NEC LaVie LN500

評価
GPURadeon HD 3100
CPUAthlon X2
DRAM2 GB
OSVista
投稿者社員じゃないよ
2008-12-07 22:17:28
蹴茶さんが詳細なレビューをすでに書いていらっしゃるので、その補完的なものと個人的な感想をば。
3DMARK05/06は-nosysteminfoオプションをつけることで動きます。が、Benchmarkが終わってもそのダイアログでは3DMARKの値が確認できません。「SubmitYourResult」ボタンを押すと、YourSystemの欄に3DMarkの値が表示されます。

◆ 購入のきっかけと価格
仕事で使っていたノートPC(Pen4/XP)が故障し、急遽新しいPCを購入するハメに。
性能面ではネットブックでいいかとも思っていたのですが、縦600はどうしても狭いので、除外。多少持ち歩きも出来ればいいな、という希望とAMDを使ったことが無いという興味で、もともと関心があったのですが、10万円そこそこまで価格が下がっていたので決めました。
DELLのmini12は候補に残っていましたが、価格改訂前で意外に高かった&やはり光学ドライブはあった方が便利なので・・・。

◆ 体感速度の変化
XPからVistaなので、OS自体の体感速度としては正直大きな改善はないですね。とは言っても特に遅くなったという感触はありません。ただ業務で使ってるJavaアプリケーションだけは明らかに速くなりました。

◆ 液晶の質
発色は良い方だと思います。

◆ キーボード:配列やタッチ
押下時の抵抗がすくないキータッチです。配列は無理がなく、そこそこ打ちやすいと思います。高負荷時もキーボードが熱くなる感じもしません。本体の厚みがあるぶんタッチパッドを操作するときは手のひらを机におく形になり易いのですが、その際にNXタッチパッドのボタンを不意に押下してしまうことがあるのが気になります。

◆ サウンド
普通です。あまり音楽観賞にむいてるとは言えませんが、何が鳴ってるかはわかります。

◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
天板の光沢や全体の作りはなかなかいいです。カッチリとしたスクエアなデザインが好きな人にはいいのではないでしょうか。USBコネクタは左に2つ、右に1つ。必要十分です。前面にメモリーカードリーダのスロット、左にCardBusのスロットがあり、いずれもダミーカードが挿入されてます。

◆ 排熱:筐体の温度
あまり熱くなりませんが、高負荷時には左後方の排気口から温風が吹き出します。

◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン
個人的にはここがやや残念。ファンの音は結構気になります。ちょっと重い作業は、図書館では出来ないレベルです。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
ACアダプタは小さい方です。本体も2kgということで、モバイルは無理ではないですね。バッテリー駆動時間は厳密には計測してませんが、Webと文書作成で2~3時間というところだと思います。

◆ その他
Ubuntuを入れて使い始めたのですが、カーネルのブートパラメータにacpi=offを入れないとブートできません。多分カーネルのバージョンが上がれば大丈夫でしょうけど、ちょっと不便。ちなみに、compiz fusionもfglrxでサクサク動きますが、openglのパフォーマンスはあまり芳しくありません。こちらもバージョンアップを期待したい所です。

◆ 総評
ファンの音さえどうにかなれば、なかなかバランスのとれたノートPCだと思います。
チップセット内蔵のRadeonHD3100はパワフルとは言えませんが、すくなくともintelの統合GPUよりは使えそうです。