ソニー VAIO type P

評価
GPUIntel US15W
CPUAtom Z500
DRAM2 GB
OSVsita
投稿者tekondo
2009-01-24 10:52:50
◆ 購入のきっかけと価格
Everun Noteを持ってますが、
600gを切る重量とあらば買わずにおれませんでした。
SonyStyleにてカスタムし、最上位CPU+SSD64GB構成です。
VAIO UX以来3機目の「ちっちゃい軍団」です。


◆ 体感速度の変化
・うん、まぁレスポンスはNetbookのそれです。遅いッス。
・但しVista+2GBなので先読みフェッチが効いてアプリ起動は速い。
・動画再生はGMA500の支援をフルに受けるので、HD動画もバッチリ。
・web動画は再生支援効きません。ニコニコ動画は実用に耐えない。
・3D機能は無しに等しく、あらゆるゲームが満足に動きません(笑)

・起動と終了、休止状態などは遅い。要注意!
・SSD自体は相当速い方ですから、CPUが問題なのでしょう。


◆ 液晶の質
・無茶苦茶高精細なので、この超解像度でも意外と見やすい!
・でも黒が全然黒くない(近年まれに見るコントラストの低さ)
・発色はちと赤っぽいですね


◆ キーボード:配列やタッチ
・来ました。天孫降臨です。
・B5ノートと完全に同等と言って良いキーピッチと配置。
・タッチも素晴らしいです。剛性感もなにげに高い。
・SONY本気です。


◆ サウンド
・スピーカーは近年まれに見る低品質。
・電話機にすら劣る。肉声すら聴き取りづらい。
・ヘッドホン端子も低品質で、22kHzで切り落としてるかと思うぐらい。
・音周りは期待しては駄目です。


◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
・すっごい頑張ってます。SONY史上最強。
・ネジ一切なし。底面含めほぼ完璧フラット。
・WindowsPCとしては史上最高に近いと思えます。
・しかし世界にはMacBookという魔神がいるのです。
・あれの完璧なる「一つのカタマリ感」には及ばず。

・強度は十二分にありますが、質感としての強度までは攻め込んでない。
・でも600gの超軽量PCでここまでやるのは凄い。

・コネクタは実質USBぐらいです。左右1つづつなのは良い。
・でも左コネクタはAC端子と干渉する。惜しい!


◆ 排熱:筐体の温度
・ほんのり暖か、ぐらいです。さすがのスマートフォン用チップ。
・超小型PCとして実に優秀。


◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン
・ファンレス+SSDで「完全完璧」無音動作。
・ランプを確認しないと、電源入ってるか解らないです。
・携帯電話の世界ですね。


◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
・イッツァスモールワールド!
・本体は600gで羽のよう。
・ACアダプタも強烈に小さい。なんとタバコの半分サイズ。
・バッテリーも100g台と軽量ですが、3時間ぐらい持ちます。


◆ その他
・無線LANが300Mbps対応です。実測40Mbpsぐらいで相当速い。
・スティックポイントは、ThinkPadのそれよりは大分操作品質が劣ります。

・ヒンジが柔らかめ。
・通常は問題ないが、仰向けだとちょっとした拍子で閉じちゃいます。


◆ 総評
世界のSONYが一発逆転を狙うだけのことはあります。
画面が広いので、Netbook検討中の方はこれも対象に入れた方がいいです。
web動画が使い物にならないのはNetbookと考えれば普通のレベル。
ただし、3D性能が無きに等しいので、ソコだけは要注意。

Everun Noteのような変態PCを使っていると、
A4ノート並のパフォーマンスが欲しくて不満が色々出ちゃいますが
普通に考えたら凄いPCだと思います。

ちなみにこれらのスペック全ては、
ビジネスPCとして考えると最高の選択です。Netbookに絶対出来ない世界。