ACER Aspire 8935G

評価
GPUMobility Radeon HD 4670
CPUCore 2 Duo
DRAM4 GB
OSVista
投稿者買い物依存症
2009-12-18 00:08:27
◆ 購入のきっかけと価格
オークションで安かったので衝動買い(10万円)
ヨドバシで79800円+ポイント10%で売っていたらしく、レシートを見る限りそれの転売品のようです。

◆ 体感速度の変化
hp ProBook 4710s(T1600+4GB)との比較ですが、
さすがにスペックが大幅アップだけあり、体感速度もかなり変わりました。
ここまでくるとVistaでも早々ストレスは感じないと思います。

◆ 液晶の質
それなりです。特に不満はありません。
安いノートばかり使っている自分から見るとそこそこ良く見えますが、ネットでの評判はイマイチのようです。
視野角はノートにしては良いです。斜めからの視野も良好です。
色合いは青が強めですが(バックライトの影響?)、このあたりは調整でごませると思います。
モニタIDはCMO1807ですので、台湾Chi Mei(Chei Mei)製ですね。

◆ キーボード:配列やタッチ
配列は特に問題ありません。
ただ、タッチが10年くらい前の安物ノート並みに酷いです。
正直ここまでタッチが酷いキーボードのノートは久しぶりです。
ストロークは浅く、ペチペチしています。
ThinkPadやVAIOのキーボードを使っている人だと耐えられないレベルかもしれません。
LEDライトを付ける前にタッチをなんとかしてほしかったです。

◆ サウンド
ノートの割りに良好です。
低音強めのスピーカーかと思いきや、比較的フラット~高音寄りの音です。
ノートにしては良いですが、3000円~4000円くらいのアクティブスピーカーレベルの音ですので、過度な期待は禁物です。

◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
質感は良いです。
高級感があり、さすが上位モデルといった感じです。
コネクタ位置は左右に分配されてる一般的なノートといった感じです。
個人的には好きではないですが。

◆ 排熱:筐体の温度
Acerノートにしてはまともに廃熱されている方だと思います。
QuadCPUに独立GPUを乗っけている割には温度は上がりにくいです。
筐体が大きいのでその恩恵かと思われます。

◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン
HDDはWD製ですが、特に動作音が気になるということはありません。
光学ドライブはPioneer製で、こちらはスリムタイプにしてはまあ静かな方かと思います。
意外にも冷却FANが静かです。高負担時は高回転しますが、通常使用では殆ど気にならないレベルの回転音です。
hpのProBook 4710sよりはよっぽど静かです。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
重すぎです。
室内の持ち歩きや、足の上で使うのも厳しいレベルの重さです。
机の上で据え置きで使うのが良いでしょう。

◆ その他
HDDが2基搭載されていますが、RAIDを組むことは出来ません。
なぜかATI Switchable Graphics Technologyが無意味に搭載されており、これもBIOSでON/OFFを切り替えできません。
その影響で、Switchable対応のドライバが無いOSではIntelオンボードビデオでしか使用できません。
ドライバが用意されているのは、Vista・7のみで、XPや2k、Linux等では内蔵液晶でRADEONを使うことが出来ません。
7用のドライバを加工してみたり、ThinkPad用のSwitchableドライバを使ってみたりしましたが、私の力ではXPでSwitchable Graphics Technologyを動かすことができませんでした。

◆ 総評
良い部分、悪い部分多々ありますが、悪い部分の方が多いですね。
まず、HDDが2基載せていてRAID対応でないのもイマイチ理解できませんし、
モバイルするようなノートでないのに、Switchable Graphicsを搭載しているのが大きな欠点となっております。
XP等のドライバが用意されていないOSは使えませんし、IntelやATIオフィシャルからリリースされているドライバは使用できませんので、将来的にも不安が残ります。
キーボードも酷い出来で、正直この3つの欠点のみで大幅減点です。
スペックには満足しているのですが、殆ど使うことなく売却となりそうです。
イマイチこのノートのコンセプトがわからず、メーカーが何を考えているのか理解できません。

10万円という安い値段で購入できたので甘めの評価にしますが、それでも60点といったところでしょうか。