ヒューレットパッカード HP Mini-Note 2133 Mini-Note PC

GPU
VIA Chrome9 HC
◆ 購入のきっかけと価格
転勤のため首都圏に行くことになり、車移動は不可能になるのでM400Aを退役させ、小型フルファンクションの小型PCが(なるべく安く)欲しかったのでNetBockを眺めていました。
しかしNetBockはコンパクトでいいのですが、縛りのためか、解像度が低く、特に縦600はいろいろなアプリのインストーラーに蹴られるので(回避しても使用上問題有)必然的にWXGA解像度を持つHP 2133に行き着きました。
さらに2.5インチHDDなので、こなれてきたSSD(OCZCore Series V2 60G)を積み込み、XPダウングレードも行いました。

値下げされた日本語キーボード版64000円ほどにemobileセットで3万円引きです。


◆ 体感速度:VISTAビジネス
とにかくCPU、GPUは非力です。
標準のWindowsVISTAビジネスでは標準の160GHDDでしか触っていませんが、ウインドウつかんで動かすだけでも簡単に100%に張り付き、手持ちの.h264 1000kbps動画でもガクガク来る状態です。
ニコニコ動画も通常画質でもガックリ来ます。
Atom330搭載のD945GCLF2(XP)も使っていますが、2133をしばらく使った後ではD945GCLF2でも「うわ!軽い」と感じるほどです。
しかし、MSoffice程度では重いなぁ~という感じで、待てば動いてくれている雰囲気です。
動画等、ホビーを抜いた純ビジネス機として会社から支給されたとするならば、まぁ我慢できるかな、という程度です。


◆ 体感速度:SSD+XPpro
非力なマシンですが、SSDのリードライト性能はそれなりに出ているようです。
デスクトップとほぼ同じソフトをセットアップ(フォントを削る程度)しても、Windows、アプリの起動時間ならRAIDを組んだデスクより早いなど、SSDの快適さが前面に出ています。
VISTA上ではガックガクだった.h264 1000kbps動画はGOMプレーヤー使用でフルスクリーンでもCPU80~100%を推移し、極々稀にひかっかる程度で十分常用可能でした。(このエンコ設定でライブラリ化していたのでセーフ^^;)
しかし、知り合いのエンコ職人が作った超画質動画はCPU使用率が垂直に立ち上がり、水平線を描いて画面は黒だったりあきらめました。

ニコニコ動画の高画質と言われている.h264系はエコノミー、コメoffにしてギリギリです。
しかし、エコノミー解除、ニコ割があると目も当てられません。

例として:http://www.nicovideo.jp/watch/sm5378862


通常画質であればコメonでも多少のコマ落ちはありつつも再生できていました。
DL後にGOMプレーヤーで再生すれば60%~程度で普通に再生できました。

FLASH、Fireworks、Dreamweaver は「あー(NetBurst)セレロン機はこれだから」とブツブツ言いながら使う程度の使用感です。


◆ 液晶の質
高精細で発色もなかなかです。
制作を飯のタネにしてますが、厳密な事を言わなければ問題は無い感じです。
ベストマッチ視野角が狭く、少しでも外れると色が霞むか潰れるかのエリアが出てきますが、普通に使う分にはまぁokって感じです。
8.9インチでWXGAの高密度のため、フォント10p固定のサイトには殺意が湧きますが(^^;
アンチスクラッチ(?)アクリルカバーが被さってて確かに何度か拭いてみた感じ丈夫そうですが、反射は初期の光沢液晶並みです。

◆ キーボード:配列やタッチ
キーの形が個性的で指を滑らす感覚に慣れが必要でしたが、がっちりとした硬質な剛性感と大き目のキーなので、浅く軽くのパンタグラフが大好物な私にはベストマッチです。

ただ、パームレストが狭いので手首を乗せるとスペースなどの列が叩きにくく、パームレストから手首を下ろすとファンクションキーがやや遠い感じです。机の上ではもっぱらパームレストから落として使ってますが(エッジが擦り切れるかも……)、膝上で使うときはちょっとコツが必要でした。
(おそらく標準より大きめの手です)

◆ サウンド
M400Aよりいいです(笑
値段なりなのは確かですが、音量を上げても派手に割れることも無く、しっかりステレオで、ランクは低いけれど品質は悪くない、って感じです。

ただ、やたら音量が大きく、wave出力のボリュームを下2目盛り、メインボリュームを下2目盛りでもかなりの音量です。もうちょっと絞ってくれてもいいような……


◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
質感、強度は文句なしです。
デザイン上の好みは抜きにして、品質的には10万後半クラスの機種と並べても見劣りはしないと思います。
ネックなのは金属筐体なので鋭角な物が接触すると凹みが出来そうで気を遣う所でしょうか。その点は樹脂製の筐体に分があると思います。

コネクタはUSBが左右に1個づつ、右側にLAN、SD、Exカード、ACと集中してます。
蹴茶さんのレポートにもあるように、全部挿すと(ACと有線LANだけでも結構)マウスの邪魔です。
左右の配置は入れ替えて欲しいと思います。

◆ 排熱:筐体の温度
SSDにしたら少し改善されましたが、焼け石をバケツに程度です。
触れれなくはないけれど、熱いのには変わりがない……
表面はパームレストに手を乗せない使い方してるのでそれほど気になりませんが、底面は体の弱い方だと低温やけど注意です。今はいいですが、夏場が怖そうです。


◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン
早々にSSD+XP化を行ったので、HDD+VISTAの場合はよくわかりませんが、100%負荷がかかり始めるとファンがそれなりにうなります。
しかしM400Aほどではありませんし、今まで使ってきたLavieMやRXより静かだと思います。

HDDベンチはアンチウイルス他、ほぼデスクトップ機と同等の常駐などを組み込んだ状態ので値です。
怒涛の読み込み速度で、デスクトップと比べても、Windows起動、アプリ起動が早く快適です。
やはり書き込みは廉価版SSD特有のプチフリを含め、明らかに妙なひっかかりがありますが、ノート用HDDに比べればかなり早いのでここは値段と相談で割り切っています。


◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
ちょっとズシリとしますが、縦に狭いのでなかなか使い勝手はいいです。
Libretto L3の時に感じたのですが、正方形に近いより、長方形の方が鞄に収まりやすい感じがします。
そして、LavieMの時に感じた、底面積が同じならあまり厚さは気にしない感じもします。

でもアダプタにミ●ッ●キ●ーはやめてほしいです……


◆ その他
Bluetoothがあるのでマウスを探してみました。
評判がいいLogitech V470は日本に正規で入ってきていないし、他は5000円~ほどする割にはイマイチな質感のマウスが多い、と言うかほとんど無い状態です。
SonyのVGP-BMS33がBluetooth対応でかつそこそこの値段だったので取り付けました。初めてBluetoothを使うのですが、適当にリンクっぽい処理をすれば接続できました。
次は音楽を飛ばすために、Bluetoothヘッドホンアダプタを導入してみる予定です。

他、バッテリーの持ちはまだよくわかりません。6セルバッテリーの残量目盛りのLEDがやたら眩しいです(^^;

XP化のチップセットドライバとVGAドライバはVIAよりDLしました。
……違いがいまいちわかりません(^^;

◆ 総評
性能はAtom勢より劣りますが、NetBook勢には無い、WXGA、GbLAN、Exカードスロット、バッテリー2本、(搭載が限られるBluetooth、2.5SATAHDD)など、使い勝手の面で「ノートPC」を求める場合はこちらがベストだと思います。

HPがビジネスラインナップに加えていること、家庭用にはmini1000を投入してきた事など、この機種はネットブックではなく、あくまでフルファンクションノートを非力な代わりに安価でコンパクトにまとめ上げた別ジャンルの機種だと感じます。

自己責任ですが、安くなってきたSSDを搭載すればさらに強力なモバイルツールになると思います。