家族共用の家庭内モバイルマシンとして購入
Sempron SI-42 (2.1GHz)
メモリ1GB
HDD250GB
無線LAN a/b/g/draft n
DVDスーパーマルチ
以上の構成で、送料込み43,050円でした。
到着後の変更点は、
メモリをDDR2-800 2GB×2に交換
CPUをTurion X2 Ultra ZM-84 に換装
以上を合計して、56,000円ほどで格安に済みました。
既にSempronのレポートは出ていますので、換装の話をメインでレポートしてみたいと思います。
◆ 体感速度の変化
購入時のSempron SI-42+メモリ4Gの状態でも、インデックス作成時を除いて特段重いとは感じませんでした。
Sempron SI-42とTurion X2 Ultra ZM-84のベンチマーク比較です。(メモリは4Gで同一)
・Windows エクスペリエンスインデックス
SI-42 | ZM-84 | |
プロセッサ | 4.1 | 4.9 |
メモリ | 4.5 | 5.9 |
グラフィックス | 3.2 | 3.9 |
ゲーム | 3.5 | 3.8 |
・3Dmark06
SI-42 | ZM-84 | |
3DMark | 1190 | 1583 |
SM 2.0 | 394 | 501 |
SM 3.0 | 499 | 644 |
CPU | 759 | 1584 |
CPUのみならずメモリ・グラフィックスも向上しているのは、FSB667→800の効果もあると思われます。
◆ 液晶の質
グレア液晶です。用途を考えると問題はありませんが、
枠もテカテカ、本体もテカテカで、少し疲れる印象を受けます。
14.1inch WXGAなので目には優しいドットピッチです。
◆ キーボード:配列やタッチ
反発力が強めのタイプに思います。
キーストロークが浅めで、形状も平板なので少し取りこぼします。
たわみはありません。キーボード下に筐体ががっちりあるので、しっかりはしています。
最も慣れないのはEnter横のキー群。
一応隙間を置いて配置されていますが、右カーソルキーまで隙間を作らなくても…
あと、右shiftがとても狭いです。
総評として、ハードな文章打ちには厳しいかと思います。
◆ サウンド
あまりサウンドは重視していませんが、ノートにしてはいいように感じます。
まだ試してはいませんが、HDMIでも音声が載るようですのでテレビとの相性は良さそうです。
◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
全身メタリックです。好き嫌いが分かれそう。
低価格ノートの部類の割にはしっかりしています。
ドライブが取り外しでき、空ベゼルが付属するのは○。
タッチパッドが(とってもテカテカしているのに)滑りにくいのは×。
換装時は、ほぼ全バラでした。
基本的にあまりいじってほしくない、という意思が読み取れますね。
ありがたいことに分解マニュアルがありましたので、慎重にやれば換装も可能かと思います。
ただ、パームレスト取り外し時に、HDDベイ内に記載のないネジがありましたので、ご注意ください。
◆ 排熱:筐体の温度
SI-42(TDP25W)では、常時ファン低回転、ベンチマーク時もあまり変わらず、
ZM-84(TDP35W)では、常時ファン低回転、ベンチマーク時に爆音
ヒートシンクなどを見る限り、あんまり無茶させないほうがいいように感じられます。
◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン
普段より常時ファンは回っていますが、あまりうるさいとは感じません。
光学ドライブは爆音です。
◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
重さは2.25kgとやや軽量で、がんばればモバイルもできますが、基本は家庭内モバイルでしょうね。
アダプタは65Wで小さめなのですが、外資系の常なのかアダプタから先のACケーブルがとっても太いです。
アダプタ直付けのL字アダプタが付属するのは良心的。
◆ 総評
まず本体については、この価格でHDMI出力があり、そこそこ見た目もよく、いい意味で中途半端な大きさで、家庭内モバイルには最適のように思われます。
粗を探せばきりがないのですが、コストパフォーマンスでは満足いくものです。
ただ、納期については「5営業日短納期モデル」「台数限定」を前面に出していたのに、欠品ということで15営業日ほどかかってしまいました。
同じキャンペーンで申し込まれた方でまだ届いていない方もいらっしゃるそうですので、hp directplusの在庫管理には不安が残ります。
土日など休業日には在庫管理がリアルタイムに反映されないそうですので、人気が殺到しそうなキャンペーンモデルの場合の発注はご注意ください。