デル Latitude Latitude D830

GPU
Quadro NVS 140M
◆ 購入のきっかけと価格
3年以上使用してきた HeliosPro 9700 の調子が絶不調になり、せっかくなので持ち運びやすいマシンが欲しいぞ、ということで新機種の購入を決意。
Web関連+αの仕事をしている関係で、画面解像度が最優先、WUXGAが表示できてコストパフォーマンスに優れたモデルを検討していました。当初はDELL Inspiron 1720 を第一候補に据えていましたが、リアルサイトで1720 と 1520(D830のダミーとして) を持ち比べてみたところ、D830の軽さに軍配が上がり、XPも選択可能だったのですが、ハイブリッドHDDを試してみたい衝動に駆られVistaを選択しました。

価格は、Vista Ultimate(英語版)、WUXGA、120GハイブリッドHDD、3年間の盗難対応保障(翌営業日 出張修理)などを付けて、送料込みで19万強。14%オフ+送料無料の効果は大きいです。若干1720よりは値が張りますが、それでもいい買い物をしたと思います。


◆ 体感速度の変化
酷評されがちなVistaですが、意外なほどにスムースに動いています。エクスペリエンス インデックスのスコアには現れていませんが、ハイブリッドHDDの効果でしょうか?このマシンが初Vistaなので他のマシンとは比べられないのです。
ソフトウェア関連ではHelliosProでは重たくて使い物にならなかったAdobe PhotoShop Lightroomがサクサク動くところに感動しました。かなりヘビーなソフトウェア音源系のソフトもテスト程度に動かしてみましたが快適そのものです。
3D性能はそこまで高くありませんが、ゲームは殆どしませんし、3Dグラフィック系のソフトウェアは補助的に使用する程度なので妥協できる範囲内ですね。


◆ 液晶の質
HelliosProの時点で15インチUXGAモニタでしたので、今回の15.4インチWUXGAモニタもそれほど違和感はありません。確かに表示は細かいですが、この作業空間の広さは何物にも代えられません。
危惧していたドット欠けもなく、ノングレア液晶ということで写りこみに関しても問題なしです。


◆ キーボード:配列やタッチ
程よい打鍵感でノートPCとしは上出来ではないでしょうか?ポインティングスティックはあまり使ってません。PageUp&DownやHome&Endキーがそれぞれ独立しているところもよいです。
ただ、今回、開発のしやすさから英語キーボードを選択したのですが、エンターキーが小さくなって打ち間違えが頻発し、ちょっと困ってます。まぁ、自己責任ですし、慣れの問題ですよね。
ちなみにOSが英語版なのは、Latitudeの場合、キーボードはOSの言語選択に依存するため、英語キーボードを使用するためにはOSも英語版にする必要があったからです。Vista Ultimateにしてしまえば、全言語のIMEとインターフェースが付いてきますので、日本語の入力は普通にできます。


◆ サウンド
意外なほどによいです。キーボードの左右にスピーカーがあるのですが、ステレオ効果がかなり出ます。本気モードのときはオーディオインターフェース+ヘッドフォン使用なのですが、普段の何気ない効果音やWeb動画程度なら十分ですね。


◆ 筐体:質感や強度
質実剛健という言葉がピタリと当てはまります。マグネシウム合金のボディは硬さ十分で、高級感もあります。


◆ 筐体:各種コネクタの位置
USB端子が3つというのは、人によってはネックになってくるかもしれません。あと、個人的にはCFスロットがついていると嬉しかったのですが、メディアカードリーダー系は搭載していないので、PCカードスロット内蔵タイプを追加購入して使用しています。
あと、実はInspiron系はLANコネクタがが100BaseTまでしか対応していないのですが、Latitudeシリーズは勿論ギガビットイーサ対応なのでファイルサーバーとの接続時には威力を発揮しそうです。


◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン
静かなものです。高負荷時にはそれなりにファンが回り、底面も熱くなりますがHelliosProのアイドル時のほうがよっぽど爆音+高熱です。
光学ドライブが高速回転する際に若干うるさくなることがありますが、全体的な静粛性は図書館でも使用できるレベルだと思います。


◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
うすーい、かるーい♪(HelliosPro 比) アダプタ込みで3キロ強は余裕でモバイルの範囲内です。毎日背負って自転車で通勤できます。この重さでこの環境を持ち運べるのですから文句なしです。
ただ、世の中的にはやはり大きな部類に入るらしく、持ち運び用のバッグを購入する際には選択肢が狭く苦労しました。
また、基本的にはアダプタ使用なのですが、バッテリー駆動時は若干、動作に引っかかりがあるような気がします。


◆ その他
蛇足的ですが、同時に購入した'Plug-and-forget' ロジクール VX nanoはかなり使いやすいです。



◆ 総評
比較対象がHelliosProという規格外マシンなので、一般的な意見とは食い違いがあるかもしれませんが個人的には大満足な一台です。Vistaが思いのほかまともに動いているので、拍子抜けした気分でもあります。


先代のD820では中途半端という評価を貰っていましたが、ポジティブに捉えれば高次元ですべての要素を落とし込んでいるとも言い替えられます。言うなれば、50本塁打するパワーヒッター(CLEVO製品全般)でもなければ、200本安打する俊足系(Vaio TypeTとか)でもなく、3割30本30盗塁が可能な巧打者といったところでしょう。しかも、コストパフォーマンスもよろしい。
3D性能に満足しきれない部分や(マイナス5点)、もう一回り小さくなってくれてたらあのバッグに入ったのに!(マイナス5点)といった程度の不満点はありますが、大きな不満は皆無で総合的に名機と呼べるマシンだと思います。