デル Precision M6300

評価
GPUQuadro FX 1600M
CPUCore Duo
DRAM2 GB
OSXP
投稿者ぷにっつ
2007-10-14 22:50:27
◆ 購入のきっかけと価格
そろそろXPもなくなりそうなのでまだ買えるうちに買っておきたかったのと、旧パソでは趣味で使っている3dsMaxやCombustionの使用時のパフォーマンスに不満が出てきたため。CG用途なのでUXGA以上の解像度は必須でした。変更点はCPUをC2D1.8→2.2GHz、メモリを1024→2048です。GPUは256+ターボキャッシュ256で512MBです。個人事業主で購入し3年出張修理付、14%オフ、送料無料で19万ちょいでした。旧パソはdellのinspiron5150(P4-3.06GHz、メモリ1024、GeForce5200-64MB、win2k)です。

◆ 体感速度の変化
XPを個人で使用するのは初めてなのですがC2Dに期待していたキビキビ感というものは感じません。まあこんなものでしょうか。旧パソよりメモリが増えたおかげで3dsMaxの動きは安定しています。また旧パソはCombustionと相性が悪いらしく起動するだけで発熱していましたが、今回は非常におとなしくかつ安定に動作しています。どこからがquadroのおかげかはよくわかりません。

◆ 液晶の質
非光沢17WUXGAというのが非常に魅力的です。LPLE400でLG.Philips LCD製らしいです。最高輝度にすると非常に明るく、普段は3段階落としています。ドット欠けはなし、色ムラは特に気にならず、輝度ムラは一色に統一して眺めるとやや気になる程度です。視野角は左右はそれほど気になりませんが、上下変化にかなり弱いです。初期設定では青っぽいのでNVIDIAコントロールでガンマを赤+11、緑+8、青+4、デジタルバイブランス+15に変更しています。

◆ キーボード:配列やタッチ
特に不満はありませんが、テンキーはあった方がいいのかもしれません。

◆ サウンド
ビープ音が死ぬほど大きい設定になっていました。音質は特に不満はありません。

◆ 筐体:質感や強度
派手さはありませんが金属製の天板を含めデザインはなかなかのものだと思います。inspiron5150より相当かっこいいです。剛性はかなり高いのではないでしょうか。

◆ 筐体:各種コネクタの位置
USBは右側にも欲しい。これが最大の不満です。

◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン
ほぼ無音です。これが一番びっくりしました。superパイ838万桁で負荷をかけてみるとCPU温度がおよそ70℃を超えるとファンが回り始め、5分弱で終了するまでに50℃程度まで下がっていました。その後40℃以下になるとファンがストップし、通常の使用ではファンが回らず40~50℃で安定しています。ファンが回っている間も耳をキーボードに近づけなければほとんど聞こえません。パームレストは全く熱くならず、キーボードに触れると直下に熱源があるとわかる程度です。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
モバイル?何それ、おいしいの?

◆ その他
superパイ104万桁:22秒
ゆめりあベンチ:1600x1200最高画質11034~11106
ゆめりあベンチ:1024x768最高画質20282~20379
ベンチ性能はそれほど特筆すべき点はないようです(むしろ低い?)。まあopenGL用アプリで頑張ってくれればOKということで。らぶデス2は問題なく動きました。

個人的にwin2kが好きなので入れようと思いましたがPCIdeviceの?がどうしても消せなかったのと、2kだとどうもデュアルコアをきちんと扱えない(superパイの所要時間が2倍になった)ようなのであきらめました。結局nliteでいろいろ削ったXPに落ち着きました。

◆ 総評
もともとinspiron1720にしようかと思っていたんですがワークステーション仕様のprecisionに一目惚れしました。quadroを積んだ他社製品だととてもこの価格では買えません。目下1600Mは人柱状態ですが、マシンの基本性能は非常に高レベルでまとまっていると満足しています。