東芝 LuvBook VT484/26K

評価
GPUIntel HD Graphics (266-566Mhz)
CPU
DRAM2 GB
OSWin8 x86
投稿者魚弱
2013-11-25 00:47:01
◆ 購入のきっかけや価格
初代ギャラクシーtab、Nexus7(2012)と使い継いで来ました、
仕事では会議資料閲覧、客先でのデータ提示用機、兼、
通勤のお供として、電車内で片手持ちして自炊漫画類の閲覧機
の代替として購入。

本来IconiaW4-820を待っていたのですが、諦めていた突然の国内発表、
即発売のスピード感に巻き込まれ、自身久々の東芝機になりました。

Windows機の比較としては、以前使用していたモバイルノート Aspire 1410
Celeron SU2300(1.20GHz)+SSD換装(以下AS1410)との比較も合わせて
レビューします。


◆ 体感速度の変化
Android機からの乗り換えで比較が難しいですが、タップでデータを
開いていく動きだけを比べた場合、全体的なレスポンスはNexus7と同等、
データが重くなればなるほど優位になっていく感じです。
(大型excel、パワポ、PDF等

Win機としてはかつてのatom機にありがちだった引っかかり感は無く、
Windowsの動作感はAS1410+SSDと同等か上回るレスポンスです。
手持ちのITXマザーのAtom D2700、E-350機と比べても数段上回ります。

旧Atom機では諦めが入っていたAdobeCCも、流石に重いですが頑張って
動かそうと思う程度には使えます。


◆ 液晶:輝度、視野角、発色の印象など
視野角は広く、色の変化もほとんどなく違和感なく使えます。
仕事柄デジタル制作物を見たり見せたりしますが、多少のエクスキューズで
使えそうな感じです。

画面全体、均等に不思議な格子模様(10px程度)がうっすら見えますが、
これは個体差なのか、不具合なのか、ちょっと気になります。


◆ キーボード:配列やキータッチ、タッチパッド
windows8のタッチキーボードは2種類ある?winの使い方の問題
なので割愛します。
BTキーボードプレゼントキャンペーンもありますので追って
お送りできればと思います。

現在、デスクトップモードでは、タッチスクリーン+BTマウスで運用
しており、なかなか新鮮な使用感です。


◆ サウンド:音楽CDの印象や音割れの有無など
スピーカーは格安ネットブック級です。
縦持ちで下にステレオスピーカーが来る構造なので、動画を見る横だと
左右どちらかに寄ってしまうのは仕方ないところかもしれません。


◆ 筐体:質感や強度、コネクタ配置
ちょっとプラスチッキーで可もなく不可もなく。


◆ 排熱:筐体の温度
ソフトカバーを付けているので本体はほんのり暖かい程度です。
ソフトカバーはiPad mini&汎用7インチタブ用と書かれた物を試しに装着した
所、長辺がキツキツになりましたがなんとかハマりました。


◆ 静粛性:光学ドライブ、冷却ファンなどのノイズ
ファンレスなので無音です。


◆ モバイル:軽さ、ACアダプタやバッテリーなど
初期設定のままスリープ放置で8時間で7%消耗してました。
通常使用の消耗はまだ試せてません。

Nexus7より一回り大きく、片手持ちで親指タップでページめくり
できるギリギリのサイズです、


◆ その他
内蔵メモリの空き容量は30G程度、リカバリに6G程度取っていたようですが、
回復ディスク作成後、そのままリカバリ領域解放するかの選択肢から解放すると
Cドライブの容量が増えます。(マイコンピューター上で総容量57.5GBに

回復ディスク作成はUSBメモリを使用します。
マニュアルではセルフパワーのUSBハブにUSBメモリを刺して接続してくれと
ありましたが、(USB充電なのでリカバリ中バッテリー消耗を抑える為との事)
MicroUSBから変換アダプタで直接続して作成できました。


◆ その他の使い道
アクションカメラのGoPro3を使っており、SDXCに録画された
1920*1080 60fps 30Mbpsの動画を撮影した現地でプレビューする機材に
なればいいかもな~と思っていました。

Nexus7の場合、まずSDHC止まりの上に、外付けUSBカードリーダー経由の再生では
転送レートが足らずコマ送りで、内蔵メモリにコピーすれば再生できるの
ですが、G単位のファイルが山盛りになるので実用的ではありませんでした。
(バイク、徒歩なのでノートパソコンは嵩張る為不可

VT484ではSDXCを取り扱え、カードから直接サクサク再生出来ました。
デジカメでもSDXCに対応し、フルHD録画撮影できる機種も増えて来ていますので、
今までのタブレットとは違い、現地プレビュー機としてのみではなく、
「モバイル母艦」的な新しいポジションの機器になるのかもしれません。
(競合のDELL Venue8はSDXCに対応していない点で落選してます

このジャンルの機器について回る「艦これ」ですが、参戦していないので
わかりません…
しかし世間的に「重い」といわれるFLASHでも通常のPC程度に動いてました
ので、動作は期待できるのではないでしょうか。


◆ 総評
ストアアプリがまだまだ貧弱なため、メトロUIモードでフルタブレット使用のみで
通すのは難しいと思います。
デスクトップモードと50:50位、場合によりデスクトップモードがメインになるかも
しれません。
デスクトップPCではいろいろとお節介、使いにくいと感じる(イライラする)
Windows8の操作系ですが、タッチスクリーンのみでデスクトップモードを
しっかりオペレーションできるUIの仕掛けは、流石にWin7までと一線を画してます。

その他の項目にも書きましたが、
閲覧に特化するならもっと軽くて安い機種で十分ですので、
「データ閲覧に特化した軽量タッチ機」と「データを作成、整理する大きいPC」
の微妙に統合されたポジションを持つ新しいジャンルの機器だと思います。