アップル MacBook Air MC506J/A CTOモデル

GPU
GeForce 320M
◆ 購入のきっかけや価格
ずっと望んでいたフットプリントの小さいMacが出たので飛び付きたかったのですが、先代のAir
を使っいる上にCPUパワー的にはスペックダウンする点と、大きさはともかく重さの点では先代に
不満は無かった事もあり、USB3.0やSandy Bridgeの足音を聞きながら様子見するつもりでした。
実機に触って動作の速さを確認しても、初代は避けた方が賢明と自己暗示も掛けていました。

ただ、実用では13インチに軍配が上がるものの、モバイルには最適に思える11インチモデルの
大きさの魅力は明らかで、1.6GHz、128GB SSD、4GB RAMというCTOモデルがもし店頭にあったら
縁があるものと思って買おう、と、賭けに出たら在りました。
まあ、一種の衝動買いですね。。。
今は4GBのRAMというのは多い方ではありませんが、Airは増設が出来ないので、先代がどうしても
見劣りする部分ではありました。

値段的には、Airと思えば安いですがCLUVノートと考えれば普通でしょうね。
でも、実パフォーマンスと質感を含めると安く感じるんじゃないでしょうか。


◆ 体感速度の変化
正直、スペックからは想像出来ない速さでした。
所持しているPCの中では明らかに最遅のはずなのですが、本体やアプリの起動とレスポンス、
スリープからの復帰が速いので、CPUパワーを使う重い作業以外だと、むしろ快適な方です。
仮に13インチモデルだとメインとして使えるのでは、とさえ思いました。
まあ、仕事では映像や画像を扱うので、仕事用のメインには使えませんが。


◆ 液晶:輝度、視野角、発色の印象など
特に可も無く不可も無く、という所でしょうか。
Macノート初の16:9に少し違和感があるくらいです。
最近は明らかに質の悪い液晶というのを余り見ないのですが、Macノートの液晶に関しては
「これは高画質だなあ」と思える物は逆に無いですね。
ノートPCは基本的に正面から見るので、視野角は気になりません。

11.6インチノートの中ではパームレストと横幅が広いようで、その為にベゼルの幅が広くなって
いる点が、個人的には少し野暮っさを感じます。
液晶が12.1インチでも良かったのでは?、と思ったりも。


◆ キーボード:配列やキータッチ、タッチパッド
Macはモデルによって操作感が変わらない事を重視してキーボードに拘っているようだったので、
11.6インチは難しいと思っていましたが、他の同クラスノートに比べて横幅を若干広くしており、
キーボード領域を確保していますね。その為、かなり打ちやすいです。
打鍵感はこのタイプとしては普通(他のMacと同等)で、小さくなったファンクションキーも気に
なりません。
パッドのサイズも11.6インチモデルのみ違うようですが、ボタンが無くなったMacノートを使うのは
初めてなので、問題無く使えます。(ボタンが無い事の方に時々戸惑うくらいです)
キーボードバックライトが無くなったのは残念といえば残念。

また、CTOモデルのUSキーボード仕様にしました。
かな印字がある日本語キーボードが別に嫌いなわけじゃないんですが、スペースバーがセンターにある
USキーボードの方が配列のバランスが良く感じるので、どちらかというとUS派です。


◆ サウンド:音楽CDの印象や音割れの有無など
先代と違ってステレオスピーカーになったので、音質自体が良くなったわけでは無いと思いますが、
音は良く感じます。
薄さの割にはまともに聞こえる、という感じなので過度な期待は禁物ですが、Radikoや軽いBGM
用途には十分使えると思います。


◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
質感は、小型モバイルノートの中ではダントツに高いと思います。
外部インターフェースはWindowsノートに比べると少ないですが、USBが1つだった先代を知って
いるので、十分便利に感じています。MacBookやMacBook Proと違い、USBが左右に割り振って
あるのも良いです。
デザイン的には、これ以上インターフェースを増やすのは難しそうに見えます。

個人的には、微妙なカーブが多く、コネクタも隠れる仕様にしていた先代の方がプレミアム感の
高いデザインだったと感じています。(キーボードも光りますし)
今回のモデルはシャープさが増して剛性感もありますが、常用する事に合わせた量産機っぽい
雰囲気に変わったというか、Airの位置付けが変わったという印象を受けました。


◆ 排熱:筐体の温度
ネットや書類作成、BGM用途などで熱くなる事はありません。
エンコード等、少し負荷を掛けた時も先代より熱くなり難いようです。


◆ 静粛性:光学ドライブ、冷却ファンなどのノイズ
ファンの音を聞いたのは、今回のベンチマークの時くらいです。
季節の影響もあるでしょうが、それくらい静かです。


◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
アダプタの大きさは先代と変わりません。
モバイル機としても、1Kg強の重さは、この金属の質感を鑑みると十分軽いです。
バッテリが交換出来ないのは弱点ですが、持ちは悪くないので不便はありません。


◆ その他
ベンチマークは32bit版Windows7を使ったのですが、64bitの方が速いのかどうか気になってます。


◆ 総評
ここでも何度も書かせて頂いてますが、Macノートの最大の弱点はフットプリントの大きさだと
考えていたので、今回の11インチモデルの登場は素直に喜びたいと思います。
カバンへの収まり具合、机の傍らに置いた時の収まり具合、共に、やっと望む形となった感じです。
軽さも合格点ですし、この初代機の完成度はかなり高いです。

世間では、Core2Duo(しかも低クロックの超低電圧版)は遅い上に時代遅れとされていますし、
実際、同クラスのWindowsノートがCore iモデルばかりになっているのを見ると、世代の差が
ある事は否めません。
ただ、Macの全モデルを見れば判るように、アップルは割とGPU性能を重視しています。
チップセットのGPU性能を高めてまでCore2に留まった事は仕方無いと思いますし、この方が
MacOSX上の通常作業は快適だという事なのでしょう。
SSDが爆速なのもあって、仮想環境でWindows7を使っていても遅さを感じません。

このままでは統合チップセットに頼らざるを得ない小型モデルはCore2シリーズから脱せないのは
明らかなので、GPUがまともになるという噂のSandy Bridgeは1つ飛ばしの変革として楽しみです。
ただ、この流れだとUSB3.0の全面採用は遠そうですね。
個人的には、ディスクリートGPUを搭載出来ないモデルにはAMDを採用しても良いのでは?、と
思ってしまうんですが、どうなんでしょうね。