ヒューレットパッカード HP Pavilion dv7-7000

GPU
GeForce GT 650M
◆ 購入のきっかけや価格
これまでメインで使っていたXPS17(L701x)をサブに回して、メインの買い替えです。
XPS17がモデル廃止かつ後継となるInspiron17SEは魅力薄だったので、同等機種を探していて、beats audioとIPS(非光沢FullHD)が決め手となってこの機種を選びました。
Core i7 2610QM、2GB Mem、1.5TB HDD、Blu-ray、GF650M、FullHD、Win7x64Proの構成で10万ほどでした。
購入後、メモリを16GBに、HDDを256GB SSD(samsung 830) + 128GB SSD(同)に換装しています。
最終的に合計14万ほどかかりましたが、XPS17を13万+3万で買ったので前の買い替えより安くすみました。


◆ 体感速度の変化
XPS17は購入当初からSSD(X25-M)に換装して使用していました。
X25-Mとsamsung 830のベンチ差は歴然としてますが、その差は体感できませんでした。
Core i7 740QMからの変更になりますが、インターネットや文章作成程度ではCPUの違いは感じられませんでした。
体感速度の向上はあまり期待していませんでしたが、思ってた以上に差がなくてちょっと残念です。


◆ 液晶:輝度、視野角、発色の印象など
FullHD非光沢液晶はノートの液晶としては左右の視野角が広く、直販系のノートにしてはいい液晶を使っています。
上下の視野角も視線の上げ下げによる色変化が少なく、同一視線でも上と下で色変化のあったXPS17の液晶より良好です。
hpのHPには「フルHD非光沢・IPS液晶ディスプレイ」とありますが、上下の視野角の挙動はどう見てもTNのそれそのものです。
真上からのぞき込んで色が反転するIPS液晶など見たことも聞いたこともありませんが、hpは「IPS」としか回答をくれないようです。
IPSのうたい文句を信じて購入を検討している人は要注意です。


◆ キーボード:配列やキータッチ、タッチパッド
飛び石キーボードは初めてですが、キータッチに違和感があり、打ちにくく感じます。
また、パームレストに手を置いて打とうとすると、タッチパッドに手のひらが触れて意図せずカーソルが移動してしまい、非常にいらいらします。
前から外付けキーボードをつなげて使っていますが、今後も本体のキーボードを使うことはないと思います。


◆ サウンド:音楽CDの印象や音割れの有無など
beats audioに期待して購入しましたが、低音域がXPS17に比べて出ていないように感じます。
イラコイザーを多少いじってみましたが、印象を変えることはできませんでした。
ノートとしてはがんばっている方ですが、比較相手が悪かったようです。
LaVieS、Satellite WXW、XPS17とサウンド重視のノートを使ってきましたが、この中では一番低音が出てないと思います。


◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
質感はデザインにこだわるhpだけに、XPS17より洗練されているように感じます。
しかし、HDMIやLANなどが左に集中しているため、外付けディスプレイを常用する私には使いにくいです。


◆ 排熱:筐体の温度
室温27度でベンチマーク(FF14)を30分ほど回したところ、CPU最高:87度、GPU最高:73度となりました(CPUID HWM x86)。
アイドル状態だと、CPU:50~60度、GPU:50度で安定しています。
すのこを利用してこの温度なので、机に直置きだともう少し温度が上がると思います。
ファンの回転数は温度が上がるとすぐに上がり始め、ベンチ終了後数分程で50~60度まで落ちるので、廃熱は悪くない印象です。
しかし、筐体を薄く作っている弊害で負荷時の最高温度が高く、夏場の高負荷(ゲーム)は避けた方が無難でしょう。
また、熱源が本体左側に集中しており、負荷がかかると本体左表面は40度ほどになり、ホームポジションだと左手が不快です。


◆ 静粛性:光学ドライブ、冷却ファンなどのノイズ
低速回転時のファンは比較的静かですが、高速回転時にはそれなりにうるさくなります。
XPS17のフルロード時はドライヤーのようなすごいファン音がしましたが、dv7はそこまで大きな音になりません。
XPS17からdv7になって一番差を感じたのは廃熱とファン音で、同じ作業をしても明らかにdv7の方が静かです。
冷却効率はXPS17の方が上に感じますが、OptimusとIvyBridgeの差が大きいのでしょう。


◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
このサイズのノートはモバイルはできないものと割り切って購入しています。
ACアダプタはそれなりに大きく、それなりに発熱します。


◆ その他
左のUSB3.0コネクタ(x2)は問題ありませんが、右のUSB3.0コネクタは不具合を抱えているようです。
某掲示板でも何件か報告がありました。
私の筐体ではUSB3.0機器がUSB2.0として認識され、たまに認識すらされなくなります。
USB機器のチップに起因するのか、Intelのコントローラに起因するのか、hpの実装に起因するのか、よくわかりません。
USB3.0機器が少ないので致命的な欠陥と感じませんが、そのうち修理に出してみようかと思います。
モバイル版Keplerに完全対応した公式ドライバがないせいか、外付けディスプレイを使用しているとOptimusの挙動が不安定で、時折GF650Mが行方不明になります。
GF650Mが行方不明になるとスリープが不可能になり、再起動するまでHD4000でしか動かなくなります。
nVIDIA公式ベータ版(304.79)のドライバを入れると頻度が下がりますが、それでも行方不明になる現象はなくなりません。


◆ 総評
いろいろ不具合がありますが、通常使用に差し障りがなく、対処も可能なため、高いコストパフォーマンスでおおむね満足しています。
しかし、IvyBridgeの初物、過去に何度かやらかしたことのあるhpの製品なので、不具合が出切って解消されるまで人にお勧めしたいと思いません。
IPS液晶の件、右USBの件、Optimusの件については今後、時間のあるときにhpに対応を求めたいと思います。