評価 | |
GPU | GeForce 9600M GT |
CPU | Core 2 Duo |
DRAM | 4 GB |
OS | OS X |
投稿者 | テマド | 2009-03-08 22:15:39 |
PCゲームをしなくなったこと、Windows OSに飽きたこと、Windows OSを使っていると、自宅でプライベートなことにしか使用していないマシンすらも会社から妙なソフトウェアのインストールを強制される世知辛い世の中になったこと。
◆ 体感速度の変化
自作機からの移行ですが、さほど変わらないスペックを選んだつもりなので然程変わりません。
強いていえば、OSがVista(32bit)からOS Xに変わったのと、まだ使い始めなので比較的まっさらに近い状態であることから、サクサクとは動くなあという印象。
◆ 液晶の質
高過ぎる輝度、狭い視野角。発色鮮やかなようにに見せるためのグレアーなガラスパネル。
まさに、典型的な「ノートについてるTN」ですが、OS Xのカラープロファイル調整ツールがそれなりに使えるので、なんとか我慢出来るレベルにまでは追込めます。もちろん個人差はあるでしょうけれども。
比較対象がSHARP LL-T2020(BK)では、あまりにも不憫。
◆ キーボード:配列やタッチ
すこし軽過ぎですが、思っていたほどワルくなく、それなりに打てる。タッチパッドの位置をJISとUSですこしだけズラしてもらえば文句なかったんですが、このへんはコストとの兼ね合いでしょうね。
◆ サウンド
筐体が大きいので、内蔵にしてはそれなりかなぁというレベル。
外部出力はミニジャックによるデジタルとアナログの排他利用タイプ。現在はBOSE M3を繋ぎ、手持ちのCDをiTunesへApple Loss-lessで取込んで聴いてますが、こちらのクオリティは悪くないと思います。自作機で使っていたSE-90PCIと比べても、そんなに不満も無いです。
◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
散々喧伝していただけあり、アルミ削り出しの筐体は頑丈。たわみなど一切ありません。ただ、CTOでHDDを7200rpmタイプに変更したので、それの震動がパームレストに伝わってくる。一体成形のデメリットでしょうが、購入を考えている方には自信を持って「7200rpmのHDDは選ぶな」と言い切れます。
全てのコネクタが左に配置してあるのはわかり易いし、すっきりしててよろしい。
◆ 排熱:筐体の温度
あまり叩いた使い方をしていないですが、GPUを9600M GTに切り替えるとほんのりと熱くなります。筐体全体がヒートシンク的な作りではあるので、ちゃんと熱を外に捨てているんだな、とポジティブに考えることにしています。
◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン
筐体のところでも触れましたが、HDDの震動を伝え易い構造なので7200rpmのHDDをCTOで選択するのは禁忌です。
光学ドライブは煩いかもですが、今時は光学ドライブって手持ちデータの取り込み程度にしか使わないですから問題はなし。むしろ「…スロットインって、トラブった時どうやって媒体を取り出すんだろう?」という不安のほうが大きい。
全体的には「環境音に紛れてしまうので気にならない」程度かなぁと。
◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
大きく重いですが、鞄に入れて運ぶ分には困りませんし、ACアダプタがコンパクトなのは出張るときに便利だと思います。
バッテリは内蔵グラフィックスで3時間、パフォーマンス優先モードで2時間弱といったところ。個人的にはこのクラスのノートPCに内蔵されたバッテリーは電池というよりUPSかなと思っているので。
◆ その他
マルチタッチ・トラックパッドが凄い。
常用でマウスの必要性を感じない「パッド」って初めて出会った気がしますし、ノートPCにおけるマウスの代替品として、今のところ僕の中ではトップに君臨しております。次点はIBMのトラックパッド、続いて東芝の初代リブポイント。
◆ 総評
Mac、本当に楽しいです。なんで今まで僕はこっちの世界に居なかったんだろうというくらい、水が合う。すくなくとも、健康面での不安が囁かれるこちらの教祖さまが健在の間は戻れないなぁ、と思うのです。