ヒューレットパッカード LuvBook TM2

GPU
Intel GS45
◆ 購入のきっかけや価格
TouchSmart tx2を持ち歩いて楽しく愛用していたのですが、とにかくバッテリーがもたない且つ爆熱で、デザインにはベタ惚れだったものの、やはり不便さは感じておりました。
そんな中、以前から気になっていた日本では発売されていないTouchSmart TM2をヤフオクで発見。ジャンク扱いで打ち傷が多いのですが、ちゃんと起動しOSも入っているので、購入しました。
届いたものはかなり外観にダメージがあり、特にディスプレイは力を入れたら歪んだアルミの天板が、ディスプレイから剥がれそうな有様。
とりあえず歪みを応急処置としてペンチでなるべく元の形に近くなるよう、グイグイと曲げて液晶の浮きが少なくなるようにして使っています。
また、メモリを増設しようとして、空いているスロットにメモリを入れると起動しないので、メモリのスロットが片方壊れていることが判明。
片方のスロットに4GBのメモリを入れて使っています。

◆ 体感速度の変化
初めて使う、低電圧版のCore2Duoです。P8800やT9600に比べてかなり遅いのかと思っていたのですが、通常のテキスト入力やネット閲覧などは特に問題なし。
ただ、重めの作業を同時にやるとさすがにモタツキはでます。
もとから付いていたHDDが7200rpmのものなのですが、数値以上に起動が早く、それが意外と良いので、SSDに慣れた身でもとりあえずこのまま使うつもりです。

◆ 液晶:輝度、視野角、発色の印象など
同じタッチパネルでありながらTX2のような変なギラつきがなく、一般的なグレア液晶に近いもの。
発色も良く、視野角も狭いながらもTX2よりはタブレット状にしたりディスプレイを回転しても使いやすそうです。
タッチの感度もよく、ディスプレイと画面フチに段差がないので、タッチ面のフチに段差ができてしまうTX2よりWindows8をインストールして使うのに向いているかもしれません。
また、回転するディスプレイが、TX2では時計回りだけだったのが、時計回り、反時計回りとどちらでも回るようになり、使い易くはなったのですが…
反面、戻す時にどっちに回して反転させたかわからなくなってしまうこともあります。

◆ キーボード:配列やキータッチ、タッチパッド
キーボードはアイソレーションタイプの英語キーボード。
アイソレーションが入力しにくいという先入観があったのですが、MINI NOTE 5103と同じく、大変入力しやすいものでした。固く、ストロークは浅いです。
今まで日本語キーボードしか使ったことがないので「カナ」キーがないので、カナ⇔英語を、マウスカーソルを使って言語バーで切り替えるていたのですが、たまらなく鬱陶しく
「こりゃ、入力には使い物にならないかも…」
とガッカリしていたのですが、「alt+`」キーで切り替えられることがわかりました。
そうして、しばらく入力作業をしているうちに、だんだん余計なキーがない英語キーボードが思いのほか使い易いことがわかってきました。
まだちょっと戸惑うのは、「enter」キーの形が違って、やや小さいので間違って「shift」キーを押してしまうことと、結構多用している「無変換」キーを押そうとして「alt」キーを押してしまうこと、一発で英語に切り替えようとして、「`」を入力してしまうこと…
ですが、慣れたら日本語キーボードよか使いやすいかもしれません。
それに英語キーボードって、見た目がクールです。

タッチパッドはタッチパッド部とクリックボタンの境目がないのでクリックボタンは使いにくいです。しかし、タッチパッドが広く、タッチパッドでのマルチタッチが使い易く、マウスを使用しなくてもいいかもしれません。

◆ サウンド:音楽CDの印象や音割れの有無など
スピーカーは「ALTEC LANSING」でノートとしてはステレオ感もあり、いい感じです。低音は出ないものの、音楽をBGMとしてかけるには不足のないものです。

◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
好き嫌いはあるでしょうが、天板、パームレストがアルミで、そこに「ZENデザイン」が線彫りで彫りこまれていて、質感が大変いいです。ボトムケースはプラスチックですが、メモリ、HDDの蓋は金属でこれも満足感のあるものです。
剛性も高く安心して持ち歩けそうです。

◆ 排熱:筐体の温度
殆ど熱くならないです。あまりブン回してはいないのですが、CPUを70%くらいで使い続けていても、CPU温度は30℃ちょっと。筐体内部が熱くならないからか、HDDも30℃台で、安心です。

◆ 静粛性:光学ドライブ、冷却ファンなどのノイズ
本体がほとんど熱くならないため、たまにファンが回っているのを確認してしまうほど静かです。

◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
重さは、バッテリー込み実測で2.05kgでした。筐体を見るとあまり軽くしようという工夫をしているようには思えず、ドライブ無しでこの重さでは、わざわざこれを持ち歩こうとは思わないかもしれません。
中古なのでバッテリーの本来のもちはわかりませんが、輝度70%ほどでウェブ巡回し続けで四時間半ほどもつので、バッテリーだけでヒト仕事できそうです。

◆ その他
筐体が大変美しいだけに、大きい傷が気になるところです…また、使用に問題ないとはいえ、ディスプレイパネル端の欠けも気になります。
手に入れてすぐに、海外オークションにて中古外装に入札してしまいました。ディスプレイまでは購入を考えていないものの、
ジャンク扱いで安く買ったとはいえ、海外からの部品の送料などを考えると、決して安い買い物とは言えず、
結局は「安物買いの銭失い」なのかもしれません…
しかし、全体を眺めてだいたいの分解手順を想像すると案外簡単に分解、組み立てできそうなので、なんやかやと弄りまわして楽しめそうです。
Windows7 Home Premium なので、そのままでは日本語入力できないので某ソフトを使って日本語化して使っています。

◆ 総評
TX2での「うるさい、熱い」が見事に解決されています。
このPCで、後継機はi3、i5になっているようです。CPUが良くなって、グラフィックが向上すれば、TX2の目指していた「マルチメディアPC」の完成形になるのかもしれません。
しかし、いかんせん、ドライブがない…
気軽にDVD鑑賞にも使えたら楽しいのでしょうが…

ドライブ無しでいいのなら、もっと軽くスペックも高いウルトラブックがあるので、今更、これを購入してもあまり意味がないかもしれません。
見た目を楽しむ「ビジュアル系PC」です…