ヒューレットパッカード HP Pavilion dv9500

評価
GPUGeForce 8600M GS
CPUCore 2 Duo
DRAM4 GB
OSVista
投稿者achan
2008-03-31 20:02:30
◆ 購入のきっかけと価格

例のキャンペーンで購入、M60が壊れたのと遅くなっていたため。
ただし、M60はスリープ用のマイクロスイッチを取り外すことで復帰して
まだまだ現役です。

◆ 体感速度の変化

CPUの差はそれほど極端には感じられませんが、ReadyBoostの効果はてきめん。
ExpressカードのフラッシュメモリA-DATA E702 16Gを用いています。
PhotoShopなど大型アプリの起動時間は明らかに短縮されます。
ASCIIのテストと同様にやってみました。SP1前です。

CrystalMark 2004R3 なし あり 倍率
Read            45.77 46.82 1.02
Write           44.51 46.33 1.04
RandomRead512K       18.96 20.94 1.10
RandomWrite512K       31.59 34.29 1.09
RandomRead 64K        6.16 55.59 9.02
RandomWrite 64K 16.30 18.36 1.13

CrystalDiskMark 2.1
Sequential Read 47.82 46.88 0.98
Sequential Write 48.07 49.48 1.03
Random Read 512KB 20.98 21.91 1.04
Random Write 512KB 33.81 35.45 1.05
Random Read 4KB 0.49 1.02 2.07
Random Write 4KB 1.78 1.83 1.03

Random Read 64Kのときに大きく差がでています。
ただし、SP1前は、なぜかReadyBoostが8Gまで設定できたり(設定すると
ダメになる)の現象がありましたが、SP1後は安定しているようです。

さらに、Vistaの仮想記憶まわりの設定がすこし意図したどおりには
設定できていないようなので、まだよくわかりません。

◆ 液晶の質

つるてかなので、写りこみがあるので個人的にはX、一見きれいですが中間階調の出が今一つです。WUXGAならもうすこし文句はへるのですが。文字サイズが大きいのはいいのですが、どうしても情報量が減るのは...

◆ キーボード:配列やタッチ

キーボードタッチはあまりよくありません。とくにスペースキー横のカタカナ・ひらがなキーのサイズや、さらにその横の矢印キーの位置が個人的には馴染めません。DELLのM60もD830も矢印キーが一段ずれていたのでよくわかったのですが....

◆ サウンド

RealtekのHDサウンドはかなりCPU喰うようで、負荷の大きいときにちょっとおかしい音がすることがあります。
便利なのは、HDMI出力です、サウンドも一緒に出力することができます。ただし切り替えがすこしわかりにくいです。

◆ 筐体:質感や強度

裏面とかのプラスチックの質感などはダメですね。このあたりで、コスト削減しているんでしょうね。表面のZENデザインの美しさは一応認めますが。逆にパームレストはつるつるして個人的には使いにくいです。

◆ 筐体:各種コネクタの位置

個人的には背面にコネクタがないのは最悪です。せめてEtherくらいは背面がいいです。

◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン

HDはすぐに250Gに換装しました。わざと5400rpmのWD2500BEVSにしたのですが...

掲示板で話題になった2nd bayのHDアダプタがやっと来ました。2か月くらいかかったかな。音は、負荷をかけるとちょっとうるさいです。

光学ドライブは最初ついてきたのがダメで交換しました。交換後もDVD+R DLはメディアを選ぶ様子です。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど

ACアダプタは比較的小さいです。ただし、DELLと比較してケーブルを巻きつけるなどの機能がありません。また、小型のAC直結用のアダプタが付いてきていますが、これいま一つです。テーブルタップ上で場所をとるのでもうすこしデザイン注意してほしいです。

新幹線でモバイルしていますが、さすがに17inは大きいですね。それと小さなテーブルだとうまくおけない場合がありました。重さ的にはM60とそんなにかわらないのですが、鞄が一回り大きいのとアクセサリポケットが少なかったので、ちょっと苦労しています。
(PCバッグBubalis ノートパソコン用 デイリーワイド B4 )
http://buffalo-kokuyo.jp/bag/oabag/oa/bb004bk.html


◆ その他

以前の掲示板にかきこみましたが、カードリーダのSDHCのパフォーマンスが出ていません。とくにSequential Read時が最悪です。ドライバのバージョンアップで少しだけましになりましたが、USB接続のカードリーダと比較して1/5程度で、SIGMA DP1使いとしてはとても困っています。

せっかく4G搭載したので、64bitを載せようかとも思っているのですが、8Gくらいないと意味がないところもあるので、とりあえず、/3Gスイッチをやってみました。(SP1後です)

XPまでは boot.iniに付け加えるだけだったんですが、Vistaでは
bcdedit.exe /set INCREASEUSERVA xxxxx
とやる必要があります。


まず、LARGE ADDRESS対応のアプリでインストール済みのものとして、
PhotoShop CS3と、Igor 5.0.5.7があったのでこれらの認識するメモリで確認しました。
bcdedit /enum で設定は確認できるのですが、入れた数字がでるだけなので。

テスト前
PhotoShopのシステム情報
内蔵メモリ : 3069 MB
空きメモリ : 1608 MB
Photoshop で使用できるメモリ : 1664 MB
Igorはやり忘れたけど、19xxMBでした。

bcdedit.exe /set INCREASEUSERVA 2560
PhotoShopのシステム情報
内蔵メモリ : 3069 MB
空きメモリ : 1757 MB
Photoshop で使用できるメモリ : 2133 MB
Igor Pro 5.0.5.7 2358MB

ここまでは仮想記憶OFFでやっていました。
このあと、仮想記憶ONにしてみましたが、変化はありません。
仮想記憶をONにしたついでに

ここで、無理やり(カーネルサイズを考えると無理と思ったので)
bcdedit.exe /set INCREASEUSERVA 3072

内蔵メモリ : 3069 MB
空きメモリ : 1855 MB
Photoshop で使用できるメモリ : 2600 MB
Igor Pro 5.0.5.7 2870MB

となりました、Vistaは4Gまで認識しないはずだし、カーネルだけ(アプリを走らせない状態の意味でサービスは沢山動いている)で1G近く喰っているはずだから、おかしい気もするのですが。また、このONにした仮想記憶ですが最初にもちょっとかきましたが、ExpressCardに設定しても4096が設定できないとか、自動設定にしても3369MBしかないとかよくわからない動作になっています。(いまは、すべてのドライブのページングファイルと自動的に管理する をONにして、3369MBで運用中です)

一応今は、この状態で1週間以上動作させていますが、スリープも含めて問題なく動作中です。ただし、Potoshopでこのサイズを超えるようなファイルを開けてみていないので本当に大丈夫なのかはわかりません。

◆ 総評

まあ、価格の割にはがんばってくれているかな?
どうもまだ慣れないので、キータッチが気になっています。特に上に書いたようにカタカナキーそれと、パームレストがつるつるでかつ左手(いまのところ、HD2本にしたら両方かも)が熱いのが困ったところです。
一応、ReadyBoostと4Gメモリの効果は結構あるようなのでここだけは少し楽しめました。