ドスパラ Galleria GT(新)

評価
GPUGeForce GT 335M
CPUCore i7
DRAM4 GB
OSWin7 x64
投稿者totsumiura
2010-02-07 23:16:33
お世話になっています。totsumiuraです。

今回は、購入したPCをほとんどすっ飛ばして、いきなり最新のPCをレビューしたいと思います。
ドスパラのGalleria GT(Core i5モデル)のご紹介です。

◆ 購入のきっかけと価格
これは、単純に数年ぶりに続編の登場となる、「A列車で行こう9」のためだけに買っています。
ご存知の方も多いかと思うのですが、このデモ&動作確認ソフトを起動させて動かすと、ローエンドのVGAでは相手にならないレベルなのです。
すでにW500もJHL90もなく、現状はVAIO typeZとMacBookPro(13インチ下位)で、エフェクトを低に簡易設定しても、10fps程度と散々たるレベルでした。
個人的には案外行けるのではないかと思っていたのですが、思った以上に性能重視なことにびっくりしました。

そういうわけで、吟味をしていたのですが、今回はコストを重視し、しかもある程度妥協出来るレベルのPCを1台買ってしまい、完全にA9仕様にしてしまおうと思ったのが、今回の購入動機なのでした。

そんなしょうもない話で、まさかPCを買うということになるとは思っていなかったのですが、「まあ、どうせA列車が出てしまえば、向こう3年はガッツリやるから」と自分に言い聞かせて購入しちゃってます。

今回は店頭でGalleria IWのGF GTS250Mの性能も確認したかったのですが、店頭のデモPCにはGFのドライバーが入っていないというお粗末なもの。
一時は海外からEnvy15の輸入しかないとも考えたのですが、コストを考えると10万以下ぐらいで手に入らないと、経済的にも苦しい状況になりかねないかなと思いました。
A列車9の発売日も迫っていたので、そのうちパーツ交換でしのぐということで、在庫のあるGalleria GTを即購入。
OSなしで88,901円(デフォルトではWin7 Home)。新品で10万を切るとは、もう普通にPCを買うのがバカバカしくなってきます。

スペックは
Core i5 520M(2.4GHz)
DDR3-1066 4GBメモリー
HDD 500GB(MJA2500BH G2)
HD液晶(1366x786)、GeForce GT 335M 1GB

◆ 体感速度の変化
初Corei世代のモデルです。(当たり前ですが)
どちらかと言えば、SSDに慣れすぎたせいもあり、さらにHDDでも遅いレベルにあるMJA2500BHなので、そちらに気になります。
まあ、ゲームをやるということ前提なので、プログラムファイルの大容量を考えるとHDDは妥当な選択です。
ちなみにIntelの160GBあたりのSSDも考えましたが、10万を切る本体価格のPCに対して、その半分近い金額を追加するのは、コストパフォーマンスの面では問題があるため、今回はおそらく見送ると思います。
あとは、何もやるにもCore2Duoと大差ないと思われます。
ベンチの結果を見るとわかると思いますが、CPUに依存が強いゲームでは、TBのおかげか速度向上は見られます。

◆ 液晶の質
これは、解像度では一般のHD液晶なので、特筆すべき点はありません。
グレア加工がされており、光沢液晶なのですが、液晶そのものがにじんで見える場合があります。
加工の問題だとは思うのですが、色合いの調整でなんとか出来るかを確認しています。
コストの面では難しいと思いますが、HD+程度の解像度があっても問題ないと思いますので、(VAIO CWは同価格で標準装備)次のモデルでは検討して欲しいです。

◆ キーボード:配列やタッチ
テンキー付きキーボードです。
スッキリしてて見栄えはいいのですが、やっぱり打ち間違えが多いです。
BSなどの小さいキーと、そのとなりのテンキーとの間に、少しスペースがあればまた違う印象だったのでしょうか、全てひと続きになっているのが原因化と思います。
打ち心地そのものはそれほど悪くはないです。
あと、指紋認証ユニットがないため、タッチパッドが広いのも好印象ですね。

◆ サウンド
前面パームレストの下から出てきます。
珍しく音を出していますが、これはこれでそこそこ良い音が出てきます。
ヘッドホン端子は右側面にあります。ノイズが若干ありますが、不満があればUSBのオーディオユニットをつければいいので、特に問題はありません。

◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
先程のように、右側面には前面からオーディオ、USBx2、光学ドライブ(交換可能)、ACコネクタ。
左側面にExpress34、マルチカードリーダー、USB/eSATA、HDMI、モデム/LAN、VGA端子となります。
いつもの話となりますが、一体どういった理由で右側面の前面にUSBを配置する理由を設計者に聞いてみたいものです。(パターンが引きやすいという理由じゃないかと思いますけど)

◆ 排熱:筐体の温度
今回のサプライズとも言える出来事。
A9ベンチを延々回していましたが、やや左側面が暖かくなる程度で、まず困ることはないです。
HDD上も暖かくなる程度ですので、ゲームをやるには非常に適していると思います。

◆ 静粛性:HDD, 光学ドライブ, 冷却ファン
もう一点がこれです。
常識的に考えて、これだけのスペックならばファンが全開になってうるさいものだと思っていましたが、常時回転しているものの、静かなのには驚きました。
これで寝落ちも安心です。(しないのが一番ですが)

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
筐体は2.6キロ。持ち運びはギリギリできるレベルです。
一方でACを入れてしまうと、明らかに3キロを超える程度になりますので、これはこれで考えものではあります。
性能やサイズを考えると、十分ではないかと思います。VAIO Zあたりと比べてはいけないですね。

◆ その他
ベースはQuanta製のTW9というモデルです。
筐体はシルバー。これはこれでチープさを隠すのには最適ですね。

A9のデモ結果ですが、
簡易設定:低
解像度:1360x768
OPA:39.5fps
DemoA:30.5fps
DemoB:36.2fps
OPB:41.0fps
ということです。設定を低くすれば、十分遊べると思います。

無線LANがやや途切れることが多いです。これはRealtekの11n(150Mbps)のため、当方のルーター(11nのルーターを2台使っているのですが)との相性もあるのではと思われます。大した問題ではないですが、コストダウンの代償ですね。

マニュアルらしきものが、ちゃんとノートPC仕様に変化していました。
これは大きな進歩なのですが、元の製品のマニュアルやドライバーなどが無くなっており、これがOSのサポートに対してマイナスになっているのではと思います。
Windows7以外のOSでは、ドライバーが付属しません。VistaやXPで使う場合は、相当苦労すると思います。

◆ 総評
コストパフォーマンスの面では100点ですね。
少なくとも、ペラペラのキーボードでもないですし、基本のスペックは抑えていますので、そんなに良いとは思いませんが、中の中レベルではないでしょうか。

今回不満にあげるとすれば
・Bluetoothが内蔵されていない。
・BD-ROMコンボの選択がない(マウスの同型機には搭載)
・キーボードの配置、テンキーがなければ全く問題ないのですが。

ということですね。まあ、このあたりはキーボードを除けば、ほとんどが交換及び追加可能なので、そのうち追加しまえばいいかなと思っています。

また、予算があればSSDの交換などもおすすめだと思います。実際に搭載したらかなりサクサクするんじゃないかなと思います。

OSを別口でお持ちではないのであれば、値段も10万で収まってしまうので、素直にOSインストールモデルを購入するのがいいと思います。
ドスパラのサポートは信用していませんが(そもそも不良じゃない時点でサポートの世話になることはなさそうですけど)、それを引いても、ベースのモデルとしては格安なので、自己責任で何でもやってしまえる方にはオススメのモデルです。


…ちなみに、飛ばしているレビューもしないとなあと思いますが、
VAIO typeZ、MacBookPro(13インチ)、ThinkPadT60、EverunNoteなど、結構あるんで、こっちは未定としてください。

お付き合いいただきまして、ありがとうございます。