デル Inspiron 6000

評価95 点
GPUMobilityRadeon X300
CPUPentium M
DRAM1 GB
OS
投稿者ちゃぼ
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◆ 購入のきっかけと価格
4年以上サブとして使っていたVAIO Z505をそろそろ買い換えようと思っていたところ、メインのデスクトップ(P4-2.8E/RAM1G/HDD160G/GF5900XT)のビデオカードが壊れて修理に出すことになったので、3Dゲーム(主にリネージュ2)がそこそこ動くノートPCを探していました。そこで、携帯性とデザインを重視してVAIO Z505の後継(?)であるVAIO TypeSにするか、コストパフォーマンスを追及してInspiron 6000にするか迷いました。最終的にInspiron 6000に決めた理由は、Inspiron 6000はTVCMパッケージをほぼフルオプションにしても15%OFFのチケットを利用すると送料込みで19万弱で購入できるということでした。VAIO TypeSはほぼ同じ構成で25万弱でした。また、携帯性と言っても、現在は家の中の移動がほとんどで、外に持ち出すことは年に数回程度なので、今回は妥協しました。

以下の構成で187400円
CPU:Pentium(R)M 750(1.86GHz)
メモリ:1GB(512MBx2)
HDD:80GB(富士通の8Mキャッシュ、5400回転のものでした)
光学ドライブ:DVD+/-RWドライブ(NEC製でした)
有線LAN:10/100 Ethernet
ワイヤレスLAN:Intel 2200BG(802.11b/g)
ビデオ:ATI Mobility Radeon X300/128MB
モニタ:15.4 WSXGA+(1680x1050)
バッテリ:6セル
OS:Windows XP Professional SP2
サポート:延長なし

◆ 実際の体感速度
通常使用ではメインのデスクトップと遜色ないほど快適です。VAIO Z505では重いムービーだとコマ落ちが激しく見るに耐えられませんでしたが、Inspiron 6000はとてもスムーズです。ワイヤレスの感度もVAIO Z505で使用していたPCカードのものより良い気がします。ゲームについては、リネージュ2では影と反射なしで他フルオプション、視界は背景人物共に5、解像度1680x1050/32bitでフィールドでは普通に動けます。この状態だと混んでる街中で時々引っかかるときもありますが、気になるほどじゃないのでそのまま使用しています。パンヤは1024x768でほぼ快適、1280x960でマウスの追従が遅れますが、パンヤはマウスをほとんど使わないので特に支障は感じません。マビノギは1280x1024で表示設定高にしても快適に動作しています。

◆ 液晶の質
ツルピカタイプではありませんが、ドット欠けもなく明るさ精度発色共に十分で、VAIO Z505を隣に並べてしまうのが可愛そうなほどです。WSXGA+の解像度はメインのデスクトップのUXGAにも負けず劣らず快適です。試しにアスベクト比を固定して1280x1024を表示してみたところ、思ったよりピンぼけは少ないように感じました。ムービーやDVDの再生も不快に感じるほど反応が遅いと言うことはなく、ゲーム中も応答速度が気になることもありません。

◆ キーボード
キー配列にほとんど癖がなく(右にAltがありませんが今まで使ったことがありません)ピッチもストロークも十分です。キータッチもカッチリした感じで安定していて入力していて気持ちがいいです。トラックパッドは可もなく不可もなく。

◆ サウンド
サウンドチップがHD Audio対応ではないのが残念ですが、内蔵スピーカーで鳴らす分には十分です。内蔵スピーカーはそれなりですが予想していたより頑張っています。気になったのは高負荷時に音が途切れることがあるのですが、OSの再インストール時にドライバを入れる順番を間違えたからかもしれません。

◆ 筐体:強度と質感
高級感はありませんが、安っぽくもありません。居間で使っていても違和感もなく必要十分です。VAIO Z505は使用年数が長いこともあって、バッテリーがぐらついていたのですが、そういったこともありません。どちらかと言えば全体的にカッチリしていて剛性感は高いように感じます。

◆ 筐体:各種コネクタの位置
ゲーム以外ではマウスすら接続しないので特に不便は感じません。電源やLANケーブルが後ろなのは邪魔にならなくて良いです(VAIO Z505はLANケーブルが左手前にあったので邪魔でした)。拡張性もPCカードx1、USB2.0x4、IEEE1394x1と、今後のことを考えても安心です。

◆ 筐体:発熱と冷却ファン音
常にファンが回っていますが音質的に気になる音ではありません。ゲームを続けていると多少回転が上がりますが、それでもゲームの音(音量設定は1/5程度)に消されて気付かない程度です。

◆ ACアダプタ:大きさや発熱
特に可もなく不可もなく、ゲーム等負荷の高い状態が続くと熱くはなりますが常識の範囲内です。それとケーブルを止めるゴムバンドは便利な反面安っぽさをかもし出しています。

◆ モバイル性
VAIO Z505のように片手で持ち運べるとまでは行きませんが、家の中の移動は特に問題ありません。外出も丁度いい大きさのバッグがあったのもあって、思ったより苦ではありませんでした。

◆ その他
DELLのオンラインストアは始めて利用しましたが、到着までの進捗状況がWEBで確認できるシステムは好感が持てます。ただし、あまりあてにはならないかもしれません(私の場合9日オーダーで当初23日到着予定だったのが実際には20日に到着。その後もステータスは23日までお届け済みになりませんでした)。それとリカバリイメージだけでなくOSのCDが付いているのは大変助かります。

◆ 総評
4年前のB5+ノートとの比較なのと私が鈍感なこともあって、全体的にかなり甘めな採点になっていますが、部分的にメインのデスクトップに迫るほどの快適さがあり、サブマシンとしては大変満足しています。何よりデスクトップと違い、この快適さを居間でのんびり体感できることが嬉しいです。重い処理をメインにするヘビーユーザには向かないかもしれませんが、コストパフォーマンスを重視する中堅ユーザのメインマシンとしてもかなりお勧めです。残念なことにTVCMパッケージが22日で終了してしまい割安感が減少しまいましたが、またこのようなパッケージやキャンペーンがあると思うので購入予定の方は是非狙ってみてはどうでしょう。