ASUS EeePC 1000HAE

評価
GPUIntel 945GSE
CPUAtom N200
DRAM1 GB
OSXP
投稿者買い物依存症
2010-01-26 18:22:13
◆ 購入のきっかけと価格
Cartina UMを手放したので、代用ノートとして中古で購入。
個人売買にて2万円ちょっとで買いました。

◆ 体感速度の変化
Cartina UMがほぼ同等スペックだったので、体感的にはあまり変わりませんが、
HDDの速度のせいかEeePCの方が若干体感速度で遅く感じます。
HT付とはいえ、Atomなので、ブラウジング程度でも少しもたつきを感じます。
昔使ってたAthlonXPのデスク(XP2100+/nForce2)より少し遅いくらいの体感速度です。
動画サイトを何個か見ていると、スワップが発生することも結構あるので、メモリは2GBに増設した方がいいかもしれません。

◆ 液晶の質
10.1インチのLEDバックライト採用のSVGA液晶を搭載しています。
ネットブックなので文句は言えませんが、8.9インチの900シリーズより劣化したように感じます。
LEDの特性もありますが、青が強く、薄っぺらい発色をしています。
バックライトもLEDなのに明るさのムラがかなり大きいです。
発色やバックライトのムラなど、Cartina UMやLavieLightで採用されているAUOの8.9インチの液晶パネルの方が良く見えます。
ただ、バックライトの明るさは圧倒的に1000HAEの方が上ですね。
明るさMAXでは眩しいくらいに明るいです。
ちなみに明るさの設定をある程度暗くしていると、起動後しばらくはかなりちらつきますので、バックライトが安定するまでは明るくしていた方がよさそうです。
ある程度の時間使うと暗めの設定でもちらつきは殆どなくなります。
パネルは台湾HannStar社のHSD101PFW2でした。


◆ キーボード:配列やタッチ
良好です。明らかに900シリーズより良くなっています。
それなりに打ちやすく、半角全角キーもきちんとESCキーの下にあります。
左右にCtrlとAltキーがあり、配列も素直で良く出来ています。
このキーボードで文句が出ることはまず無いかと思われます。

◆ サウンド
可も無く不可も無くです。
携帯電話に搭載されているスピーカーレベルの音質です。

◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
特に不満は無いです。
安っぽい質感ではありません。
コネクタは、左右にUSBが配置されており、オーディオ関係は左、VGAとSDカードとACは右に配置されています。
前面側にオーディオ入出力が無いのは好感が持てます。

◆ 排熱:筐体の温度
本体に関しては、現状で気になる事は無いですね。
それなりに温度は低いように感じます
ただ、ACアダプタは結構発熱します。
マシンを動かしてるだけの時や、電源を落としている時はほんのり暖かいレベルですが、
バッテリー充電とマシン起動を同時に行っていると、相当熱を持ちます。
コンデンサを痛めそうなレベルの温度なので、ACアダプタは熱の篭る場所には置かないようにしましょう。

◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン
HDDは日立のHDDなので、カリカリうるさいです。
離れてても聞こえるレベルなので、人によっては気になると思います。
冷却ファンは基本低速回転なので、ファンの音は気になりません。
(今が冬場って事もあるかもしれません)

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
10.1インチモデルだけあって、本体は重くなっているので、見た目の割りにずっしりしています。
まあ気軽に持ち運べる範囲内だと思います。
ACアダプタは軽いです。
ACコードも細めのメガネケーブルなので、ACごと持ち運ぶのも問題なさそうです。
バッテリーはヤマダオリジナルモデルということで、メーカー公証の動作時間が8.7時間程度に落ちているようです。

◆ その他
原因は不明ですが、購入後CPUクロックが1250MHz動作で変動しませんでした。
(ベンチマークスコアも1250MHz相当)
電源設定をポータブル/ラップトップより常にオンに変更したら1600MHz動作になりましたが、
その後設定を戻しても1600MHz動作しているようなので、いまいち原因が不明なままになっています。

◆ 総評
ネットブックの先駆者のメーカーだけあって、なかなか良く出来ていると思います。
設計、スペック共に納得がいくマシンに仕上がってると思います。
ヤマダオリジナルモデルということで、ヤマダ電機系列店でしか入手は出来ないようですが、
店によっては処分品で3万円を割るような値段で販売されているようなので、コストパフォーマンスはかなり良いかと思います。