デル Inspiron 1520

GPU
GeForce 8600M GT
◆ 購入のきっかけと価格
最近は物欲を刺激するマシンがなく,Vista自体も魅力あるOSとは思えなかったので,次期OSまでInspiron 9400とdynabook Satellite AW6でしのぐつもりだったのですが,何げにのぞいたDellのサイトで1520のカスタマイズをして遊んでいたら,XP home,Core2Duo T7250,2GBメモリ,8600M GT,160GB HDD,3年保証で98,000円とちょっと!そこまで安くなったのかっ!目の前がくらくらして気がついたらぽちっとしてました(病気か?)。
すでにこの機種のレポは複数のユーザさんから挙げられていますので,今更感もありますが,自分はニューマシンを購入したら蹴茶さんのレポと心に誓ってますので(^^;)。

◆ 体感速度の変化
今使っているマシンが9400(CoreDuoT2500, 2GBメモリ,120GB 7200rpmHDD)とAW6(Core2Duo T5500, 2GBメモリ,200GB 7200rpm HDD)ですから,日常的な操作ではほとんど体感差なしです。といっても,これら2機種同様快適です(^o^)。
ただし,標準のHDDが5400rpmなので(Seagate ST9160821AS (Momentus 5400.3)が載ってました。)旧2機種に比べ多少にレスポンスが落ちる場面があります。やはりいずれ換装でしょう。

ただ,3Dの場面では,ノートとしてはグラフィック性能の高い旧2機種と比べてもパフォーマンスは明らかに上回っています。GeForce Go 7600(AW6) GeForce Go 7800(Inspiron 9400)と比較して,ベンチマークのスコアではもちろんのこと,実際のゲームパフォーマンスでも差を顕著に感じます。Go 7600のAW6では解像度を800×600まで落として,グラフィックオプションをすべてLowにしないとゲームにならず,Go7800のInspiron9400でも解像度1024×768でごく限られたオプションだけMediumにするのがやっとだったCrysisが,解像度1280×800,オプションすべてMediumなら問題なくプレイできるのには感激しました。
最近までやっていたバイオハザード4など問題にしませんな。AW6でもスルスル動いていたので,当たり前ですが。
Need For Speed Pro Streetの体験版もやってみましたが,実写に近い画質までオプションを上げてもふつうにプレイできるパフォーマンスはうれしい限りです。新しいゲームであればあるほど旧機種とは差がつきそうで,最新ゲームの体験版を次々試してみたくなる魅力がありますね。

◆ 液晶の質
自分としては久々の光沢液晶となりました。案の定というか,やはり映り込みは避けられません。Windows起動画面で黒の背景に自分の顔がまともに映り込んだのにはぎょっとしましたw。国内大手メーカのように低反射処理など全くしてそうにないTrue Life液晶(とか何とかいっても所詮ただの光沢液晶)ではやむを得ないでしょう。それでも自分の場合,夜間に蛍光灯下の室内での使用が大半なので,気にならなくなりました。

反面,光沢液晶それ自体が発色の良さを持っているので,色の鮮やかさはありますね。輝度も十分で,最大だと少しまぶしいので60パーセントくらいの明るさに落としても通常作業には十分です。DVDもきれいに見られます。応答速度がどのくらいかはわかりませんが,残像めいたものは気になりません。ただ,上下の視野角は厳しいようで,座って見ていたDVD再生画面が,寝っ転がって下から見上げるような角度になると黒変してしまいます。

◆ キーボード:配列やタッチ
配列は昔からあまり気にしないたちなのですが,Enterキーの右横にPageUpDownキーが配置されているとやはりミスタッチを招きやすいです。また,同じ15.4型筐体のAW6に比べて微妙にキーピッチが狭まっている気がします。AW6と同じ感覚でタイプするとミスタッチしまくりです。

配列に関する印象とは逆に,キータッチについては,ほどよい柔らかさとほどよいストロークがあり,かなり好みです。驚いたのは,キーボードのどの位置のキーにもたわみや沈み込みが全くなく,キートップにもぶれがなくしっかりしていることで,タイピングが気持ちよく,自分としては非常に気に入っています。

◆ サウンド
スピーカが筐体全面に下向きについているのですが,特にこもったりすることもなく,ノートの水準より少しいいくらいの音は出すと思います。ヘッドフォンを使ってMediaPlayerで音楽を少し聴いてみましたが,他で言われているようなノイズはなく,PCとしてはごくふつうにちゃんとした音を聴かせてくれます。

◆ 筐体:質感や強度
天板はブラックを選んだのですが,液晶パネルをたたんでいるときは結構シックに見えます。ぱかっとパネルを開けるとオールシルバーでちょっと味気ない感じ見えますが,質感が低いとまでは感じませんね。ただ,使い込んでいったときにパームレストあたりの塗装がはげないかなという点が少し心配。

◆ 筐体:各種コネクタの位置
以前のレポでも述べていますが,自分はUSBポートの位置さえよければ文句のないタイプです。本機の場合,筐体右側面奥に2個,背面右に2個,ということでOkです。

◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン
静粛性については,高い評価を与えていいと思います。この時期の室内(気温16~18℃)でWebブラウジングとかオフィス系ソフトを動かしたくらいではファンは回りません。とにかく軽い作業をしている限りではほとんどファンは稼働しないので,静かなマシンという印象を受けます。

ファンは吸気口が筐体裏面にあり,排気口が左側面にあります。I8kFanGUIで見てみると,回転は2段階のみのようで,ベンチをしばらく回し続けるとLowでファンが稼働し始めますが,まだ静かです。このレベルで耳を澄ますとむしろHDDの回転音の方が気になります。ゲームをしばらく続けるとHighで回り始め,そうなるとさすがに耳につきますが,自分にとってはうるさいとまで感じるほどではありません。
筐体の発熱はゲームを長時間動かしたときに排気口周辺とキーボード左側に多少感じられる程度で,それ以外の状況ではひんやりしたものです。ファンコントロールと廃熱のうまさが光る機種ともいえるでしょう。

ファンの静穏性に比べてダメダメなのが光学ドライブ。東芝サムスン製ですが,ガーガーがなり立てます。

HDDは,先に述べたように自分の個体ではSeagate製でした。元々静かな方だとは思うのですが,ファンが静かな分だけ回転音が目立つという不遇の身ですな。あと,これもSeagate特有のような気がしますが,時々「チャリ」という退避音があります。仕様ですね。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
最近の15.4型にしてはちと重い気がします。AW6と持ち比べるとよくわかります。
しかし,モバイル用途ではないし,ジムでマシントレーニングをやっている身としてはどうということのない些事であります。
ACアダプタはInspiron 9400のものと全く同じに見えます。中程度の大きさの90Wもの。じゃまにはなりません。

◆ その他
I8kfanGUIでのモニタ画面で気がついたのがGPUの温度が意外に低く保たれていると言うことです。Go 7800の9400ではGPU用に2個目のファンがついてましたが,ファンが回らないとあっという間に70℃程度に達していましたが,本機の電源を入れてから2時間半ほどたった今でも,8600M GTの本機では42℃です。ちなみに今ファンは回っていません。

筐体自体もほとんど熱を持たないことを考えると,廃熱に優れたマシンだともいえると思いますが,8600M GTの省電力低発熱な点も見過ごせないだろうと思います。8700M GT以上と比べれば性能差があるとはいえ,このミッドレンジモバイルチップの総合的な優秀さには感心させられました。

◆ 総評
とにかく,このスペックで10万円に満たないというコストパフォーマンスの高さにたいていのことは許せてしまうのですが,不満自体あまりないという実にお買い得なマシンです。C2Dで複数作業も快適。エンコードでも,今時のゲームでもそこそここなせてしまう頼もしいやつ。いい買い物だったと思います。
あれこれ言いたいがために長文となってしまいました点はどうかご容赦ください。