Lenovo IdeaPad U310

GPU
Intel HDG 4000
◆ 購入のきっかけと価格
直前の Windows 機は AMD Athlon Neo X2 搭載の ThinkPad Edge 11 だったので、Windows 7 プリインストールの製品がなくならないうちに、性能の高いものに買い換えたかったため。
終売間近ということもあり、某ネットショップにて \42,800 で購入しました。さらに、Lenovo の \5,000 キャッシュバックキャンペーンの対象となっています。

◆ 体感速度の変化
第三世代 Core シリーズ「Ivy Bridge」のシリーズである「Intel Core i5-3317M」(1.70 GHz、Turbo Boost 2.60 GHz) を搭載しています。AMD の旧型超低電圧プロセッサを搭載する Edge 11 から比較すると、安く見積もっても 2 倍の性能比はかたく、ほぼすべての場面で高速化を体感できます。特に、画像解析のプログラムを実行したときに強く恩恵を受けられました。

◆ 液晶:輝度、視野角、発色の印象など
光沢つき 13.3 インチワイド液晶で、最大解像度は 1,366 x 768 ドット。特に明るさのむらや画素抜けはなく良好です。一方、もともとドット密度が小さいせいか、この Ideapad の液晶は縦方向の縞模様がかなり気になります。

◆ キーボード:配列やキータッチ、タッチパッド
キーボードそのものは最近流行のセパレートなスタイルを踏襲しています。基礎のパネルがかなり弱く、中央周辺のキーをタイプするとやや大きくたわむのが残念なところです。キーストロークは浅いです。
方向キーの配列にやや難があります。すべての方向キーが内側に納められており、本来 [右 Shift] がある場所に [↑] が来ているため、[,] [.] [/] [_] [右 Shift] が小さく他列との位置関係にも無理が出ています。また、最も右側には [Home] [End] [Page Up] [Page Down] が配置されている点に関しても、他のキーボードや PC との使い分けを難しく感じるかもしれません。
各種ホットキーと F キーの表裏 (そのまま押すか、[Fn] と組み合わせるか) は BIOS から設定可能です。
タッチパッドは大き目で、2 本指スクロールに対応しています。

◆ サウンド:音楽CDの印象や音割れの有無など
スピーカーの開口部は底面に存在し、それなりに大きい音が出せます。音質は悪くありません。
音割れは筐体に振動が伝わらない程度の現実的な音量ではほとんど発生せず、本体動作時のノイズも特に入りません。一昔前はかなりひどいものもありましたが、最近は大体全部まともなので特に取り立てて言及する必要もないのかもしれませんが。

◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
天板外側の質感は、金属質なつや消し加工で印象は良いです。指で触れた跡は目立ちやすくなっています。しかし、プラスチック製の液晶ベゼルは光の反射で歪みがわかるチープな作りで、ネットブックを思わせてしまいます。ボトムケースは鼓形の側面で、薄さの割りに強度は十分です。
電源端子を除きコネクタ類はできるだけ手前の位置にもうけてあるので、特に取り回しが楽です。

◆ 排熱:筐体の温度
底面、パームレストともにわずかに熱を持つくらいで、ほとんど問題にならない程度だったのが意外です。筐体左側面から排気がきちんとされているのがわかります。文句なしです。

◆ 静粛性:光学ドライブ、冷却ファンなどのノイズ
以前使用していたネットブックや Edge 11 (AMD) とは違い、熱設計には余裕があるようでファンノイズや振動も発熱同様あまり気になりません。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
重量 1.68 kg は ULV モバイルノートの中ではやや重い部類ですが、薄さに特化したウルトラブックの特徴として、かばんに入れて持ち運ぶ時の利便性は高いです。
AC アダプタ (40 W) は小型で、電源端子側のケーブルが細いため取り回しが楽なのも嬉しいところです。
バッテリは 3 セルであまり駆動時間は期待できません。取替えもできない点も含めて、価格相応かと思います。

◆ その他
- 外部ディスプレイ端子が HDMI のみとなっているのが特徴で、大部分のプロジェクターなどではアナログ VGA への変換が必要となります。
- メモリは 4 GB 固定で、増設するためには保証を失効させなくてはならないようです。
- 32 GB の mSATA 接続 SSD「Samsung MZMPC032HBCD」が別途搭載され、Intel Smart Response Technology に使用できます。
- Geekbench 2.2 の結果は 4,839 でした。

◆ 総評
さて、安さにつられて購入した Ideapad U310 ですが、超低電圧版 Core i5 搭載のウルトラブックとして、細かな気になる箇所こそあれど大きな欠点も見当たらない、バランスの取れた機種のひとつだと思います。
高級モバイルノート PC のように高解像度ディスプレイや長時間駆動のバッテリ、専用 GPU のような贅沢な仕様はもたず、物足りなく感じる人もいるでしょうが、4 万円台前半という発売当時の半額近くとなった現在、コストパフォーマンスにおいては特筆すべき評価が付けられるのではないでしょうか。基本性能は十分あるので、陳腐化する時期も遅く、製品の寿命いっぱいまで長く使用できそうです。