デル Studio 1557

評価
GPUMobility Radeon HD 4570
CPUCore 2 Duo
DRAM4 GB
OSWin7 x64
投稿者ironsand
2009-12-15 21:46:32
◆ 購入のきっかけと価格
一年前にXPS1530を購入し何の不自由もなく使用していましたが、いつまでもGPUに持病のあるマシンを使い続けるのもなぁ・・・という理由でPC新調。
(単にノートPCのタスクマネージャーで8スレッド動いているのを眺めていたかったというのは内緒の方向でw)
価格は約12万円ほどでした。

◆ 体感速度の変化
本機からOSをWindows7-64bitにしたこともあり、まだ環境構築自体がまだ不完全な状態です。
使用していたソフト類の検証と代替ソフトの検討を行っているところですが、単一作業では、XPS1530とそれほど差は感じられませんでした。

とはいえ、XPSの時にはゲームをしながらlinuxマシンをVNCで遠隔操作しつつYoutube動画を眺めるというような同時並行作業をさせているとさすがにもたつきがあったので、これがどの程度改善されるかが楽しみなところではあります。


◆ 液晶の質
あまり液晶の画質には無頓着なのであまりよくわかりませんが、XPSよりは多少良いような気がします。
ただ16:10に慣れた身からすると16:9のフルHDというのは横に長すぎに感じます。

◆ キーボード:配列やタッチ
キーボードの打鍵感はそれほど悪くはないと思うのですが、FunctionキーをFnと同時押ししなければならないという出荷設定はまずいと思います。
BIOSで通常キーボード動作に設定できるとはいえ、初心者には敷居が高いでしょうし・・・。

◆ サウンド
音にはあまりこだわりがないので、鳴ればOKです。
そういえば、公式商品ページのユーザーレビューでイヤホンノイズについて指摘している人が何人かいましたが、私の耳ではあまり気になりませんでした。
個体差でしょうか?

◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
筐体はXPSと一見よく似た感じです。
質感や強度も大体似たような雰囲気ですが、液晶の枠部分のみかなり劣化してました。
コスト軽減のためなのかもしれませんが、多少残念なところではあります。

コネクタの配置は良くありません。
XPSの時にも指摘しましたが、USBの絶対数が3基と少ないことに加えてスロットローディング方式の光学ドライブの下に設置してある右USBと、二段重ね実装の左USBという使いにくさを極限まで突き詰めたとしか思えない配置は健在です。
ただし、XPSとは電源コネクタの位置が変わったため、USB機器が電源コネクタに干渉するという問題点は改善されています。
ただし、電源ボタンが右電源コネクタ奥に設置されるという、新たな嫌がらせポイントもできているため、全体として改善されたとはとても言えないと思います。

他のラインナップを眺めていても、Dellの楔形筐体機のコネクタ配置はどれも失敗していると思います。

◆ 排熱:筐体の温度
corei7と独立GPUという二つの熱源を抱えているだけあってそれなりに熱くなります。
XPSより、パームレストやキーボード側にもれてくる熱が多いような気がします。
今の季節にはむしろありがたいくらいですが、夏には何か対策しないといけないかもしれません。

◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン
これもXPSのときとあまり変わらないですね。
先々代メインのInspiron6400が静かすぎたのでしょうか?
夜間通じて放置作業させておくPCはいまだに6400です。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
ほとんど据え置き使用なので、まったく検証してません。

◆ その他
kazさんがレビューでも指摘しておられましたが、Mobility Radeon HD 4570の割にはWindows エクスペリエンスインデックスの値がいまいちです。
このマシンも、何か不具合を抱えているのでしょうかね・・・?

◆ 総評
小さな不満はいっぱいありますが、値段の前にすべて吹き飛んでしまいますね。
貧乏人なのでコストパフォーマンスが一番重要です。