MSI MSI U270-412JP

評価
GPURadeon HD 7340M
CPUE-Series
DRAM8 GB
OSWin7 x64
投稿者イン太郎
2012-10-16 16:40:50
◆ 購入のきっかけや価格
 急遽、仕事で使用するパソコンが必要になり、机上を圧迫しないサイズで、ある程度の処理能力のあるノートパソコンをと思い、このノートパソコンに以前から注目していたところ、某密林通販サイトにて価格が¥30,000を下回ったのを機にメモリ、SSDとともに購入しました。

◆ 体感速度の変化
 当初は、押入れで眠っていた工人舎のSX3を使用しようとメモリ、HDDの換装を行っていたのですが、ATOMと比べたら全てにおいてこちらの方が快適に動作します。
 ネット用に使用しているACER 3830Tと比較しても、仕事で使用する範囲に於いては遜色ありません。

◆ 液晶:輝度、視野角、発色の印象など
 購入後、電源を入れる前に非光沢フィルムを貼ってしまったので映り込みについての評価はハッキリとは言えませんが、フィルムのすき間(1~2mm程度)を見るとかなりキツそうです。
 価格相応であまり良くはありません。

◆ キーボード:配列やキータッチ、タッチパッド
 アイソレートタイプの日本語キーボードで向かって右側がやや窮屈にはなっていますが、主に使用するキーについては、十分な大きさとピッチが確保されており、配列についての不満は一切ありませんが、ストロークと強度が不足しており快適とまでは言えません。
 タッチパッドについては、ボタンがパッド部に埋め込まれているような形で境界が無く、高さの差もほとんど無いため、両手で操作するときは特に、ボタンをクリックした際に指がパッド部にふれ、カーソルが飛んでいってしまう事が多く、また、キー入力している時でも指がタッチパッドに触れてしまうのか不意にカーソルが飛んでいってしまうので、別にマウスを用意してタッチパッドは使用しないようにした方が良いようです。

◆ サウンド:音楽CDの印象や音割れの有無など
 想像より遥かに良い音が出ます。(同サイズのノートパソコンとしてはですが)

◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
 プラスティック感が全面に出ており安っぽく感じます。定価で購入にていたら、もっと何とか出来なかったのかと、腹を立てていたことでしょう。
 強度についても努力は認めますが全く足りていません。

◆ 排熱:筐体の温度
 比較的低温ですが、タッチパッド左のシールの貼ってある辺りが温かくなる為、手を置いてキーを打っていると汗がにじんで来ます。表面上ここだけ特に温かくなる為、かなり気になります。

◆ 静粛性:光学ドライブ、冷却ファンなどのノイズ
 光学ドライブは搭載しておらず、HDDも早々にSSDへ換装してしまったため、ほぼ無音からです。
 冷却ファンの音も全く気になりません。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
 バッテリーを3セルから6セルに変更された事もあってか、比較的重く感じますが、持ち運びに苦になるような重さではありません。
 付属のACアダプタは小型のもので良いのですが、アダプタに接続するプラグコードがなかなかのマッチョで閉口してしまいます。

◆ その他
 換装したSSDのベンチ結果(4K QD32)が振るわない訳が解りません。
 相性?設定?初期不良?
 購入時搭載されていた「WD3200BPVT」のベンチ結果は以下のとおりでした。
  Read[MB/s] Write[MB/s]
 Seq 70.75 75.50
 512K 27.11 40.32
 4K 0.322 1.002
 4K QD32 0.873 0.983

蛇足としてWIN版「銀河英雄伝説」のベンチ結果は「1874points」でした。

◆ 総評
 CPUの処理能力としては、Core DUO T2300 1.66GHz や Pentium4 3.OGHz と同程度あり、3Dゲームでもしない限り出荷状態のままでも日常の使用で不満は出ないと思います。


------------------------ 2012.11.8 追記 ------------------------

 SSDについて追記させていただきます。
 換装直後は、NCQ機能を使って最適化されているはずのランダム書き込み速度が何故遅いのか、不思議に思いつつも、それ以外はおおむね予想以上の速度が出ていたのでHDDと比べればましかと放置していました。
 暫く使ってみると、アプリケーションのインストールに異常に時間が掛かるようになったり、ディスクアクセスの際、結構な頻度で2~5分程度フリーズしたり、あげくにはWindows起ち上げの際、パスワード入力画面でフリーズして何も受け付けなくなってしまうという症状が出てくるようになってしまった為、SATAドライバをWindows標準のものに変更してみました。

以下、CrystalDiskMark 3.0.1c(デフォルト設定)を使用したベンチ結果です。

Windows 標準ドライバ使用(Intel SSD 330 SSDSC2CT240A3)

CrystalDiskMark 3.0
 ReadWrite
Seq.244.505203.410
512k234.328205.126
4k18.34929.328
4k3278.51658.209
型番Intel SSD 330 SSDSC2CT240A3


今のところ動作は安定しているようなので、また暫らく様子を見ようと思います。