Lenovo Lenovo G565

評価
GPURadeon HD 4270
CPUAthlon II X2
DRAM4 GB
OSWin7 x64
投稿者NKB
2011-02-03 20:01:16
CPUはAthlon II Dual-Coreです。

ノートPC購入に際しては以前から参考にさせていただいており、
EPSON F730やDELL Vostro1500、MacBookProなどを使用しています。

◆ 購入のきっかけや価格
親用のFMV(2003年頃のモデルMobileCeleron+RadeonIGP320)
がさすがに苦しくなり、苦情が来るようになったので。
最近の激安ノートがどんなものかという興味もありましたが。
NTT-X Storeで36,000円ほど、さらに3,000円キャッシュバックありです。
なんかもう、これでどうやって利益が出るんだというデタラメな価格ですな。

◆ 体感速度の変化
さすがに激変しました。
FMVでは辛かったFlash多用のサイトも問題なく見られるようになりました。

◆ 液晶:輝度、視野角、発色の印象など
デバイスがLGD0230なので、LG製のようです。
グリッドが見えたり、白浮きが酷かったりで現在の最低クラスのようですが、
これもFMVや以前のiBookなどと比較すればはるかに良くはなっています。
視野角なんて野暮なことは聞くなというレベルですが。

◆ キーボード:配列やキータッチ、タッチパッド
タッチは特に重くも軽くもなく問題はありませんが、配列が最悪です。
無理にテンキーを押し込んだために、右端の文字キーが小さくなっており、
その分カーソルキーも左寄りのため、押し間違いが多発します。
これで慣れるとえらいことになりそうです。
キーボード左右の筐体をギリギリまで削ればまだレイアウトが成立しそうですが、
それだと強度が保てないでしょうね。

親は人差し指タイピングなのでそれほど問題はなさそうですが。
キートップの文字が大きいのは老眼でも見やすくていいみたいです。

レイアウトはG560とも違っていて、右Fnキーがありません。

タッチパッド部分はパームレストとまったく継ぎ目がなく、1ミリほど凹んでいるだけです。
パームレストと同じ材質なので、多用しているとそのうちツルツルになりそうです。
EPSON F730と同じくSynaptics社製なので自分としては特に違和感ありません。
ボタンはマウスと同様のカチッとしたクリック感のあるタイプです。

◆ サウンド:音楽CDの印象や音割れの有無など
見た印象そのまんまで、プラスチックの箱の中でちっこいスピーカーが鳴ってる
というAMラジオ程度の音です。
それよりもスピーカーの開口部の位置が左右非対称なのが気持ち悪いですw

◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
全面プラスチックで、塗装もされていません。
液晶背面のlenovoロゴだけがメッキで妙に立派です。
パームレストなんか塗装されても磨り減ってみすぼらしいことになるので、
個人的には無塗装の方がいいです。

ディスプレイはラッチレスですが、バッテリーが奥側なので片手で開こうとすると
途中まで本体が持ち上がってドカンと落ちますw
両手で開いたほうが良さそうです。
ヒンジ部分が細いので強度がやや心配です。
プラスチックなので落としたりしたらすぐに割れそうです。

裏蓋もペラペラのプラスチックで、すぐにHDDやマザーボードがあるので、
満員電車で押されたりすることはまったく考慮されていません。

USBは左2つと右1つ。
左はかなり手前で、キーボードの再下段あたりからパームレストにかけて2つ並んでいます。
キーボードレイアウト的にホームポジションが左寄りなので、けっこう邪魔です。
USBメモリなんか挿してたら叩き折りそう。

◆ 排熱:筐体の温度
ベンチやビデオエンコでフルロードさせてみましたが、室温21度でCPU温度は62度前後です。
廃熱口は左側面にあります。

◆ 静粛性:光学ドライブ、冷却ファンなどのノイズ
光学ドライブはPLDS製でした。
回転音は平均的なレベルだと思います。
冷却ファンはフルロードでも高周波音は聞こえず、静かなもんです。
少なくともMacBookProよりは遥かに静かです。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
見た目はごついのにMacBookPro15インチとほぼ同じ重量なので、
持ち上げると軽く感じます。
全体的に強度はそれほどなさそうなので、モバイル性は低いです。
ACアダプタはヒョロ長いですが、まあ普通よりちょっと軽いぐらいです。
バッテリーはネット巡回程度で2時間は持ちました。
普段はUPS代わりなので十分です。

◆ その他
リカバリディスク作成時にDVDディスク3枚と表示されたのが、実際には2枚で完了しました。
ディスク作成は何度でもできるようで、さらに現在の環境か工場出荷時かを選択
できるので、これはいいと思いました。
ちゃんとリカバリできるかどうかはやってないので分かりませんがw

◆ 総評
色々悪口も書きましたが、これが10万円ならともかく、3万円少々ですから、
個人的には文句ありません。
それだけにテンキーなんか付けたためにレイアウトが破綻してしまっている
キーボードが惜しいです。

星評価はコストパフォーマンス込みです。
価格抜きの絶対評価だと☆3ぐらいです。

最後に細かい部分ですが、まあDELLあたりにも言えることですが、
WindowsやCPUメーカーのステッカーぐらい真っ直ぐ貼ってくださいw