デル Alienware M18x

GPU
Radeon HD 6970M x2
お久しぶりです。
大変遅くなってしまいましたが、1年以上前のM18xR1(HD 6970M)のレポートです。

◆ 購入のきっかけや価格
ClevoのX7200ではAIONの高級グラフィックが動作しないので、Radeon系がずっと気になっていました。
そこへXPS M1730が故障したことで、一気に購入意欲が高まりました。
日本には情報が乏しかったので海外のレビューを参考にしました。(Notebookcheck.netやHardwareHeaven.com等)

◆ 体感速度の変化
初期のビデオドライバはゲームで少々引っかかる所がありましたが、更新されてからはスムースになりました。
購入時は選択肢にmSATAが無くハイブリッドHDDにしました。速い時がある気がする普通のHDDといった程度です。
AIONは対人エリア以外なら高級グラフィックの最高設定でも40~60fps出ました。

◆ 液晶:輝度、視野角、発色の印象など
ハードウェアIDはSEC5448なのでSamsung製です。IDがStudio XPS16と同じなのが気になりましたが・・・。
輝度は高めですが黒浮きがあまりありません。ムラも目立つようなものは無く、ノートとしては優秀な方だと思います。
Notebookcheck.netのレビューではsRGBの色域は確保しているようですが、実際に見ても十分に綺麗です。
青っぽさを感じることもなく自然な発色です。DELLなので期待していませんでしたが、これは大当たりです。
下から見ると反転、上から見ると白っぽいのでWVフィルムは使っていないようです。

◆ キーボード:配列やキータッチ、タッチパッド
DELLなのに昨年のこの時期(6月~7月)はUSキーボードが選べず、個人的には大きなマイナス点でした。
USキーボードはeBayで購入しました。M17xR3と共通で9M46FかNSK-D8D01で検索するとヒットします。
DELLといえば分解しやすい印象でしたが、キーボードカバーを外すのが結構大変です。

キーは弱めに押してもたわむくらい剛性がありませんが、ストロークがある為か疲れにくく悪くないです。
左側のマクロキーだけは押し間違いやすかったですが、カーソルキーや他のキー配列はいいと思います。
アクション系ゲームを意識してかSキーに突起があります。
ゲームを意識している割には同時押しがイマイチで、特にアルファベットキーは同時2キーまででした。

タッチパッドは大きめでタイプ時に手のひらが干渉しやすいですが、感度設定で割と回避できました。
ボタンはどこでも押せて軟らかめなので操作性はいいです。タッチパッドはFn+F12でオンオフできます。

◆ サウンド:音楽CDの印象や音割れの有無など
スピーカーはKlipsch製です。音量は結構出せますが、本当に2.1chか?と疑うくらい低音が寂しいです。
MaxxBassは使わず、再生デバイスのプロパティから低音増幅を設定すればそこそこの音になりました。
ヘッドホン出力は可もなく不可もなく。Studio XPS16あたりの世代からノイズが減って良くなったと感じます。

◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
サンドブラスト処理されたアルミボディとなっています。
ブラックボディを選択しましたが、真っ黒ではなく若干明るめの色調の為か、遠目では樹脂っぽくも見えます。
もっと深みのある黒であれば金属らしさが出て良かったかもしれません。
パーム部分はラバーコーティングされていて落ち着いた雰囲気ですが、埃が付きやすいです。

アルミボディの為か天板も本体側もしっかりしています。特に天板はこのサイズでもあまり歪みません。
HDMI入力がありますが、本体ディスプレイへの出力のみでキャプチャは出来ません。
ExpressCardが右側且つ光学ドライブの上なので、モノによっては邪魔になりそうです。

◆ 排熱:筐体の温度
パーム部分が全く熱くなりません。ほんのり温まる、という温度すら感じません。
全く熱くならないのですが、夏の暑い時期はラバーの感触が暑苦しく感じました。
キーボードは温い~ちょっと熱い程度の温度になります。電源ボタン周りのパネルは結構熱くなります。
輪番停電があり冷房が使えなかった2011年の暑い夏(室温33℃↑)でもOC Level3で常用できました。
熱によるクロックダウンもなく、排熱は優秀だと思います。

◆ 静粛性:光学ドライブ、冷却ファンなどのノイズ
ファンがフル稼働すると轟音という程ではありませんが、それなりに大きい音量になります。
普段はOC設定でも静かですが、冬でもCPUファンは止まらないので無音にはなりません。
光学ドライブは静かな部類に入ると思いますが、電源ON時にちょっと大きめの音が出ます。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
本体だけでも5.5kg程。ACアダプタも大きく重いので、車での移動程度に留まるかと思います。
バッグはサンワのBAG-PR8を買いました。結構丈夫でACアダプタとマウスも問題なく入ります。
バッテリーは輝度半分、イルミや無線類オン、電源設定バランスでweb使用程度なら1時間半程度使えます。

◆イルミネーションについて
ボリュームボタン等のイルミは常時点灯のみで消灯不可です。
キーボードとスピーカーグリルは点滅や2色間のグラデーションができます。
XPS M1730では左右のスピーカー各々で設定できましたが、M18xでは左右連動しています。
タッチパッドのイルミはパッドのオンオフに連動のみで、単独のオンオフができません。ここは不満点。
天板のエイリアンは、ディスプレイのバックライトをそのまま使っているので設定できません。
(Alienware LTN184HT05 等で画像検索してみれば、この部分がどうなっているかが分かると思います)

◆ その他
ベンチマークはCPUのみOC(Level3)でGPUは定格です。FF14は通常の窓動作です。
CPUのオーバークロックは1コア時でLevel1:40倍,Level2:41倍,Level3:42倍の3段階設定できます。
ベースクロックも設定可能で10kHz単位で設定できます。今回のベンチマークでは99.8MHzの設定です。
自分では弄っていないのでデフォルト値です。100MHzも設定できます。設定範囲は99.54~110.02MHzです。
メモリーはAuto,1333,1600,1867,2133MHz、Auto,1.5,1.55,1.6,1.65Vで設定可能です。

内容は普通ですが、紙質が良くカラー印刷の豪華ハードカバー付のマニュアルが付属します。
Studio XPS16では紙質も悪く、内容も最小限のものしかないマニュアルだったので驚きました。
あとマウスパッドとエイリアンのステッカー、何故か帽子まで付いてきます。
マウスパッドは30cm×24cm程とかなりの大きさです。

50%充電等のバッテリーに関するユーティリティはありませんでした。
これがあるとバッテリーの寿命が段違いなので、是非とも欲しい機能です。

注文時にRAID0にしたにもかかわらず、RAIDになっていませんでした。
これに気づくのに3ヶ月近く経っていたので、面倒で設定し直していません。鈍感ですみません。
注文後に一方的にキャンセルされ、その後gdgdして再注文まで1週間かかりました。
同時期にXPS M1730の修理もして実感しましたが、以前にも増してサポートは骨が折れるようになりました。

右側(外側)のGPUファンが動かないことが稀にあります。ちょっとした衝撃等で復活しますが、今までに3回止まりました。
1回目の時に故障と思ってサポートへメールしましたが、この時の対応はやけに丁寧でした。極端だなぁ・・・

◆ 総評
液晶の発色と排熱性が良く、正に小型デスクトップといった感じで良く出来たノートだと思います。
それだけにキーボードの同時押しは残念なところです。正直なところ、これで宇宙最強はねーよって思いました(苦笑)
日本のDELLとしてはサポートの対応が不安、円高の割に高い値段設定が残念なところです。