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MSI GT735  壱々 さん

>> MSI 参考になった!

 No. 2521

  CPU RAM Aero Game HDD Base
エクスペリエンス・インデックス 5.2 5.9 5.9 5.8 5.2 5.2
CrystalDiskMark 2.2
 ReadWrite
Seq.60.0658.42
512k26.9541.38
4k0.401.494
型番WDC WD3200BEVT-00ZCT0
3DMark06 6060
3DMark05 10741
FF11v3 高解 3548

◆ 購入のきっかけと価格

MS-1013が破損し、修理すると2〜3ヶ月かかるといわれたので、修理せずにポイントに変換し、今まで買ったことのない、WUXGAクラスで良さそうな機種はないかと物色していました。
 その後、ポイント値引きすれば10数万円でなんとかなりそうなGateway P-7812jFXとMSI GT735が候補にあがりました。

 P-7812jFXは数値的性能は良さそうだったのですがGeForceの不良問題が発覚して不安を感じ、店頭で実物を見てあまり買う気が起こらなくなってしまいました。

 GT735は海外サイトのベンチマーク結果を見る限り、P-7812jFXには及びそうにありませんでしたが、写真で見る限りは、GT735のほうが見た目が好みかなというのと、しばらくはGeForceを避けたいというのもあり、実物を見てから考えようと思いました。
 
 9月末ごろ、匿名掲示板上でGT735を買ったという人物が現れたので、これはもしかしてと思い、販売予定先に電話した所、「店頭には置いてないが、在庫はある」との返事だったので、店舗に向かいました。
 さすがに購入前に箱を開けて実物を見ることはできなかったものの、店頭販売前に出会うことができたのも何かの縁と思い、即購入しました。
 
 価格はポイント値引きがあったので、保障の類も含めて16万円台半ばの出費にとどまりました。
 普通に買うと保障なしで21万円弱だと思います。

◆ 体感速度の変化

 MS-1013を手放した後はASUS S5Nを使っていました。(実はMS-1013以前に購入したもの。MS-1013はS5N修理時に購入)
 Pentium M 1.4GHz、メモリ768MB、統合チップセットのS5Nと、GT735とを比べたらGT735が明らかに快適です。
 
 MS-1013は手放してから数ヶ月経つので、比較は難しいのですが、
 各パーツが進歩、容量拡大しているので、快適さはおそらく増していると思います。
 (Turion 64 MT-40 2.2GHz→Turion X2 Ultra Dual Core 2.2GHz、メモリ2GB→4GB、Radeon Xpress 200M→Mobility Radeon HD3850)

 この機種の特徴としてturboモードがあり、これを使うとクロックアップするということなのですが、
 実際に使用すると、CPUが2.2GHzから2.6GHzぐらいにクロックアップしました。
 turboモードを使うことで得られる体感速度の変化はあまりないのですが、ベンチマーク上の向上はあるようです。

3DMark660606386
3DMark51074112269
FF11v3 高解35483926
無双OROCHI 57.2→ 60.2

 turboモードはハードディスクの読み書きに対してはほとんど影響しないようです。

Sequential Read60.064 MB/s→ 60.358 MB/s
Sequential Write 58.416 MB/s→ 59.884 MB/s
Random Read 512KB26.947 MB/s→ 27.280 MB/s
Random Write 512KB 41.380 MB/s → 41.095 MB/s
Random Read 4KB0.398 MB/s→ 0.399 MB/s
Random Write 4KB1.494 MB/s→ 1.487 MB/s

 By CrystalDiskMark 2.2

 エクスペリエンス・インデックスは変化がありませんでした。

◆ 液晶の質

 この機種はメーカーサイトのスペック表では光沢液晶だったと思うのですが、テカリがないし、さほど鮮やかでもないし変だなと思いました。
 ふと、化粧箱をみるとそこには衝撃の事実……なんと、この機体はNon-Glare Typeでした。
 私個人としては非光沢のほうが好きなので、何の問題もないですし、むしろ嬉しかったりするのですが、スペック表と中身が違うのは大問題だと思います。
 特に液晶ディスプレイは、個人の好みが非常に大きく分かれるので、スペックと中身が異なり、購入者がそのことに不満を持った場合、返品を希望する可能性が高いのではないでしょうか?
 MSIは現在日本で売る予定の在庫と、小売に卸した品物すべてをチェックし、液晶は光沢が主で非光沢が例外なのか、それとも非光沢しかないのか、両者が混在しているのかはっきりさせ、公表すべきでしょう。
 
 購入希望者が取れる自衛策は、化粧箱の記載を確認することなのですが、これを覆う外箱があるため、確認は無理です。
 小売店側が中から取り出してくれて、希望と異なった場合買わなくて済めばいいのですが……なかなか難しいでしょう。

 液晶そのものは至って普通の非光沢液晶で、不満な点は特になく、最終的にドット抜けなしのを入手できたのでよしとします。
 (「最終的に」とは、購入後光学ドライブ書き込み不能のトラブルがあったので、初期不良ということで交換してもらったのですが、交換した機体にドット抜けがなかったためです。交換前の機体にはドット抜けがありました。)

 Everest Ultimate Editionの表示によれば、LTN170WU-L02というSamsung製の17インチノングレア液晶でした。 
 広く高解像度の画面は想像以上に快適です。

◆ キーボード:配列やタッチ

 テンキーつきキーボードなので、通常のキーとテンキーの境目あたりにあるキーは使いづらいです。
 配列の都合上圧縮されて小さくなっているキーもあります。
 テンキーつきキーボードの悪評はかねてより聞いていたところなので、個人的にはしょうがないかなとは思っています。
 タッチは硬くもやわらかくもなく普通で、MS-1013とあまり変わりません。
 たわみも特にありません。

 タッチパッドはパームレスト部との段差が少ないです。
 感度は敏感すぎず、鈍感すぎずちょうどいいと思います。
 タッチパッドのボタンは薄く作られているようで、クリック感は好みが分かれそうです。
 スクロールボタンはありません。

◆ サウンド

 もともとノートPCのサウンドに期待はしていなかったのですが、正直びっくりするくらい音はいいです。
 HDオーディオ準拠、Dolby Home Theater準拠、4.1チャンネルサラウンドは伊達ではありませんでした。
 実はこの機体のもっともよい点はサウンドではないかと思えるほどよいです。

 前の2機種は音が悪く、1000円以下のヘッドホンを使っていたのですが、音質向上という意味ではこれが不必要になりました。
 
 ヘッドホン出力での音質も良好だと思います。

◆ 筐体:質感や強度

 パッと見は派手そうですが、慣れると意外にそうでもありません。
 デザインは思ったよりシンプルで、黒(パームレストや天板はヘアライン加工)・赤(朱に近い色合い)・銀色(スピーカーやMSIロゴ)の組み合わせは漆器のような和のテイストさえ感じます。

 強度に関してはこれといって今のところ問題ないです。
 天板がペコペコということもないです。 

◆ 筐体:各種コネクタの位置

 日頃使っているのはUSBぐらいで、ほかはあまり気にしていません。
 Expressカードとカードリーダはダミーカードで保護されています。紛失に気をつけたほうがいいです。

 右側:オーディオ関係コネクタ×4、IEEE1394、E-SATA、USB×1、Expressカード、カードリーダ
 左側:ケンジントンロック、モデム、LAN、USB×2
 前面:赤外線受光部
 背面:HDMI、VGA、電源

 右側奥に金色の端子がありますが、これはオプションのTVアンテナ用の端子のようです。

◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン

 わりと静かな部類に入ると思います。
 爆熱爆音のS5Nは論外としても、MS-1013と比べても静かかもしれません。

 排熱そのものはかなり熱いのですが、筐体には熱がこもりにくいようです。
 さすがはオーバークロック前提の機体です。熱に関する配慮が伺えます。

 Turboモード連続使用とか、CPUに高負荷がかかる行為を行えばそれなりに熱が高くなりますし、音も大きくなりますが、不快感を覚えるほどにはなりません。夏の猛暑時にどうなるかはわかりませんが。

 熱くなるとすれば、給排気口付近は当然として、それ以外ではキーボード右手操作部や右側パームレストです。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど

 本来モバイル目的のマシンではありませんが、17インチ機として公称3.2kg(バッテリ含まず)は軽い部類ではないでしょうか。
 ちなみにバッテリーは6cellでしたが、計量したところ310gでした。
 ACアダプタは大きく、コードも太いです。770gでした。
 持ち歩くことはないと思いますが、おまけでついてきた専用リュックに入れて背負えばなんとかなるということでしょうか。

◆ その他

 ・キーボード上部にタッチセンサーがあり、これに触れることであらかじめ決められた機能を呼び出すことができますが、操作感は好き嫌いが分かれるでしょう。
  ボタンではないので、クリック感皆無です。クリック感がないということは、意図せず手が触れて、いきなり起動ということがありえます。
  もっとも、起動したらLEDが点灯するので、すぐに分かります。

 ・Ecoモードというのがあるのですが、これを使うとCPUのクロックや電圧を下げたり、ディスプレイの輝度を下げて省エネができます。バッテリー駆動時間の延長や、CPUの発熱を抑えたいときに使いといいと思います。

 ・説明書の類は、ベアノートについている物と同レベルのもので極めて簡素です。マニュアルはドライバディスクの中にpdf文書として入っていますが、その中に日本語マニュアルはありません。MSIのダウンロードサイトにも日本語マニュアルは今のところないようです。(2008年10月8日現在)

◆ 総評
 
 問題なのはスペック表と現物の間に食い違いがあることです。
 特に液晶に関する食い違いは、この機種を買う上でのネックになりかねないので、MSIには一刻も早く調査と結果報告をして欲しい所です。
 今すぐ欲しい人は、光沢、非光沢どちらがきてもかまわないと割り切るか、小売店側にダメもとで中身の確認をお願いするかしかないでしょう。

 また、説明書が極めて簡素なので、初心者向きではありません。
 マニュアルがなくても何とかなるという人でないと厳しいかもしれません。

 機体自体は、細かいところでは突っ込みどころがあるものの、概ね満足しています。
 特によいと思ったのはサウンド関係です。
 静音性、排熱性能もそこそこよいと思います。

店頭に並ぶ前にGT735をゲットされた壱々さんのレポート。GeForceの不良問題もあり、今回はRadeon機を選んだとのこと。蹴茶などは結局問題発覚後にGeForce機を買ってしまいまいしたが、今回のNVIDIAの設計ミス疑惑に端を発する、一連のごたごたは少なからぬ影響がありそうです。

本機の目玉の一つでもあるTurbo、Ecoモードボタンですが、CPUは2.2Ghzから2.6Ghzへとかなりアップしています。真夏はちょっと心配ですが、室温の低くなる冬場はゲーム時はもちろん、エンコードの短縮など活用の幅が広がりそうですね。

もう一つの衝撃はやはり液晶。公式仕様でも『光沢』と書かれていますが、届いたのはなんと『非光沢』。驚くというか、もはや思わず苦笑してしまうレベルです。幸いというべきか、壱々さんは非光沢の方が良かったとのことで丸く収まっていますが、光沢希望で買われた方にとっては交換するにしてもすぐに交換できないでしょうし、災難以外の何者でもありません。

最近ASUSのEeeBOXへのウイルス混入事件も起きましたし、まだまだ製品管理という点においては台湾ブランドは国内大手には遠く及ばないところです。品質管理にどこまでコストをかけるのかという問題にも繋がるので、どこまで改善する気があるのかはわからないところですが。 [2008-10-13]

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