しましたが、静粛性は損なわれていません。パームレストがあつくなることも無いようです。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
 頻繁に持ち歩くには、ちょっと重いですね。私は車で移動し、出先のデスク上で使うことが多いので、それほど気にはなりませんが、より軽ければそれに超したことはありません。ACアダプタはそれほど大きくはありません。発熱も軽度です。
 標準バッテリーの使用だと、あまり持ちは良くありません。立て続けに動画を再生したりすると、1時間程度しか持たないのではないのでしょうか。ごろ寝使用の為には、大容量バッテリーの購入必至です。現在の設定はDefaultのままなので、バッテリーライフ重視なら、多少は良くなるのでしょうが、結局快適さとのトレードオフなんでしょうね。

◆ その他
 このモデルを購入して1ヶ月たたないうちに、高解像度モデルが発売になり、正直、悔しい思いをしました。SXGA+である以外にも、Vista ultimateの採用、RAM 1Gx1(私のは512MBx2)、HDD 160GB等、見るべき点が多く、私のモデルのアドバンテージは、タッチパネル機能程度です。今買うのであれば、高解像度モデルを選んでいた可能性大です。ただ、処理能力には違いはありませんし、所詮12インチで表示できる内容には限界があるさ、と自分を納得させています。と、いいながら、なんか悔しいので、HDDを100G 7200rpmのものに換装しました(これは非常に簡単)。
 付属のソフトウェア群が非常に優れています。このあたりはThinkpadに一日の長がある部分です。
 Thinkpadはモデル全体でのイメージが統一されているので、ほぼ同じデザインコンセプトの周辺機器をそろえられるのも魅力の1つです(代わり映えしないという意見もあるでしょうが)。

◆ 総評
 lenovoになって少々敬遠していましたが、久しぶりに購入したThinkpadは、やはりThinkpadでした。エンターテイメント面での派手さはありませんが、スペックに現れない部分で、非常にスマートな作りになっていると思います。なんというか、”タッチが良い”感じです。
 タブレット機能については、絵を描いたりしない私としては、もう一つ活用イメージが浮かんでこないのですが、この機能を利用して、かっこよくプレゼンができたりすると良いなあ、と思っています。とりあえずは、家にSONY VGF-DT1があるので、ごろ寝TV・ごろ寝ネットサーフィン等に活躍してくれるでしょう。
 最初は違和感の会ったVistaでしたが、数日間使っていると、なかなか良い感じです。ソフトウェアや周辺機器の対応が更に進んでくれるのを待っています。
 今後はSSD搭載等により、更に軽く・速く・長く使えるモデルになってくれることを願っています