デル XPS M1330

GPU
GeForce 8400M GS
◆ 購入のきっかけと価格

ある程度のモバイル性にセカンドノートとしてそれなりに馬力のあるPCが欲しかった為。
機種選定には悩みました。VAIO SZを軸にBIBLO MG,dynabook CX等考えましたが、XPS M1330も値段が下がって
きていたので、試しに見積もってみたら予算内に収まったので。
構成は、Home Premium/T8100/1GB*2/120GB/8400M GS/指紋認証/3945ABG/Bluetooth/9セル/デルケアで15.5万。
尚、特別の断り書きが無い限り、下記に変更した状態でのレポートです
OSは、Vista Home Premium -> XP Professional SP2
メモリは、1GB*2 -> 2GB*2(Transcend製)
HDDは、120GB -> 320GB(Western Digital製)

◆ 体感速度の変化

CPUは、Penrynコアとしては最下位のT8100(2.1Ghz/3MB/800)ですが、実務・実用系アプリではサクサクと動作。
XPS M1710(T7600)と比べても引っかかるような動作は無いですね。
ゲームでの動作は確認は確認はしていませんが、独立GPUと言えどもバリュークラスなので過剰な期待はせず、
軽めのゲームを息抜きにプレイする程度なら実用的かも。
メモリの認識はBIOSで4GBを認識。OS(32bit)上ではVista/XP共に3.5GBを認識。
Intel Dynamic Acceleration は、アプリによっては効果有りそうです。(後述参照)
動作確認のためにセットアップしたVistaのエクスペリエンスインデックスは、下記の通り。
BASE 4.1/CPU 5.1/RAM 4.9/AERO 4.1/GAME 4.6/HDD 5.1

◆ 液晶の質

バックライトは通常のCCFL式。輝度は十分に確保されていると思います。AV的な用途ならWLEDもアリでしょうが
コストも考えればこれで正解だったかなと。製造元はLG(LPL0000)。
視野角はこれまで買ったDELLノートでは一番狭いです。DELLの中では、Inspiron 9400が一番だったかな。
それよりも、映り込みが激しいです。XPS M1710では自分の顔がボヤけて写りますが、これはハッキリと・・・。
全くと言っていいほど低反射処理はしていない模様。
光沢処理で誤魔化されている感もありますが、色再現性・純度や応答速度は凡庸。

◆ キーボード:配列やタッチ

不評を買っている配列ですが、前評判通りミスタイプを誘発しますね。
これは何とかユーザー側で慣れるしかないですね。キーボードを一緒に持ち歩くなんてコトは考えたくないので。
筐体幅を一杯に使っている為にピッチは19mmを確保。タッチ感は軽めで打鍵音もパシャパシャとチープな感じ。
パッドのボタンは悪くは無いと思います。
剛性は問題ないです。沈み込むようなこともありません。

◆ サウンド

筐体サイズがサイズなので、仕方ありません。ハッキリ言って良くありません。
恐らくノートPCでは、下の中~(良くて)上レベル。期待してはいけません。

◆ 筐体:質感や強度

同じプレミアムモデルのXPS M1710と比べても洗練され良くなっています。
特に液晶を開けた状態では随分差が有るように思いますね。
パームレスト部もヘアライン加工され、動作インジケータ類も全て青色LEDを採用し、メディアコントロールキーも
タッチセンサー式と高級感を醸し出すのに頑張った様子が伺えます。
天板色はラピスブルーを選択。鮮やかな青では無く紺に近い色合いです。派手さは少なくシックな色合いなので、
外出先でも変に存在感を出す様なコトは無いと思います
強度・剛性は液晶部はやや不安感あり。本体部は問題ないかと(信じたい)。

◆ 筐体:各種コネクタの位置

右側面、USB*1,光学ドライブ,ExpressCard,無線スイッチ
左側面、電源,アナログVGA,LAN,USB*1,HDMI
前面、オーディオ端子,メモカスロット(8 in 1)
背面、排気口,バッテリー
やっぱりUSB端子が2つは少ないですかね。配置はそれなりに考えた感はありますが。
個人的にはHDMIは無くても可なので、左側面が、アナログVGA -> DVI-I / HDMI -> USB であったら
随分ハンドリングが良くなったかもしれません。
最後に、ExpressCardの蓋はダミー式ですが、取り出しボタンが無く爪で引っ掛けて取り出す始末。
出っ張りのあるExpressCardはともかく、スッポリ隠れるタイプの物は・・・。個人的にかなり嫌な仕様です。

◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン

納入されたHDDもWestern Digital製の物でしたが動作音は静かでした。
そんなに使用頻度が高い訳でもありませんが光学ドライブは煩いです。回転が安定してくると少しは軽減されますが。
デザイン優先なのでしょうが、スロットインよりもトレイ式の方が好みです。(松下製)
ファンコントロールは、それなりに制御している様に思われます。

◆ 排熱関係

気になったので項目を作りました。
熱設計はキチンと計算していると思いますが、一組のヒートパイプ,ヒートシンク,冷却ファンでMCH,CPU,GPUの
高発熱デバイスの冷却を賄っていますが、最高負荷が長時間続いた時には心許ない気がします。
ヒートパイプも急角度で2度曲げてるし(1度曲げるだけで効率がかなり下がると聞いたことがありますが)、心配になります。
また、排気口も液晶を開けた状態だと通気性が悪くなる感じです。無いとは思いますが液晶を全開して使用すると
半分近くの空気の流れを遮る形になってしまいす。
パームレスト左側(HDDの上)もやや熱をもちますね。樹脂製では無く金属素材を使っている影響でしょうか。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど

9セルバッテリーを選択したので本体は2kgはあると思います。ACアダプター込みで2.5kg位でしょうか。
毎日の持ち歩きには厳しいですが、週1~2日程度なら許容範囲以内です。
本体の電源差込口は側面なのでL字型か良かったです。ストレート型だとちょっと目障り。
アダプター自体は小型で良いのですが、コンセント-アダプター間のケーブルがゴツイのがマイナス要因。
バッテリーの持ちは利用スタイルで大きく変わると思うので正確ではありませんが、主にWeb閲覧、メール、
オフィスアプリ&無線LAN 1/3程度利用&輝度は最大から3段階下で2.5~3時間位でした。

◆ その他

DELLの梱包は毎回書いていますが、今回初めて液晶とキーボードとの間にかなりペラペラですが、
緩衝材が挟み込まれていました。あとやっぱりバッテリーは外して貰いたいですかね。

指紋認証デバイスは初体験でしたが結構便利なものですね。モバイル時には特に重宝しそうです。

XP化に当たってはチップセットドライバが何度かエラーでうまく入らなかったくらいで、AHCIも問題なしでした。
BIOSで無効に出来るデバイスは全て無効にし、OSをクリーンインスト、ドライバを入れる段階で順次、BIOSで有効化の
手順でOKでした。MediaDirect機能は潰してます。

GPUのクロック設定は恐らくリファレンス通り。(シェーダークロックは詳細不明)
Core/400Mhz Memory/600Mhz(データレート1.2Ghz相当)

ベンチマークスコア
*本体BIOS Ver.A09/VideoDriver Ver.156.83/FFBenchのみ3回測定

FF11 Bench 3 High 4,947/4,966/4,963
FF11 Bench 3 High(*) 4,839/4,772/4,843
3DMark03 5,338
3DMark05 3,415
3DMark06 1,563

*Intel Dynamic Acceleration をBIOSで無効。

◆ 総評

常に持ち歩くなら12インチ級で1.5kg以下でないとキツイかもしれませんが、時々モバイルでセカンドノートとして
それなりの処理能力を期待するなら悪くは無い機種かと思います。
OSをVista Basicにすればもう少し安くなりましたが、後日Vistaを使いたくなった時の保険も兼ねて注文しました。
XPSモデルでもBTOを工夫すればそれなりに安くも出来るので、コストパフォーマンス的にも良好かと思います。
細かい不満点も多々ですが、DELLもこの様な機種を販売し続けることで改善されることを望みたいです。

総合評価 星3+α (点数評価75点)