NEC LuvBook M LM750/JS

GPU
Intel HDG 4000
◆  購入のきっかけや価格
 生活の変化に伴い、メインマシンをモバイルする必要が生じたため。
 以前レポートを送らせていただいていた LaVie(LC958/SG01、以降区別のため”旧LaVie”とします)を持ち運んでいましたが、大きい・重い・バッテリー持たない上にACアダプタが専用品 という三重苦をどうにかしたいと思い、モバイルできる大きさで高性能・高機能な機種を物色していました。
 Windows8 搭載マシンの中に良さげなスペックを持った本機を発見し、値下がりを待っていたところ、2012年末に関東出張した際に某大手家電量販店で激安販売されていたのを発見し、即購入となりました。当時の某価格比較サイトの最安値より(ポイントを勘案しなくても)1割以上安く購入できました。

 なお、Windows8 を使う気は全くなく、最初から Windows7 へのバージョンダウンが前提でした(笑)

◆ 体感速度の変化
 超低電圧版とはいえ最新アーキテクチャ、かつ起動ドライブをSSD(後述)にしているため、旧LaVie よりも全般的に高速です。普段使う上では何の不満も感じません。
 ベンチマークテスト上でも、FF11ベンチ以外は 旧LaVie と同等もしくはそれを超える値が出ています。

◆ 液晶:輝度、視野角、発色の印象など
 解像度が 1600x900 と競合他社よりも高精細な IPS液晶 です。特に視野角が広く、見えすぎて困ることもあるぐらいです。輝度と発色にも不満はありません。総じて、液晶そのものの表示品質には全く不満を感じません。
 一方、液晶の縁までパネルで覆われている、いわゆるフルフラット液晶ということもあり、外光の液晶への映り込みが激しいです。対処のため、反射防止シートを貼り付けて使っています。

◆ キーボード:配列やキータッチ、タッチパッド
 メイン機では初のアイソレーションキーボードですが、キーストロークもそれなりに確保されており、割合普通に使えます。また、キーのたわみも皆無ではありませんが少なく、打鍵の感覚は良好です。
 本機は13.3インチ液晶でありながらテンキーを装備しています。ホームポジションが左に寄ったりキーピッチがやや狭まったりと難点もありますが、一方で Home/End/PgUp/PgDn 独立キーボードとしても使える利点もあり、評価は難しいところです。

◆ サウンド:音楽CDの印象や音割れの有無など
 スピーカーは一応ステレオですが、低音の迫力がない典型的なノートスピーカーです。これは旧LaVieに明らかに劣ります。

◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
 そこらじゅう光沢処理されています(笑)色は赤を選択しましたが、割合渋めの赤で男性が持ってもあまり違和感はないと思います。
 同一筐体と思わしき法人向けモデル(VersaPro タイプVH)では天板の耐荷重試験や落下試験も行っているとのことですので、モバイルに必要な最低限の強度は確保されているのではないかと思います。
 コネクタは13.3インチモデルとしては標準的な数(USB3x2、USB2x1、HDMI等)が、左右に分散されています。光学ドライブ搭載ということもありスペース的な制約が厳しい割には、よくまとめてあると思います。また、SDカードスロットが前面に用意されているのは、非常に使いやすいです。

◆ 排熱:筐体の温度
 ベンチマークを回すなどして高負荷になると、向かって左側が熱くなります。普通に使っている分にはCPUの消費電力が少ないこともあり、気になる温度ではありません。

◆ 静粛性:光学ドライブ、冷却ファンなどのノイズ
 高負荷になるとファンが高音を発しながら回りますが、普通に使っている分には気にならない程度です。光学ドライブのノイズもごく一般的です。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
 2kg近くあるため、常日頃持ち歩くには重いと思います。大きさも含め、あくまで「持ち歩けなくもない」レベルです。
 一方、バッテリーはかなりの時間持ちます。出張帰りに東京から最寄り駅(新大阪までは無線LAN使用)まで使い続けましたが、80%で使用を開始して45%で最寄り駅に到着しましたので、満タンにすれば往復も十分可能と思われます。

 なお、モバイルを選ぶときの評価尺度である「新幹線N700系のテーブルに飲み物と一緒に載るか」ですが、本機では飲み物の置き場をつぶしてしまいます。それでもテーブルから横にはみ出すことはないので、最低限のモバイル性は確保できていると思います。……視野角の広すぎる液晶のおかげで隣の視線が気になりますが(苦笑)

◆ その他
 本機はメーカー直販モデルでキャッシュ用SSDを搭載しているモデルが存在したため、どこかに mSATAコネクタ があるのではないかと購入後すぐに確認したところ、キーボード下に存在を確認しました。秋葉原ですぐに256GBのmSATA接続SSDを購入し、そこに Windows7 をインストールして使っています。CrystalDiskMark の結果にもある通り、このコネクタにおいてもSATA3(6Gbps)の速度が出ているようです。

 また、本機も 旧LaVie 同様リカバリディスクは融通が利かない(まとめてインストール)仕様ですが、HDDに格納されているドライバおよびアプリケーション、および各ハードウェアベンダのドライバを利用すると、Windows7 へバージョンダウンしてもすべてのハードウェア、および8割方のアプリケーションが利用可能となりました。

◆ 総評
 元々 Windows7 で使うことを前提に購入したのですが、ほぼもくろみ通りにバージョンダウンが行え、快適に利用できています。
 メインとモバイル、いずれにおいても中途半端なサイズかもしれませんが、「持ち運べるメイン機」としては非常にまとまりがよい機種ではないかと思います。