ソニー VAIO VGN-Z91JS

GPU
GeForce 9300M GS
◆ 購入のきっかけと価格
仮想化環境を用いて持ち歩けるLinux環境が必要になったため。
Outlet品であるVAIO-TZを考えていましたが、ホワイトしかなく、指紋認証などもなかったので断念し価格と性能のバランスも考え一回り大き目のこちらにしました。

◆ 体感速度の変化
CPUやGPUをフルに使用するアプリケーションは苦手ですが、ファイル操作などに関してはピカイチですね。SSDのRAID0構成はとてもきびきびしています。
メインで使用しているCore i7のデスクトップはハードディスクでRAID0が組んでありますが比べ物になりません。
Sleipnirなどの頻繁に使用するアプリが一瞬で起動するだけで感動ものです。笑

(!)はじめはVistaで使用していましたが、如何せんGUIに慣れないのとWindowsフォルダが肥大化していくという現象が気に入らないのでXPに入れ替えてしまいました。
VistaでもXPでも体感速度はほとんど変わりません。
ちなみに32bitXPをインストールすると3GBまでしか認識されなかったので、あまりの1GB分をRamdiskとして使用するようにしました。

◆ 液晶の質
発色も輝度も良く素晴らしい液晶だと思います。
また、13.1インチノート史上最大の解像度というのが購入の決定打でもありました。
大画面で高解像度だと、安物ディスプレイではどうしても画面の中心と端で色が変わってしまうので困っていましたが、
この液晶は画面が小さいために色の変化を体感しにくく気に入っています。

高解像度化における文字の小ささはというと、携帯電話の文字サイズを最小にして読むのと同じような感じでしょうか。


◆ キーボード:配列やタッチ
この形状は非常に私好みです。たわむ事のない機構が素晴らしい。
ボタンという感じのキーボードは押下時にほとんどキーが沈み込まないため、指を滑らせるような高速タイピングが可能です。

あと、ガチャガチャ打っても静かなところがいいですね。
SZのペコペコキーボードが非常にノイジーだったので良い進化だと思います。

ただ、アイソレーション化を遂げてからゼロの隣にある長音がなかなか押せません。笑
0とキーの間を打ってしまうというミスがよく起こります。しばらく使い続ければ慣れそうですが。

指紋認証は初めて使用するデバイスですが非常に便利ですね。
指を垂直に滑らせるという動作が少しやりにくいのでパームレスト右側についていればよかったのですが。

◆ サウンド

もともと期待はしていませんが低域、中域がまったく出ません。
携帯電話のようなスピーカーの出力だけを上げたような、迫力とは程遠い音です。

◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置

軽量化と筐体の剛性のバランスは取れていると思いますが、SZあたりからあまり進化していないようですね。
本体部の強度はそれなりにありますが液晶部分が非常に薄いため気を使います。

左右どちらかの片側だけを持ち開けて液晶がしなっても、ディスプレイがモヤモヤしないので見た目以上の強さはあるかもしれません。

薄型化・小型化と堅牢性はトレードオフでしょうね。モバイルを考えているならばワイド保障加入は必至だと思います。

USBが2ポートというのは相変わらずですが、据え置きとして使わない限り十分な数だと思います。

◆ 排熱:筐体の温度

もともと酷使するようなマシンでないとは思いますが、
TripCode Explorerで負荷をかけてみたところ97度まで上昇しました。(室温25度)
P8700でこれなのでT9x00なら100度を超えていたかもしれません。

負荷時は一応やけどする位の熱風は出ていましたが、静音性を重視するとはいえ負荷時にはもう少しファンを回すような設計でも良いと思いました。

GPUはBioshockをさらっと遊んでみたところ80度まで上昇。
グラフィックチップを積んでるとはいえゲームPCにするのは無理がありそうです。

◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン

SSDは無音です。
最近のハードディスクはどれも静かだと思いますが、音がどうというよりも可搬性が大きく向上するということのほうが強みだと思います。

光学ドライブは大きな音が出ます。これはどのノートでも仕方がないでしょう。

ファンに関してはSZに比べると風量は増していてさらに静かだと思います。
小型ファンに良くある甲高い音というのはしません。高くても人の溜息程度でしょう。
また、五月蝿いと感じたら静かさ優先という設定をしてしまえばほぼ無音になります。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど

SZが約2kgありましたから、13.1インチで1.5kg以内というのは素晴らしいことです。
いろいろなレポーターさんがおっしゃる通りアダプターは大きめです。

バッテリーの持ちは公称値の半分程度しか持たないと思っていたほうがいいでしょう。
かなり省電力な設定にして5時間持つかどうかも怪しいところです。

(ちなみに30分間FFベンチを回してみたところ、100%から75%まで減少しました)

◆ その他

Speedモードで他のベンチマークも回しました。

【CrystalMark2004R3】

ALU: 24848
FPU: 27103
MEM: 13753
HDD: 25291
GDI: 10790
D2D: 3573
OGL: 27086

【3DMark03】

Score: 6950

【ゆめりあ(XGA/最高)】

Score: 10549


◆ 総評

軽量で高解像度という会心作のようなノートだと思います。

他に挙げるとすればSSDの容量が128GBしかなく、換装の情報やパーツもほとんど集まっておらずこの先が少し不安なことぐらいでしょうか。
ですがExpressCardに挿せるSSDが存在すること、大容量のSDHCカードが挿せる事も考えれば安心できそうです。