評価 | 点 |
GPU | GeForce 8600M GT |
CPU | Core 2 Duo |
DRAM | 4 GB |
OS | Win7 x86 |
投稿者 | Toshibe | 2011-10-29 21:51:13 |
2007年11月に、持ち運びが出来る利便性から本格的なノートPCが欲しいと思い
購入したものです。 4年も前の機種ですが、拘り続けた結果ついにCPU換装に
まで至りました。 そこで、こちらに情報としてお伝えしようと思い書き込み
ました。
◆ 体感速度の変化
オリジナルCPUはCore 2 Duo T7100(クロック周波数:1.8GHz)で、普通
に地デジを見たりオフィスソフトを使う程度では特に不満はありませんでした。
しかしながら、高スペックなものが気になるたちで、購入当初から何とかCPUを
換装出来ないか考えていました。 T7100はMerom Coreなので同系列のもの
では大きな変化は期待出来ません。 そこで、同じピン配置でプロセスルールが
小さいPenryn Coreに換装したいと考えていました。 TDPを考えるとT9500が
最適なのですが、TDPは大きくても、もっとクロック周波数が高いExtremeに
何とか換装出来ないかと考え続けていました。 色々調べているうちにPenryn
Coreを認識するBIOSを見付け、これなら行けるだろうと、CPU換装に挑戦しま
した。 CPUはFSB 800MHzの中で最高クラスのCore 2 Extreme X9000です。
体感速度も実速度も十分早く満足しています。
因みに、Windows ExperienceのCPUの項目は4.7から6.3に上がり、換装の
効果は十分だと思います。
◆ 液晶:輝度、視野角、発色の印象など
4年間使い続けていますが液晶に特に不満はありません。
◆ キーボード:配列やキータッチ、タッチパッド
キーボードは4年間の使用で少し黄ばみがかったので別モデルの光沢黒色に換装
しました。 キータッチに不満はありません。
◆ サウンド:音楽CDの印象や音割れの有無など
サウンドはノートPCとしては抜群に良いとおもいます。
◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
筺体にも不満はありません。 質感、強度は普通、コネクタ配置もノートPCとして
は標準的です。
◆ 排熱:筐体の温度
Core 2 Extremeに換装しても、PC自体の温度は下がったような感じがします。
クロック周波数は1 GHzも上がったことになりますが、プロセスルールが小さく
なった効果かも知れません。 ただし、拡張スロットの使用には注意が必要です。
個人的な意見ですが、拡張スロットに装着するカードによっては内部に熱が籠って
ダメージの危険性がかなり高くなります。 実は玄人志向のUSB 3.0拡張カード
を入れてからPCの動作がおかしくなり、数日後にはGeforce 8600M GTのチップが
壊れました。 電源を入れてもビープ音が鳴るだけで全く起動せず、最初は頭の中が
真っ白になりました。 ネットで色々調べてみると、Geforce 8600M GTは発熱に
弱く、メーカーによってはリコールや保証延長になっています。 当然、カードを
購入した店(PC-DEPOT)には状況を詳しく説明しましたが、カードの返品に応じた
だけでPCの故障については全く取り合って貰えませんでした。 CPU換装後は低発熱
で非常に安定していたのですが、明らかに玄人志向のUSB 3.0拡張カードを付けて
から突然PCが不調となり、最後には起動しない状態にまで陥りました。 まともに
修理すると5~6万円は掛かりそうなので、ダメ元で我流リフローに挑戦し、何とか
PCをもう一度起動することが出来ました。 ヒートガンでGPUカードのチップを加熱
するというやり方ですが、他に手段は無いので思い切ってやってみました。
たまたまかも知れませんが、我流リフローは上手く行ったようで、今の所特におかし
い所はありません。 ※復活したPCでこの書き込みを行っております。
◆ 静粛性:光学ドライブ、冷却ファンなどのノイズ
光学ドライブの作動音は標準的かと思います。 冷却ファンのノイズも標準的ですが
CPU換装後は冷却ファンが全力で動作する頻度が減りました。 45μmの恩恵かも知れ
ません。 また、HDDも最新の750GBに換装していますが、こちらも静かです。
◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
持ち運びが出来るというレベルで携帯には適していないと思います。
◆ その他
上記の拡張スロットには注意が必要です。 特にUSB 3.0拡張カードは危険です。
◆ 総評
4年間愛用していることもあり、個人的には高く評価しています。 我流リフローまで
しましたが、復活したので、ここは満点の5点とさせて下さい。