デル Vostro 3700

評価
GPUGeForce GT 330M
CPUCore i7 (32nm, Arrandale)
DRAM4 GB
OSWin7 x86
投稿者T-SPRINGER
2012-10-08 23:26:54
◆ 購入のきっかけや価格
(購入してから2年経過してからのレポートとなります)
初めて購入したNECのLavie LL750/BDが動画など見ている最中に頻繁に熱で落ちるようになりました。
元々排熱が上手くなく、すぐにあっちっち状態になってしまうので冷却クーラー等の使用でごまかしていたのですが、もはやごまかしきれないと感じ、新PCの購入を決意しました。
購入した際に考慮した条件ですが、
・ノングレア液晶であること(前機がグレア液晶だったのですが非常に移り込みが気になったため)
・17インチ以上のディスプレイであること(大抵の液晶のアスペクト比が4:3⇒16:9になっていたので、15インチでは縦が狭いと感じたため)
・外部GPU搭載であること(ネトゲが設定落として動くレベルであれば可)
・WinXPがダウングレードで使用できること
の4つでした。
2ヶ月,3ヶ月くらい悩んだ挙句、ClevoのW870CUをベースとしたショップブランドのノートPCとDELLのVostro3700のノートPCの2つまで絞り込んだのですが、GTX285Mの性能に憧れつつも結局は上記4条件を全て満たしたVostro3700を送料込みで113,000円くらいで購入しました。

◆ 体感速度の変化
何しろ前機がCeleronMの1.30GHz(1コア)だったこともあり、見違えるほど速くなりました。
購入してから1年後にHDDをC300のSSDに換装した際にも速度向上を感じましたが、1.3GHzの1コアから2.4GHzの2コアのスペック変化のほうが感動は大きかったです。

◆ 液晶:輝度、視野角、発色の印象など
輝度、視野角ともノートPCとしては標準的と言えるレベルだと思います。ちょっと青白いかな、と思いましたが個人的には十分調整できる範囲です。
ノングレアのノートになったことで部屋の映り込みを気にせずに使用できるようになったので良かったです。

◆ キーボード:配列やキータッチ、タッチパッド
個人的にはタイプしやすく、静かなキーボードで良いと思います。タッチパッドの左クリックや右クリックの部分を押すと優しく沈み込んでくれるのもとても使いやすいです。

◆ サウンド:音楽CDの印象や音割れの有無など
ヘッドフォンか外部スピーカーは必須ですね。私はそこまでノートPCの音質には期待してはいませんでしたが、低音も高音も慣らずに音割れしてしまったので外部スピーカー無しでは耐えられませんでした。

◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
元々法人用のPCであるためか、落ち着いたデザインになっています。天板含め、筐体全体がマットな感じに作られているため指紋を気にすることなく扱える点は良かったです。

◆ 排熱:筐体の温度
最初は気にならなかったのですがゲームやベンチなど負荷をかけるとパームレストがあっちっちになってしまい、手を置いてタイピングするのが苦痛になってきます。
購入から2年経過した今では負荷をかけるとCPU温度が100度近くまで行ってPCが落ちてしまうようになったので、電源オプションをいじってCPUを1.8GHzまでダウンクロックして使用しています。ダウンクロック後はどんなに負荷をかけてもCPU温度が90度くらいで落ち着いてくれました。

◆ 静粛性:光学ドライブ、冷却ファンなどのノイズ
普段使いでは気にならないくらい静かです。ゲームやベンチなど負荷をかけるとファンが鳴りますが、騒音までうるさくならないので問題ないレベルだと思います。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
17.3インチなので軽さには期待してはいませんでしたが、2.7kgなので実際持ってみると意外と軽いですね。家の中で持ち運ぶ分には苦にはならないと思います。

◆ その他
排熱の欄にも記載しましたが、熱のせいでパームレストに手を置くのが苦痛になってしまったので、23インチのディスプレイ+無線キーボード/マウスをプラスし、
PCを縦置きにしたことで、省スペースデスクトップとして活躍してくれました。

◆ 総評
結論から言えば価格に対して満足のいくPCを購入できたと考えています。
ただ、前機のLavieもそうでしたがこのVostro3700も最後は熱で悩まされました。先日PSO2をこのPCでやろうとしましたが、簡易設定2の負荷に耐えられなかったのかダウンクロックした状態でも熱で落ちてしまいました。
買取に出そうとも思いましたが2万ちょっとで買い叩かれるぐらいなら、と思い、一度換装したC300のSSDを1TBのHDDに換装し、今度はNASとして活躍させることにしました。
今回レポートを投稿するにあたって3Dmark6を採り直しましたがまさかダウンクロックした状態でも6300まで出るとは思いませんでした。サブPCやサーバとしてまだまだ頑張れそうです。