ヒューレットパッカード HP Pavilion DV4a 春一

評価
GPURadeon HD 3200
CPUTurion 64 X2
DRAM4 GB
OSVista
投稿者15JAM
2009-06-16 02:58:14
◆ 購入のきっかけと価格
はじめに管理人様とこちらのレビュー投稿をされた方々に感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
こちらのサイトの情報と2ちゃんねるの評判を見て決断しました。(場違いですが2ちゃんねるの方々にも感謝を・・・)

長年使用していた中古のDynaBook Satellite 4600(Pen3 800Mhz 512M WIN2k)の液晶画面を支えるヒンジがバキッ!と壊れてしまったため買いました。
NTT-Xにて約43,000円。注文後納品未定扱いのメールに愕然としたのですが、金曜日夜に注文後、代引にて日曜日午前中に到着しました(早くて慌てました)。楽天の上海問屋でKingston PC2-6400 DDR2 800MHz 2G×2枚を約5000円で購入しました。

当初予算15万円ぐらいを予定していたんですが、別途金銭的に急な入用とPC自体の早急な必要性という突発的な条件が発生しこの機種に落ち着きました。
ノートPC所有履歴はDynaBook Satellite 305CDT→ThinkPad560Z(中古)→DynaBook Satellite 4600(中古) & ThinkPad X22(モバイル用途に現在も併用:中古)です。

主に仕事の文書作成とWeb、メール、動画鑑賞、シャープQT-MPAで録音したラジオのMP3管理です。職場ではソコソコのPCを利用していましたので、プライベートではOSのチューニングと古めアプリ(Office2000など)の利用で用が足りていました。当初中古も考えましたが、4万円ならばメモリ・HDD・OSなどの手を加えた場合それほど金額に違いがないと考え購入を決断しました。Vostro1520・DynaBook Satellite T42・ThinkPad SLなども検討しました。最後まで迷ったのですが、光学ドライブ、グラフィック性能、HDD容量、液晶画面など全体的なコストパフォーマンスと納品までの時間を優先してこの機種にしました。初Vista、初ワイド液晶、初グレア液晶、初AMD、初「GPUがチップセット内蔵タイプ」、初タッチパッドといろいろ「初」づくしです。

◆ 体感速度の変化
前機が低性能だったので単純な比較として良くなりました(当然ですね)。
標準の1Gメモリ時は最大382MBがグラフィックスメモリに割り当てられるので、かなりキツイと思いました。ダブルクリックしても反応が遅いため、ダブルクリックを失敗したのかと思い、二度三度とクリックしてしまい、でも実は一回目のダブルクリックが成功していて、逆にバックグラウンドで二度目三度目の処理が実行されてしまい処理がさらに遅くなり、しかも複数回分のダブルクリック処理が行われる・・・という負のスパイラルを発生させがちでした。Vistaの特性上しばらく使用しているとだんだんレスポンスがよくなってはくるんですが・・・。1Gの運用はちょっとキツイかなと思いました。

4G増設後は快適になりました。たぶんデュアルチャンネル動作もしていると思います。4G増設後はVista自体はやっぱり重いですがVistaのPCとして高速に稼動するPCになったと思います。シングルコアのSempronは一般的な用途に必要十分な性能でRadeon HD 3200も侮れない性能を秘めていると思います。いくつか試しにゲームをインストしましたが軽量な3Dゲームなら設定しだいで快適にプレイできそうです。また動画再生支援機能もありますので動画ファイルの再生も対応ソフトがあれば快適に視聴できると思います。この価格帯では高いグラフィック性能だと思います。エクスペリエンスインデックスでSP2適用後ゲーム用グラフィックが3.5でした。評価版Windows7にて計測したところ5.1になりました(数値の上昇が極端なので信用できませんが・・・)。プロセッサは逆に4.1から4.0に0.1下がりました。他は変化なしでした。

前機が低スペックな古いPCですので別世界に・・・・・・なると思ったんですが(汗。思った以上にVistaがイマイチです。またIE8はもっとイマイチです(しかも安定してません)。ちょっとしたファイル操作やレスポンスが(単純に比較して早くはなったのですが)期待を超えるような変化と感動をもたらしてくれません。シンプルなWindows2000と比較するのがそもそも的外れなのかもしれませんが、数倍から十数倍以上のハードウェア性能がなにかとんでもなく無駄に消費されているような気がしてなりません。ちょうどSP2がリリースされたので導入しましたが、それでもやっぱり期待を超えるような操作感をもたらしてはくれません。(SP1より機敏な動作にはなりましたけど・・・)またアプリケーションの互換性の低さには戸惑いました。商用アプリはそこそこ対応しているのですが、ネットのフリーソフト等はまだまだという感じがします。

◆ 液晶の質
光沢液晶の流行し始めた頃のヌラヌラしたものより、映り込みも少なくなかなかの品質の液晶だと思います。写真画像なども綺麗に見れます。CG・写真・デザイン関係などの専門分野の仕事には使えませんが、一般用途には十分な発色と描画だと思います。動画も綺麗な描画だと思います。上下の視野角は狭いです。(寝転んで使用する時以外問題ないと思いますが)特に下からの視野角が狭いです。

ワイド液晶は期待しましたが使い勝手に変化はありませんでした。横幅が増えてもさほど使い勝手が向上した気がしません。雑誌や各種メーカー等の宣伝文句のようにウィンドウを二つ並べた時の情報量・視認性が向上したとも思えません。横幅が増えても画面自体の大きさはあまり変わりませんし、表示しているフォントを小さくしたりしないと快適な比較閲覧はできないなと思いました。ガジェットは使用しませんし・・・。仕事の用途では文書作成時にA4用紙を縦にした文書を常に想定しています。エディタやワード・エクセルで文書作成していて思う事が多いのは横幅より縦幅です。作成中の書類の紙イメージが画面いっぱいに表示される方が一覧性が良いからです。(いっそ液晶画面自体が90度回転してくれたほうが便利です。)用紙を横に使う表計算書や縦書きの物書き用途には合うと思いました。DVDなどは画面いっぱいに表示されていいのでしょうけれど、個人的にはプレイヤーソフトの操作パネルを表示したい派なので、黒帯スペースは無駄にならないんですよね・・・私の場合。

◆ キーボード:配列やタッチ
キータッチは多少カシャペコしますが、たわみも無く、そこそこしっかりしたクリック感があります。個人的な欲を言えばもう少しキーストロークが深ければなお良しでした。キータッチは10段階評価で6や7だと思います。ただEnterやSpaceなどの大きめで使用頻度の高いキーの耐久性がちょっと心配です。

配列が変かもしれません(特に右側)。Ener横のhome・PgUp・PgDn・Endの縦配列はよくみかけるので違和感はありませんでした。上下に配列されているとWeb閲覧時などのページスクロール時に感覚的にわかりやすい気がしないでもないです。右下のAlt・アプリケーション・Ctrl、カーソルキー、また右上段のscroll・pause・insert・deleteの微妙な配列にクセがあるかもしれません。キーボード全体の一番右上にdeleteが配置されます。一番右下はカーソルキーの右が配置されます。これらの配列と位置に戸惑いました(そのうち慣れますけど・・・)。またキーボード全体の四つ角が曲線にデザインされているため、カーソルキーの右キーはキー自体の右下角が曲線デザインで小さいキーがさらに小さく感じます。capslockは左横のメッシュ状のフレーム部分に白色LEDがあってshift + capsLock時に点灯します。
キーボード上部の各種タッチスィッチはシルバーメッキのパネルに白色LEDが点灯し、消音と無線LANのLEDはoff設定時にオレンジに切り替わります。(タッチパッド上部のon/offスィッチのLEDもオレンジに切り替わります。)

これらのスィッチは音量設定以外は使いやすいです。音量調整は横にメーター線のように配置された白色LEDのタッチスペースを指で滑らせるか、線端の+-をタッピングすることで調整します。Windows上ではユーティリティーソフトが画面上にメーターを表示するのですが、このソフトの起動レスポンスが遅いためイマイチな使い勝手です。画面表示されるメーター無しで音量調節をするのは至難の業です。音量設定パネル部分自体のLEDが音量に比例してスケールが点灯と消灯をし、視覚的にわかりやすければよかったんですが、そういう細かい構造ではありません。個人的に音量設定に関してはダイヤル式のアナログボリューム調整がよかったです。

タッチパッドは最悪です。
所有PCとして初タッチパッドであることを差し引いても悪い操作性です。他のノートPCのタッチパッドと比較しても悪いと思います。一見するとシルバーの鏡面加工がカッコいいデザインなんですが、パッドの感触が指に吸着するような感触でまったく滑りません。人によっては爪から指の腹をひっぱり剥がしちゃいそうな感じです。ある程度使用して指先の皮脂がパッド上に溜まってくると多少滑るようになるんですが、精神的にキチャナイ感じがしますし、やっぱり滑りが悪いです。クリックボタンはカチっとしたクリック感で普通だと思います。(もう少し深い方が好みでした。)ALPS製のドライバーソフトは設定項目が充実していて良いと思いました。パッドの端っこを使用した上下、左右のスクロール機能はスクロール量と慣性を調整すれば便利に使えると思いました。

タッチパッドの機能on/offボタンがあるのは気が利いているんですが・・・。そもそもこのタッチパッドの位置が良くないです。パームレスト中央に配置されています。キーボードのホームポジションに合わせた左寄りに配置してありません。今時この設計デザインはどうかと思いました。この配置デザインのため「ThumbSense」というフリーソフトを使う気がおきません。

個人的にトラックポイントやアキュポイントに慣れていたのでキツイです。ホームポジションから手を動かさなくてよいという事が、かなりのアドバンテージだったんだなと実感しました。タッチパッドでは未だにちょっとした微妙な操作、文字単位の範囲指定やファイルアイコン等の選択時のドラッグ、カット&ペーストが全然できません・・・。ポインティングデバイスだけを考えるとやっぱりThinkPad SLにしておくんだったかなと正直ちょっと後悔しています。

◆ サウンド
いい音だと思いました。使用していた前機種もノートPCとしてはかなりいい音だと思いましたがこれもいい音がすると思います。付属のユーティリティーで調整するとさらに良くなると感じました。

◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
全体がブラックとシルバーでデザインされ、各種LEDランプに白色LEDが使用されています。なかなかのデザインだと思いますが使用上どうかな?と思う場面があります。蛍光灯の直下で使用するとシルバーメッキのデザインが災いして反射する蛍光灯の光と白色LEDが同化してしまい各LEDの視認性がすこぶる悪くなります。キーボードもシルバーのため若干照明の照りかえしを感じ微妙です。

また電源ランプやHDDアクセスランプの位置がホームポジション時の左手首に隠れてしまう位置にあり、且つ手前の側面側に配置されているためPC使用時にちょっと下を覗き込むようにしないと見えにくい位置にあります。HDDアクセスランプは使用中のちょっとした処理待ちの挙動判断に欠かせないので残念です。液晶ヒンジ周辺にあればベストだと思うんですが、せめてもう少し上面側に向いてれば良かったのにと思います。
液晶画面裏側の天面にHPのロゴマークがあり、PC起動中は点灯します。最初全然気がつきませんでした・・・っていうかなんで光るの?
筐体のつくりはしっかりしています。筐体の端を片手で持っても不安がありません。想像より薄型の筐体でサイズも大き過ぎず小さ過ぎず良いサイズだと思いました。ギリギリA4ファイルサイズと言って良いサイズなんじゃないでしょうか?

メモリ交換はドライバーでネジを緩めてパネルを外すだけでした。このネジはいくら緩めても完全に取り外すことはできません。ワッシャーのようなモノでパネルに付いたままになります。ですのでパネルを外したときに無くす心配がないのは良いと思いました。ただ取り外すパネルは「ネジ止め」と「はめ込み構造」をミックスしたような造りなので、ちょっと「パチンッ」とはめ込むような力の入れ具合が必要で壊してしまわないか心配でした。またメモリースロットのスペースがちょっと奥まって狭く、少し作業がし難い気がしました。しかしピンセットや細長いドライバーがあれば全然平気なレベルですので簡単です。HDDの交換も同様に簡単そうです。
コネクタの配置は右側のUSB2個が密接して左右に並んでいるため物理的に干渉して差し込めない場合がありそうです。
コネクター類全体が左右に割り振られていて、背面は特になにもありません。(何かもったいない気がします)

◆ 排熱:筐体の温度
通常使用時にパームレスト左側がほんのり暖かいです(たぶんHDD)。左奥の液晶ヒンジ近辺とそのあたりの筐体裏側が排熱排気口なのですが、ふさがないように気をつけています。重い処理時にはそれ相応な熱風がでます。残念ながら排熱と筐体の温度は高めのノートPCに分類されるかもしれませんが、その中では下のほうだと思います。

前機のPCの排熱・排気口も同じ位置でした。前機のヒンジが壊れた原因はおそらく長年の使用で周辺の部品が熱で変形し、ヒンジの噛み合いが悪くなり、液晶の開閉時の力がその歪みに集中して割れたんだと思います。ですので同様なことがおきないか心配です。

◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン
あまりカリカリいわない静かなHDDだと思います(日立製)。光学ドライブもわりと静かです。ディスク開閉時のカチッとした感触も良いです。また筐体裏面にリリーススィッチがあり簡単に取り外せます。ダミーカバー(ウェイトセイバ)も付属します。冷却ファンは低回転時の音は静かで気になりません。高回転時は気になりますが、逆に音がしてくれないと精神的に冷却効果について不安になるのでコレで良いと思っています。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
緩衝材付きのケースやカバーがあればギリギリ持ち運べる大きさ重さ強度だと思います。電車での通勤通学は無理かもしれません。ACアダプタは小さい気がします。また熱は持ちますがそれほど高温にはならないです。ただし電源コードが太いです。ちょっと取り回しに苦労します。むしろこの電源コードのせいで持ち運びをする気がおきないかもしれません。プラグにアース線が付いています(ちょっと邪魔です)。筐体の電源コネクタ口は横に白色LEDがあり、コンセントにプラグを指した状態だとPCの起動をしていなくても白色LEDが点灯します。私は節約タコ足電源で電源管理をしているので、通電確認がここでもできて気に入っています。バッテリーはそこそこの駆動時間があると思います。設定を調整すれば用途によって2時間くらいはいけると思いました。基本的にはVistaのスリープモードのために搭載されたバッテリーなのでしょうね。

◆ その他
カメラ
各種ソフト上でのタイムラグが大きいような気がします(3秒から5秒ぐらいの遅れ)。また暗い所は無理です。現在は使用していません。でも遠隔地の家族連絡とかに使ってみたいです。

ExpressCardスロット
んー業界的にVista以上に無かったことにされそうな規格・・・ゲフン!ゲフン!・・・。スロットスペースに付属のリモコンが収納できます。ダミーカードも付属していました。LANやモデム、外付ドライブ、USB拡張、チューナーなど手持ちのPC-CARD類が使用できないのが辛いです。正直PC-CARDでいいのにと思いました。この点は購入にあたりT42などと迷いました。

メディアカードスロット
CLASS 6のSD(4G)を挿したところReadyBoostが利用できました。ただし効果は???です。

内蔵ソフト
体験版ノートンが無駄かなと思います。
HPのユーティリティは必要最小限です。メディアプレイヤーソフトっぽいものは付属品のリモコンで操作ができます。シンプルな画面デザインで悪くない使い勝手です。対応フォーマットをプラグイン等で追加でるならなお良かったと思います。IDT Audioというサウンド関係の設定ソフトが常駐するのですが、OS起動を遅らせる問題ソフトとしてリストアップされることが稀にあります。またATIのCatalystが評価版Win7のインスト時はねられました。適宜最新のVer等にした方がいいのかもしれません。

付属品
必要最小限のパッケージだと思います。マニュアル類は少ないです。基本的に「プリインストされたデジタルマニュアルを見なさい」というスタンスなんだと思います。国内メーカの大量のマニュアルが入っているものより、初心者も混乱しなくて良いのではないかと思いました。

「できるHPパソコン」という本が付いてました。マニュアル代わりなのかなと思いましたが、内容はこの機種限定の解説ではなくHP全体のPCと共通の解説とPCの扱いに必要な一般的な知識が書かれている感じです。でも初心者の人がこれをマニュアルとして読もうとするとチンプンカンプンになるかもしれません、ちょっとイメージが違います。残念ながらあまり読む必要を感じませんでした。またマニュアルには一番初めに付属ソフトによる1回だけ作成可能な工場出荷状態にもどすリカバリーディスクの作成を推奨されているのですが、付属品の中にリカバリーディスクがちゃんと添付されていました。ちょっと混乱しました。

◆ 総評
私は2009年の5月末に購入しましたが、ネットでお祭りになったのは半年くらい前です。その頃に4万円前後ならばかなりお得だったと思います。CPU交換に手間がかかる機種なので、上位のCPUで購入していればよりお得だったかもしれません。とは言っても2009年6月現在でもかなりコストパフォーマンスの良いPCだと思います。

3Dゲームもソコソコ動きますし、一般的な使用で性能不足を感じることは無いと思います。(というかもはやこのPCのスペックで動作しないアプリばかりの状況を想像すると怖いです。)値段は安いですが作りはしっかりしていますし、タッチパッド以外性能的に不満を感じることは無いと思います。
電子機器を満載した鈍重な飛行機をデコレーションプレーンと揶揄して呼ぶらしいんですが、VistaというデコレーションOSであることがこのPCの一つのネックかもしれません。姉妹機とも言える法人向けHP6535s/CTがXPをサポートしているので、当機種が公式サポートされていないのが残念です。付属の専用ソフト等の対応が難しいのかもしれませんが、HPさんにはがんばっていただきたいです。(ネット上の有志の方々の情報では可能みたいです。インストールの際SATAのドライバーを必要とするのが初心者には敷居が高そうです。)

また今後Windows7が登場した際のドライバーの提供やアップグレードの窓口、付属専用ソフトの対応などしっかりサポートしていただきたいと思います。今のところHPのサイトはIBMや東芝、Dellと同じくらい充実したサイトだと思うのですが、最新のドライバーソフトが(使用上無問題なんですが)英語版のみだったり今一歩見劣りするような点もあります。最新のOSや古いOSに対するサポートも充実していただけると他社とのアドバンテージになるのではないかと思います。壁紙ライブラリなど良いコンテンツもありますし。欲を言えば壁紙だけでなくオリジナルのテーマとかあれば欲しいんですが(笑。

Vistaとタッチパッドには多少不満がありますが、購入して非常に満足しています。購入前は「最悪緊急の繋ぎとして」という気持ちがあったのですが、今はまったくそんな気持ちはありません。メインマシンとして愛用したいと思ってます。私の必要とする用途には十分なPCだと思います。
KnoppixやPuppyなどのライブCDも問題なく起動しました。たぶんLinux類も問題なく運用できるのではないでしょうか。すごいレスポンスでサクサク動きました。
評価は3.5にコストパフォーマンス+1.5で5です。

※使用していて思ったこと
私ははっきり言ってPCの知識は素人なのですが・・・。
メモリ管理について思ったことがあります。この機種は4Gにするとビデオメモリとして最大1,406MBが確保されシステムメモリとして2,814MBが割り当てられます。32ビットOSのメモリ管理は約3.5Gですから、おそらくOS管理外の約0.5Gを含めたビデオメモリの割り当てだと思うのですが、それにしても割当量が多すぎないか?と思うことがあります。使用状況によってはシステム3.5G:ビデオ0.5Gなんていう割り振りの方がパフォーマンスが良くなるんじゃない?と思わないでもないです。もしかしたら確保されるビデオメモリについてはシステムの要求に応じてメインメモリ内を動的に変動確保する仕組み(HPの仕様には「メインメモリと共有。 メインメモリ容量と使用状況により変動。」と記載があります。)になっているのかもしれません。しかしメモリー状況を監視するソフトを見る限り、それに応じて逆にシステムメモリの最大容量が増減するような動きはみられない様な気がします。(この辺は監視ソフトがメモリの最大容量値をどこから参照して表示するのかとか、いろいろと難しいものがあると思います。)どうなのでしょうね・・・。たぶん単純に固定でビデオメモリが確保されちゃってるんじゃないかなぁと思います。BIOSでユーザーが自由に設定する項目とかもありません。

またOS管理外メモリをRamdiskとして利用するソフトを使用した場合、4Gのメモリがどのように配分されるのか興味があります。ビデオメモリの確保が優先されるのか、Ramdiskのメモリ確保が優先されるのか、システムメモリの中にRamdiskが確保されるのか(ってそれは普通のRamdiskソフトですね)、ちょっと興味があります。

もっともそんな小さな事を考える必要もないくらいにこのパソコンは十分な性能を発揮しているんですけど。

4万円+5千円・・・初めて8MBのPen75Mhzのデスクトップを二十数万円出して買ったあの頃はなんだったんでしょうか・・・。

以上
無駄に長文になりました。すみません。