評価 | |
GPU | Radeon HD 6850M |
CPU | Core i7 |
DRAM | 8 GB |
OS | Win7 x64 |
投稿者 | denim | 2011-08-04 06:32:27 |
持っているデスクトップはCore2Duo E8400で力不足&高消費電力。
省電力のエンコード兼クライアントPCを探していました。
大手量販店で99,800円+10%ポイント還元で実質9万円で運よく見つました。
展示機でも、デバイスマネージャで問題のB2チップセットに見えるのですが、Acerに確認したところB3ということなのでした。
※ 途中からB3にすると旧リビジョンで作ったイメージからリカバリすると、別ハードに変更になったとWindowsにみなさされて大変なことになるので、Intel Compatibility Revision ID機能を使って隠蔽していると思われます。
・・・以上の点に納得したうえで購入しました。
◆ 体感速度の変化
購入して即SSD化(X-25M G2 120G)しているのもあって爆速です。
エクスペリエンスインデックスは換装後のHDD7.7・総合6.9になりました。起動も20秒
台。x264のエンコードも約2倍の速度で出来るようになり省エネになって嬉しいです。
◆ 液晶:輝度、視野角、発色の印象など
液晶は特に特徴のない、視野角・発色もいまどきの安物です。
17インチ・1600x900は半端な解像度ですが文字は読みやすいのでいいですね。
1920x1080だとやや文字が小さくなるでしょうから。
◆ キーボード:配列やキータッチ、タッチパッド
配列は特に癖はないですが、結構たわみます。
気になる方は購入前に実機を触ってみる事をおすすめしたい位たわみます。
◆ サウンド:音楽CDの印象や音割れの有無など
初期設定ではサラウンド効果が効きすぎてうるさかったですが、
設定をカスタマイズすることにより最低限の音は出るようになりました。
音を期待するならDELLやHPのスピーカにこだわっているモデルのほうがよいでしょう。
◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
質感や強度には不安を感じません。17インチノートの割にはUSB2.0 2ポート+USB3.0が1ポートしかないのはちょっと残念です。内蔵のルネサス製チップは2ポート使えるのに付けてほしかったです。
◆ 排熱:筐体の温度
夏場はアイドル時もキーボードは生暖かく、エンコードして放置していたらかなり熱くなります。春はエンコード中もTurbo-Boostも効いていたのですが、夏になって定格でしか回ってくれません。
ファンはしっかり廻って熱風が出ているのですが、排熱が追い付かないようなので扇風機の風を当てています。バッテリがせり出していてPCの裏に空間ができているので、排熱を助ける意味合いのある設計になるよう配慮していると思われますが・・。
◆ 静粛性:光学ドライブ、冷却ファンなどのノイズ
特に静粛性については不満はありません。ウェブブラウザ等の使用では夏場でもほぼ無音です。高負荷時のファン音は大きいですが、低めの風切り音なので気にはなりません。
◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
重量級のノートですが、リビング据え置きなので気にしていません。
家中モバイルはこの大きさと重さだと無理でしょうね。
◆ その他
3Dベンチは3DMarkなどいくつか試してみましたが、ビデオメモリがDDR3(25.6GB/s)のためか800SPの6850Mを全く引き出せていません。価格か発熱の問題なのでしょうが、ここは頑張ってGDDR5を搭載すべきだと思いました。
あと、HDDが2台搭載・メモリが4枚(初期は2G×4枚)と面白いハードウェアです。
SSD化をしてもHDDが1台残るのでHDDはデータ用として重宝しています。
必要なら4G×4枚の16Gまでメモリは裏蓋を開けて簡単に増やせます。
◆ 総評
液晶や筐体デザインなど安物で拡張性ももう1つですが、だからといって致命的な点はなくまとまっているので実質9万なら満足です。台湾の人たちはコストパフォーマンスに敏感なのでしょうかね。