エプソンダイレクト Endeavor NA801

評価
GPUGeForce 8600M GT
CPUCore 2 Duo
DRAM2 GB
OSVista
投稿者R2-D2
2008-08-15 03:17:58
◆ 購入のきっかけと価格
これまで5年間以上Dynabook EXという機種を使用していましたが、15インチでなおかつ重量も3キロ以上あり、若干モバイル性のある機種が欲しいと思っていました。その時期にちょうどNA801がリリースされたのと、BTOで自分好みにカスタマイズできる点が、購入の大きなきっかけとなりました。
また、EPSONはブランド的にはマイナーですが、Dellなどとは異なりサポート対応がよく、しっかりとしたイメージが強く好印象でした。
なお、用途はインターネットとプログラミングがメインですので、この機種の売りであるグラフィック性能については宝の持ち腐れ状態です。

・購入価格
BTOでメモリ2GB、無線LANと3年保証を付けて、16万円程度です。

◆ 体感速度の変化
Windows VistaでAero有効ですが、サクサク動いています。スタンバイからの復旧が早いのもいいですね。

◆ 液晶の質
くっきりとして質は高いと思いますが、輝度最高だと明るすぎて目が疲れます。また、バックライト式だからかどうかわかりませんが、ディスプレイの電源が入ってから画面が表示されるまでが素早いように感じます。
ドット抜けは幸いありませんでした。

◆ キーボード:配列やタッチ
・タッチ
少々硬い感触だと思います。

・配列
なんといってもキーボード配列がこの機種最大のマイナスポイントです。「ろ」の右隣に大きめサイズのFnキーが配置されており、そのせいで「る」「め」「ろ」が他のキーよりも小さくされています。ほんと、設計者のセンスを疑いますね。自分の場合はプログラミングする際にこの3つのキーを頻繁に使用するのですが、使用開始から2ヶ月たった今でも慣れません。
また、4つの矢印キーとEnterキーの位置関係が悪いせいか、矢印キーの押し間違えが非常に多くて苛立ちます。右側のAltとCtrlキーをもっと小さくして、矢印キーを全体的に左側へ寄せるべきだったと思います。
左下のFnキーとCtrlキーの配列については、自分はこのままの配列が好きですが、BIOSでFnとCtrlを逆にすることができるため、万人に受け入れられると思います。

・タッチパッド
この機種に限った話ではないですが、ボタンの真ん中の指紋認証は非常に邪魔ですね。自分は右手の親指で左右のボタンをクリックするのですが、左クリックと指紋認証の間の溝のあたりを間違えて押そうとするたびにイライラします。

◆ サウンド
ノートPCの平均レベルがどの程度かわかりませんが、スピーカーの音ではとても音楽鑑賞は無理です。

◆ 筐体:質感や強度
白を基本として黒をアクセントとしたカラーデザインと、全体的に無駄な凹凸を省いたすっきりとした質感が非常に気に入っています。また、液晶パネルがラッチレスで5mm程度と非常に薄いのも、この機種の質感の良さを引き立てていると思います。
パームレスト部分はザラついた塗装になっており、手が汗っかきの自分でもまったくべた付かないところが良いです。

電源ボタンは円形のシルバー上をブルーのライト反射するようなデザインとなっており、オーディオ製品のようでかっこいいです。また、カバーを閉じてスタンバイ状態にしたときにさりげなく手前のインジケータが青く点滅するのが見えるのもかっこいいです。

◆ 筐体:各種コネクタの位置
USBが左右両奥、光学ドライブの挿入口が右側手間、という配置が自分の使い方に合っていて良いです。唯一の不満としては、イヤホンのジャックを右側ではなく左側にしてほしかったです。

◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン
・静粛性
それほど負荷のかかる使い方をしていませんが、静粛性は十分良い方であるかと思います。

・冷却ファン
ファンの吹き出し口が左側面にあるため、ひざの上に置いて使用すると、左足が熱いです。また、夏だからかもしれませんが、それほど酷使しなくても裏面がかなり熱くなり、ひざの上に乗せての使用は30分程度が限界です。
あと、なぜか購入直後のセットアップ時だけ、ファンからものすごい熱風が出て驚きました。

・光学ドライブ
スロットインなのはうれしいですが、やはり出し入れの際の間抜けな音が気になります。人前で出し入れするのに躊躇するほどです。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
かばんに入れて通勤・通学するにはちとつらい重さですが、このサイズの機種としては平均的なレベルかと思います。ACアダプタも小さい方だと思います。
バッテリーは2種類から選択可能ですが、筐体にピタリとはまる軽量バッテリをお勧めします。

◆ 総評
キーボードにかなりの不満はありますが、それを覆すほど筐体デザインが気に入っており、愛機となっています。