シャープ Willcom D4

GPU
Intel US15W
◆ 購入のきっかけと価格
約10年ぶりの国内メーカーのPC(?)です。(この10年はAppleかGatewayでした)
自分自身は、シンプルなPCが好みなので最近の国産PCには興味無かったのですが、
何処でもインターネットできるスマートホンの携帯(PHS)から派生したPCという事で事前予約、発売日入手しました。
ちなみに同日発売のiPhone 3Gも当日ではないですが、入手しました。

◆ 体感速度の変化
頑張っているけど、重い処理をさせたくないなぁというのが第一印象です。
Core SoloのGateway MX1020jと比較すると印象的に半分ぐらいの速度かなと思います。

◆ 液晶の質
液晶のSHARPらしく、表示はすごく良いです。

◆ キーボード:配列やタッチ
キーボードは、Advanced W-ZERO3[es]が一回り大きくなった感じです。
あくまで携帯端末からの延長線上のキーボードなので長文をタイプするのはつらいです。
ただキーボートが光るので暗いとこでもタイプできるのは携帯からの延長線上のメリットです。
マウス操作に関しては、タッチパッド、タッチパネルの両方で操作できるので使い勝手は良いです。

◆ サウンド
スピーカーは、モノラルで小さいので音も小さく、音質的にもあまり期待できるのではありません。
音楽やムービーを再生する場合はヘッドホン端子経由で出力した方が良いです。
ヘッドホン端子は携帯機種らしく、携帯用の平型端子となっています。
あと、付属のヘッドセットが100円ショップにあるようなクオリティで残念です。

◆ 筐体:質感や強度
日本メーカーらしく質感は良いですが、タッチパッド部分に指紋が残ります。

◆ 筐体:各種コネクタの位置
前にmini USB端子とクレードル用端子、左側にMicroSDカード端子とWILLCOM W-SIM(PHSモジュール)スロット、
後ろに電源端子とヘッドセット用端子があります。

◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン
結構冷却ファンの音が聞こえます。
それ以外の音は聞こえないだけに残念です。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
軽さはPCとしては小さく軽いけど、携帯としては大きすぎて重い。
ACアダプタも携帯的な物ではなく、普通のPC用のACアダプタタイプです。
サイズ的には一般的なものよりも小型のものです。

バッテリーは、標準バッテリーは約1時間しか持ちません。
しかも問題として電源OFFにしても1日経過するとバッテリーが空になります。
これは、SHARPのサポートにも連絡しましたがちょっとこれは致命的な問題かと思います。

◆ その他
内蔵のグラフィックGMA 500のパフォーマンスが相当悪いです。
例えば、一般的な640×360のDivXムービーでフルスクリーンで処理落ちします。
DirectX系は2Dの処理が洒落にならないほど遅く、945GMのGMA 950と比較すると1/5~1/10程度の速度です。
2Dの弱さは、ベースとなったPowerVR系の伝統と言うべきでしょうか。(^^;
正直、WILLCOM D4等のUS15Wチップセット搭載のモデルでゲームは期待しない方が良いのではと思います。

◆ 総評
正直、このWILLCOM D4は、Office 2007も搭載してワクセグも搭載してと日本メーカーにある何でもありになってしまったのが残念です。
また妥協点がバッテリーというのも疑問が残るところです。
WILLCOMやSHARPもハッキリした提案も無く、欲しい人が買ってというだけの気がします。
これがビジネスとしてのモバイル端末とするのか、個人の楽しみとしてのモバイル端末にするか等のコンセプト自体も割り切り、コンセプトに見合った味付けがあれば正当な評価されたと思います。
この辺りは携帯ではiPhone 3G、ノートPCではEee PC等のコンセプトや割り切り方と比較すると中途半端な感じになってしまいます。

あとPHSの通信速度が今の事態としては低速すぎます。
W-ZERO3では我慢できましたが、フルWindowsのインターネットアクセスでは正直辛いです。
またWindowsを起動していないと電話機としても使用できない。(マイクが本体に無いので通話にはヘッドセット等が必要)
移動や電話として利用時はAdvanced W-ZERO3[es]にW-SIMをつけて使用している状態です。
iPhoneがインターネット、メール端末として使えているだけに、それを考慮すると
買って失敗だったかなと感じています。

唯一のメリットは携帯扱いなので、ノートPC持ち込み不可の職場に持ち込める程度でしょうか。
(職場でノートPCとして積極的に利用すると禁止されそうですが…)