CLEVO CLEVO W870CU

評価
GPUGeForce GTX 280M
CPUCore i7
DRAM8 GB
OSWin7 x64
投稿者AK
2010-01-16 11:24:19
◆ 購入のきっかけと価格
持ち運べる高パフォーマンス機が欲しかったので。パソコン工房のLESANCE CLG700同等品ですが、仕様を自分で決めたかったのでベアから組みました。
パーツは本体はPCワールドさんで取り寄せ。後はオークションで出物を探しました。仕様はCPUがi7-920XM、HDDはSumsungの256GBGモデルのSSDを2台積みRAID0としています。価格は併せて35万位でしょうか。

◆ 体感速度の変化
SSDの効果が高いと思いますが、ゲームの読み込みが速く非常に快適です。

◆ 液晶の質
グレアパネルです。ドット落ちもなく綺麗でした。

◆ キーボード:配列やタッチ
配置は右shiftの小ささが気になります。アイソレーション型は初めてですが、キータッチに違和感はありません。

◆ サウンド
良くもなく悪くもなく普通です。

◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
電源コネクタの位置が最悪です。あとUSBの配置も背面の電源コネクタの横の2つが使いにくく感じます。

◆ 排熱:筐体の温度
CPU温度はTDP55wのCPUの排熱が追いつかないらしくPrime95で負荷をかけるとすぐ80℃を超えます。どうやら85℃を超えるとTurboBoostで1200MHzまで落ちる設定らしく、定格で動作している時間は意外と少ないようです。

◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン
CPU、GPUに負荷をかけると五月蠅いですが排熱を考えると仕方ないでしょう。光学ドライブはTSSTのTS-L633Aというモデルですが、回転時振動と音が大きいです。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
4kgあるのでモバイル用途には向きません。ACアダプタも巨大です。車や自宅内での移動しか考えていなかったので問題はないです。バッテリーは30分ほどで切れるので付いてるだけマシ程度に考えておく必要があります。

◆ その他
ワットチェッカーで消費電力を測定したところ、Idle時は58W、Prime95動作時に140W、3DMark06動作時151Wと負荷時の消費電力はACアダプタの定格120Wを超えており少々不安です。なおCPUがExtremeEditionなのでBIOS設定から最大133*4=533MHzのオーバークロックが可能です。最大で4core時2.8GHz、1core時3.73GHz動作ということになりますが、温度によりクロック向上が制限され期待したほど性能は上がりません。なおSuperPi104万桁がオーバークロック時11秒というのには驚きました。(定格時は13秒)

◆ 総評
Mobile用パーツでは最速の組み合わせを狙って組んだのですが、そこらのデスクトップより断然快適です。不満は排熱処理とACアダプタ容量です。消費電力についてはTDP45Wの720QM、820QMでの結果が知りたいところです。