評価 | |
GPU | Quadro FX 3800M |
CPU | Core i7 |
DRAM | 4 GB |
OS | Win7 x64 |
投稿者 | テラ | 2010-09-21 00:56:39 |
たまには自分の方からも情報を提供させて頂きたいと思っていたのですが、
W701のレビューがまだ無いようでしたので、ご参考頂ければ幸いです。
◆ 購入のきっかけや価格
一応、うちで最もハイスペックだったT61pからの置き換えです。
最初はT510を買おうかと考えていたのですが、「GPUがちょっと弱いのがネックだからW510の方がいいけど、ポチった直後に新CPU(740QMとか)が出たら悔しいなぁ。」などと夏前から悩みつつ、「GPUがもう少し・・・」とか「どうせならCPUも・・・」とか考えていたら、いつの間にかW701をポチっていました。
値段は出せませんが、価格はプレミアムクラブ+25%クーポンです。(Wシリーズは他のシリーズと比べると、プレミアムクラブ価格の値引率が微妙ですね。Tシリーズみたいな価格面でのインパクトはあまり感じられません。)
◆ 体感速度の変化
私の普段の使い方では、普通に操作している範囲では体感する程の差はあまり感じられません。ただ、Quadコアのおかげか「何かの拍子に遅くなる」というケースが殆ど発生しません。結構タスクマネージャを起動して眺めてたりするんですが、CPU100%になる事がまずありません。
◆ 液晶:輝度、視野角、発色の印象など
文句無しにいいですね。
カラーキャリブレーション無しのモデルを購入したのですが、十分に綺麗です。
並べて確認したわけではありませんが、以前持っていたX61tと同等レベルの印象です。
今や数少ないWUXGAという部分も高評価のポイントです。
◆ キーボード:配列やキータッチ、タッチパッド
W700でキーボードが撓むという話を見かけました、私がW701を使っている範囲では、特にそういう印象はありませんでした。ただ、個体差や使い方の差もあるのかも知れません。
ちなみに、ESCキーやDELキーが小さい、以前のタイプです。
◆ サウンド:音楽CDの印象や音割れの有無など
ノートのサウンドとしては、かなりいい方だと思います。
ただ、私の感想なので当てにはなりません。
◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
本体のサイズや重量から考えると仕方ないのだと思いますが、剛性感という意味ではTシリーズにやや劣る印象です。ただ、普段持ち運ぶ訳ではないので実用上は全く問題無い範囲です。
コネクタについては、右側面手前にUSBが3つ程固まっているのがやや使いにくいと感じました。出来れば背面にもう1ポートUSBがあると良かったのですが。
質感については、結構長い事ThinkPadを使っていますが世代を経るに従って徐々に低下している印象です。時代の流れからすると仕方のない事なのでしょうね。
◆ 排熱:筐体の温度
ベンチマークを回しているとかなり激しくファンが回りますが、使っていて「熱い」と感じる事はありません。その内暇を見つけて、ツールで計ってみるつもりです。
◆ 静粛性:光学ドライブ、冷却ファンなどのノイズ
ファンはかなり激しく回ります。ベンチマークを動かしていると結構うるさく感じる程ですので、ゲーム等動かしているとちょっと気になるかも知れません。
◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
実際に現物を見てみると、その大きさに圧倒されます。本体もさることながら、ACアダプタ(10cm × 30cm × 2.5cm、カタログスペックで830g)というのは大きすぎます。
両方あわせると、以前17インチモニタ+MicroATX自作マシンを並べて乗せていたPCラックを占有してしまう程のフットプリントです。(というのはちょっと言い過ぎかも?)
◆ その他
購入後にディスクをSSDへ入れ替えたのと、余っていたメモリ2GB×2枚を追加してメモリ8GB構成としています。(Wシリーズのメモリ4スロットは地味にポイントが高いと思うのですが、あまり取り沙汰されているのは見かけませんね。)
その後に取得したWindowsエクスペリエンスインデックスは以下の通りです。
プロセッサ:7.2
メモリ:7.3(容量を増やしただけでなぜスコアが上がるか謎ですが・・・)
グラフィックス:6.9
ゲーム用グラフィックス:6.9
プライマリハードディスク:7.4
後は、どうでもいい人が殆どだと思いますが、T61pではそのまま動いていたVMware ESXi 4.1 がW701ではNICを認識せずにエラーになってしまいました。
出来ればメモリ8GB乗せた母艦として「USBメモリからの起動時のみ仮想マシンのホストとして利用可能!」というのをやりたかったのですが、お遊び用途ですのでボチボチ悩んでみます。
◆ 総評
とりあえず箱を開けて最初にそのサイズを目にした時はちょっと後悔しかけましたが、実際に使ってみるとThinkPadらしい「カタログスペックには現れにくい良さ」を随所に感じます。SandyBridgeの話もそろそろ聞こえてきますし、タイミング的にはちょっと微妙だったかも知れませんが、まぁ、欲しい時が買い時!という事で使い倒していきたいと思います。